お茶といえば日本人であれば誰でも飲むことができるもので、昔から水分補給の時にお茶を活用してきた人が多いのではないでしょうか。そんなお茶ですが最近ではペットボトルや缶、紙パックなどでも販売されていますよね。
ではそれぞれ賞味期限はどれくらいあるのかについて見ていきましょう。
今回の記事では、
- お茶ってどんな飲み物?
- 保存容器別の賞味期限
- ペットボトルのお茶の飲み方に注意?
- 食中毒になる?
- 茶葉は腐るの?
これらについて解説していきたいと思います。
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目次
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お茶とは?
お茶は、チャノキの葉や茎を加工して作られた飲み物です。チャノキ以外の植物の部位、花や果物を加工して作ったものも「茶」や「◯◯茶」と言うこともあります。チャノキは、主に熱帯及び亜熱帯気候で生育する常緑樹で、原産はインド、ベトナム、中国西南部と言われていますが詳細はわかっていません。
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販売されているお茶の賞味期限はどれくらい?
お茶は茶葉の状態で販売されているものだったり、抽出されている状態で販売されているものがありますよね。
基本的にどちらも製造日から賞味期限が設定されています。では保存容器ごとにどれくらいの賞味期限を持っているのかについて以下にまとめてみたのでご確認ください。
- ペットボトルのお茶:未開封で1ヶ月の賞味期限
- 缶のお茶:未開封で1~1.5ヶ月の賞味期限
- 紙パックのお茶:未開封で1~2週間の賞味期限
- 茶葉の状態のお茶:未開封で6ヶ月の賞味期限
いかがでしょうか?このように保存容器によって全く賞味期限が異なります。抽出されたお茶の中では缶に入っているお茶が一番長持ちします。その次にペットボトル、そして紙パックのお茶というのは比較的早く賞味期限が来ますので飲まなければなりません。
もし家に常備したいのであればペットボトルか缶のお茶がおすすめです。常に家に置いておきたいのであれば茶場の状態で乾燥させて置いておくのが一番です。
開封後はすぐに飲み切らなければならない!
このようにお茶は比較的長めに賞味期限が設定されている飲み物ではありますが、実はペットボトルのお茶も缶のお茶も、紙パックのお茶も開封したらできるだけ早く飲み切らなければなりません。開封後はかならず「1~2日」以内に飲み切るようにしましょう。
また夏場のペットボトルや缶のお茶というのはとても危険な飲み物に変わる可能性が高いとされています。ペットボトルや缶のお茶というのは実際に口をつけて飲みますよね。
そうなると口の中の細菌がペットボトルや缶の中に入ってしまいそこで増殖をしてしまう可能性があります。
特に日本の夏というのはとても細菌が繁殖しやすい温度になりがちですので、ペットボトルを朝に飲んでお昼の時にはもうすでに腐っていたというケースも少なくないのです。
ですのでペットボトルや缶のお茶は封を開けて一口飲んだら必ず冷蔵庫に入れておくようにしましょう。もし冷蔵庫がないのであればクーラーボックスに入れておくか、あまりお勧めしませんが2~3時間で飲み切ってしまった方が良いでしょう。
ペットボトル飲料の食中毒事件は多い
なぜこのように注意喚起をするかと言うと、飲みかけのペットボトルの飲料を飲んでしまったことによる食中毒の事件というのはとても数が多いからです。
毎年ニュースになるほどペットボトル飲料による食中毒事件というものはありますので、必ずペットボトルに入れたお茶は開封したら早めに飲み切るようにしてください。
食中毒症状というのは下痢や腹痛だけでなく吐き気、発熱などの症状が出る場合がありますので、もし2~3日このような症状に悩んでいる場合は医療機関に相談することをお勧めします。
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茶葉の状態って腐るの?
お茶の葉と言うと乾燥しているイメージがありますが、実は水分量がある程度含まれており保存状態が悪いとどんどん劣化していきます。お茶の葉の水分量は3%程度と言われており、お菓子のおかきと同じレベルらしいです。
とても腐りにくい
お茶の葉の水分量は3%という説明を行いましたが、基本的にはお茶の葉は腐ることはありません。ただし腐らない代わりに空気に触れすぎることで「酸化」という状態変化を起こすと言われています。
酸化するとどうなるの?
お茶の葉が酸化すると以下のような状態になります。
- どんなお茶の葉でも茶色~黒っぽくなる
- 臭いが明らかに変化する
- 苦味が濃くなる
- 抽出した時の濁りが強くなる
お茶の葉の匂いの変化と言うと、日光に当たった洗濯物のような臭いがします。畳の匂いと言いますか、焦げ臭いというか、なんとも形容し難いのですが、普通のお茶とは匂いが全く異なりますのですぐに気づくはずです。
腐らないのは茶カテキンのおかげ
お茶の葉が腐らないのはカテキンというお茶にたくさん含まれている成分に抗菌作用が含まれていると言われています。カテキンはポリフェノールを多く含み高い抗酸化作用を持ち、体内に取り入れることで老化を抑制したり癌の抑制など様々な健康効果が期待されています。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- ペットボトルのお茶は未開封で1ヶ月程度保存できる
- 缶のお茶は未開封で1.5ヶ月程度保存することができる
- 紙パックのお茶は未開封で1~2週間保存することができる
- 開封後は全て1~2日で飲みきること
- 特に飲みかけのペットボトルでお茶を飲んでしまうと食中毒を引き起こす可能性もある
- お茶の葉は腐らないが酸化してしまうため早めに飲もう!
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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