寒天は牛乳寒天やフルーツ寒天など、冷たいスイーツを作るのに欠かせないものですが、フルーツ寒天を作っても固まらないことがあります。
レシピ通り作ったけれど固まらない原因は、フルーツ寒天に入れた果物の種類が原因かもしれません。そこで今回は、
- 寒天が固まらない原因5つ
- 寒天が固まらないフルーツは?
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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寒天が固まらない原因は?
寒天は『水と混ぜて→加熱→冷やし』という工程で固めることができるものですが、失敗すると固まらないことがあります。その原因には、このようなものがあります。
- 寒天の量が少ない
- しっかり溶けていない
- 沸騰する前に加熱をやめた
- 冷たいジュース・牛乳を混ぜた
- 固まりにくいフルーツを使っている
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寒天の量が少ない
1つ目は『寒天の量が少ない』こと考えられます。寒天の分量が足りなければ、固まりません。丁度良い分量は、液体500〜600ccに対して粉寒天が4gほどです。
牛乳寒天やフルーツ寒天など、作るものによって多少異なるのでレシピを確認してみましょう。
しっかり溶けていない
2つ目は『寒天の量がしっかり溶けていない』ことによるものです。粉状なので糸寒天や某寒天と比べて溶けやすいですが、よく混ぜ適度な温度でないと完全に溶けません。
沸騰する前に加熱をやめた
3つ目は『沸騰する前に加熱をやめた』ことによるものです。沸騰前に火を止めると、粉寒天が完全に溶けず粒が残ってしまいます。
寒天がしっかり溶けていないと固まらないだけではなく、ザラザラとした食感になるので仕上がりに大きく響きます。
冷たいジュース・牛乳を混ぜた
4つ目は『冷たい牛乳やジュースを加えた』ことによるものです。粉寒天は温かい液体でないとしっかり溶けないため、後から冷たい牛乳やジュースを混ぜてしまうと全体の温度が下がって寒天が溶けにくくなります。
- 沸騰しても2〜3分は加熱し続ける
- 冷たい牛乳やジュースは後から加えない
- 寒天の分量を守る
固まりにくいフルーツを使った
5つ目は『固まりにくいフルーツを使った』ことによるものです。フルーツ寒天といっても、実は寒天にするのに適している果物とそうでない果物が存在します。これらの果物を使うと寒天が固まらなくなってしまいます。
- レモン
- グレープフルーツ
- パイナップル
- キウイ
- オレンジ
このように酸っぱい果物を使うと寒天は固まりにクク、冷やしてもゆるいままになることが多いです。柑橘類は特に酸味が強いので、フルーツ寒天作りは果物選びに注意しましょう。また、生のフルーツに限らずジュースを使っても固まりにくくなります。
酸っぱい果物で寒天を作る方法
酸味のある果物だと寒天は固まりにく性質を持っていますが、作り方を工夫すれば柑橘類など酸っぱい果物でもフルーツ寒天を作ることができます。
その方法の1つは、酸っぱい果物の果汁と寒天を一緒に煮て溶かさないことです。酸っぱい果汁で寒天を溶かすのではなく、 あらかじめお湯で溶かした寒天を後から果汁と合わせることで固まりやすくする ことができます。
もう1つの方法は、寒天の量を1.5倍〜2倍に増やすことです。通常量よりも若干量を増やすことで、酸っぱい果物を使っても固まりやすくなります。
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寒天は体に悪い?成分・効果
寒天は海藻を原料としているため、食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は水を吸うことで膨らむ性質があるため、寒天を食べると便秘解消効果を期待することができます。
また、満腹感を得やすいのでダイエットにもおすすめです。食物繊維は血糖値の上昇を抑える作用もあるため、太りにくくなります。
『寒天ダイエット』という言葉もあり、低カロリーでお腹にたまる寒天レシピも人気です。
- 血糖値の上昇を抑える
- 便秘解消・整腸作用
- ダイエット効果
- コレステロール吸収を抑える
寒天の賞味期限はどのくらい?
粉寒天は乾き物なので、基本的に長期保存が可能な食品です。主にお菓子作りに用いることが多いですが、すぐに使いきれない方が多いのではないかと思います。
中にはパッケージに賞味期限期限が書いていないものもありますが、粉寒天の日持ち日数の目安は開封後・未開封それぞれ下記の日数となっています。
- 未開封…約2年
- 開封後…約3ヶ月
- 水に戻したもの…2〜3日
粉寒天は傷みにくい食材なので、未開封であれば2年は日持ちします。開封後の日持ちがそれよりも短いのは、一度封を開けると湿気などにより傷みやすくなるためです。
未開封でも開封後でも常温保存でOKですが、水で戻した寒天は冷蔵庫保存が必須です。2〜3日ほど日持ちします。
詳しくはこの記事をチェック!
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まとめ
この記事をまとめると
- 寒天は酸っぱい果物を使うと固まりにくい性質を持っています
- 固まりにくい果物にはレモン・オレンジ・グレープフルーツ・キウイ・パイナップルなどがある
- 酸っぱい果物でも固まらせる方法①果汁と寒天を一緒に煮て溶かさない
- ②寒天の量を1.5〜2倍に増やして作る
フルーツ寒天は暑い時期にぴったりのデザートですが、さっぱりした果物を使うと固まりにくい性質があります。作り方を工夫したり、別のフルーツで代用するなどして美味しく上手に作ってみましょう♩
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