福岡県朝倉郡筑前町、福岡市から南に25kmほど進んだところにある町です。
町の人口は約3万人ほどの小さな町ですが、神武天皇が祀ったとされる「大己貴神社」があることでも知られています。
今回お話しする『観音塚古墳(福岡)』は、そんな町にあり古墳の内部には不思議な模様が描かれているのだとか?
今回はそんな『観音塚古墳(福岡)』を一緒に見ていきましょう!
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目次
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観音塚古墳(福岡)とは
『観音塚古墳(福岡)』は標高496.5mの砥上岳の中腹150m付近にある古墳で、筑前で最初に発見された装飾古墳として知られています。
『観音塚古墳』は江戸時代の「筑前國続風土記附録」にも観音塚石窟として記載されているほど古くから地元で知られている古墳です。
『観音塚古墳』のある砥上岳の周りには、砥上山麓古墳群が山の尾根上に広がっているのが特徴です。しかし、『観音塚古墳』は尾根の先端に築造されていることから砥上山麓古墳群からは独立していると考えられています。
『観音塚古墳』大きさは直径約30メートル、高さ約3.5メートルとなっており、古墳の西側には横穴式石室があることが確認されています。
横穴式石室は三室構造となっており、前・中・後に分かれている特徴的な作りとなっていおり、中室がもっとも大きな作りとなっています。
先述した不思議な模様とは横穴式石室の後室の入り口付近で見ることができます。赤色顔料によって描かれたものは、円分や星、船の形を表していると考えられており、一説では黄泉の国へ旅立つ人への歌ではないかと考えられています。
『観音塚古墳』の形状は円墳となっており、築造時期は古墳内部の状況などから6世紀末から7世紀初頭の築造と考えられています。
また、出土品や副葬品は発見されておらず、被葬者も明らかになっていません。
しかし、砥上岳の中腹にあり、『観音塚古墳』から平野を見下ろすことができることから、当時この辺りを一帯を支配していた有力者ではないかと考えられています。
1997年に町の史跡に指定されました。
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観音塚古墳(福岡)の基本情報
読み | かんのんづかこふん |
所在地 | 福岡県朝倉郡筑前町砥上184 |
営業時間 | 無休 |
入場料 | 無料 |
形状 | 円墳 |
大きさ | 直径約30メートル、高さ約3.5メートル |
時代 | 飛鳥時代 |
作られた時期 | 6世紀末から7世紀初頭 |
出土品
出土品や副葬品などは見つかっていないのが現状です。
観音塚古墳(福岡)周辺の観光スポット
ここからは『観音塚古墳(福岡)』周辺の観光スポットを紹介します。
『観音塚古墳(福岡)』へ訪れた際は、是非一緒に楽しんでみてください!
見どころ1:大己貴神社
大己貴神社は日本で最も古い神社のひとつと言われ、「日本書紀」にもその名が登場しています。地元では大神様(おんがさま)と親しまれており、根付いています。
また、神社の隣には神話を題材にした遊具が備えられている「歴史の里公園」があるので、子どもも大人も一緒に楽しむことができます。
見どころ2:夜須高原
四季折々の自然を楽しむことができる高原で、春は桜、秋は紅葉などを楽しむことができます。
また、快晴時の夜には澄み切った夜空に星が輝く様を見ることができます。
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観音塚古墳(福岡)へのアクセス
車
山の中腹にあるため、公共交通機関での移動をオススメします。
電車・バス
西鉄バス 松延より徒歩60分
観音塚古墳(福岡)周辺のランチおすすめ3選
古民家でくつろぐ さかね
古民家で作られたカフェです。まるで田舎のおばあちゃん家のような安心感があるお店です。休憩にも食事にも使えます。
住所 | 福岡県朝倉郡筑前町曽根田836-1 |
TEL | 0946-42-3512 |
営業時間 | 11:30~15:00 |
定休日 | 月曜 |
席 | 30席 |
駐車場 | 有 |
HP | http://www.town.chikuzen.fukuoka.jp/321.htm |
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レストラン南
洋食のレストランとなっています。ステーキやハンバーグ、オムライスなど美味しい料理を味わうことができるお店です。
住所 | 福岡県朝倉郡筑前町二239-1 |
TEL | 092-927-1121 |
営業時間 | 11:30~21:00 |
定休日 | 水曜 |
席 | 80席 |
駐車場 | 有 |
うどん屋秋月
福岡といえばうどんが有名です。「うどん屋秋月」でも福岡らしいコシのない柔らかい麺を食べることができます。冷でも温でも味わえます。
住所 | 福岡県朝倉郡筑前町松延652-8 |
TEL | 不明 |
営業時間 | 11:00~17:00 |
定休日 | 木曜 |
席 | 未 |
駐車場 | 未 |
まとめ
いかがでしたか?
今回は江戸時代から地元で記録が残っている『観音塚古墳(福岡)』のお話でした。
赤色顔料によって描かれた円分や星、船の形などはなんのために書かれたのか?訪れた際はそんなことを考えてみるのもおもしろいかもしれません。
そして、ぜひ『観音塚古墳』から見える平野の絶景をその目に収めてみてください。
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