観音塚古墳（群馬）を解説！アクセス・周辺おすすめランチまとめ

群馬県高崎市八町、古くから交通の要所として知られ、高崎大観音が有名なこの町に『観音塚古墳（群馬）』はあります。

「群馬の石舞台」とも呼ばれている古墳で、群馬県内で最後に作られた古墳とも言われています。

今回はそんな『観音塚古墳』を一緒に見ていきましょう！

スポンサードリンク

観音塚古墳（群馬）とは

『観音塚古墳』は先述したように「群馬の石舞台」とも呼ばれています。

理由は『観音塚古墳』にある石室や利用されている石材が、奈良にある蘇我馬子のお墓とも言われてる『石舞台古墳』と同規模のものだからです。

『観音塚古墳』の形状は前方後円墳で、前方部の幅や高さが後円部より高いことが特徴です。

墳丘は前段が4段構成、後円部は3段構成であることが判明しています。付随して堀があったことも確認されています。

『観音塚古墳』の大きさは全長105メートル、後円部径70メートル・高さ12メートル、前方部幅105メートル・高さ14メートルを誇っています。

さらに『観音塚古墳』の特徴として、石室が挙げられます。

横穴式石室で全長約15.3メートル、玄室部長さ約7.2メートル・最大幅約3.5メートル・高さ約2.8メートル、羨道部長さ約8.2メートル・幅約1.4～2メートル・高さ約1.8～2.3メートルの大きさを誇り、東日本にある石室としては屈指の大きさです。

さらに、数字にも拘っていたと考えられており、『観音塚古墳』の墳丘と石室は高麗尺を用いて築造されたと考えられており、墳丘・石室の規模はどちらも”35”の倍数となっています。

石室に使われていた石材は最も大きいもので、4.5×3.4メートル以上、重さ約50トンもの大きさになります。

『観音塚古墳』の築造時期は出土品から6世紀末～７世紀初頭の築造と推定されています。

出土品についての詳細は後述します。

1948年に国の史跡に登録されました。

観音塚古墳（群馬）の基本情報

スポンサードリンク

出土品

これまで30種300点にもなる副葬品が発見されています。

なお、副葬品の発見は発掘調査などではなく、1945年に地元の人々が防空壕を掘ろうとした際に偶然発見されたのが始まりです。

銅鏡（画文帯神獣鏡・五鈴鏡など）4面、銅碗 2つ、武器・武具、金銅製馬具、工具、須恵器 7口、棺材などが発掘されており、全て国の重要文化財に指定されています。

出土品は近隣の観音塚考古資料館に納められており、見学することが可能です。

また、銅鏡のひとつとして発掘された画文帯神獣鏡は「埼玉稲荷山古墳」から出土した銅鏡と同じ型であることが判明しています。

そのため、両古墳の関係性が考えられています。

観音塚古墳（群馬）周辺の観光スポット

見どころ1：慈眼院（高崎白衣大観音）

高崎のシンボルである白衣大観音がある場所です。観音の高さは40m以上にもなるほど大きなものとなっています。

また、白衣大観音の内部には20体の仏像が安置されており、内部に入ると見学することが可能です。

見どころ2：榛名山（榛名富士）

上毛三山のひとつである「榛名山」はロープウェイで頂上まで簡単に登ることができ、頂上からの眺めは絶景です。

また、頂上からは富士山を望むこともできるそうです。

四季折々の自然を楽しむことができるのに加えて、イルミネーションなどを楽しむことができます。

スポンサードリンク

観音塚古墳（群馬）へのアクセス

車

近隣の観音塚考古資料館駐車場（50台）利用、観音塚考古資料館から徒歩3分

電車・バス

JR信越本線　群馬八幡駅より徒歩25分

（JR東日本）高崎駅から市内循環バス「ぐるりん」西循環線右回りで30分の「八幡中学校前」から徒歩10分。

観音塚古墳（群馬）周辺のランチおすすめ3選

異人館

ランチでは地元のお客さんで賑わい、愛されているお店です。ハンバーグに定評があり、大きなハンバーグはボリューム満点です。

スポンサードリンク

手打ちそば・うどん温石

落ち着きあるの店内で食べられるうどんは出汁の効いた「つゆ」が人気の秘訣とのこと。和食を食べたい方にオススメです。

うどん処みわや

「綺麗な麺とはこのことを言う」など人気の高いお店です。食べたら必ず満足させるほどのうどんでカレーうどんも人気があります。

まとめ

いかがでしたか？

今回は「群馬の石舞台」とも呼ばれている高崎にある『観音塚古墳』のお話でした。

100メートルを超える大きさ、石室には高麗尺が用いられていたと考えられているなど見どころが多い古墳です。

ぜひ、一度訪れてみてください！

スポンサードリンク

古墳のまとめページはこちら