カニステルの味は?食べ頃を間違えるとまずい?栄養素や美味しい食べ方を紹介!

皆さんは「カニステル」という食材を聞いたことはありますか?おそらく本州に住んでいる方はほとんど見かけたことがないと思います。このカニステルは実はフルーツなんです!しかも味や食感が、秋になると日本中で食べられる甘くて美味しい〇〇とそっくりなんですよ!

今回はあまり馴染みのない「カニステル」という果物について紹介していきますね!

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カニステルってなに?

沖縄で収穫される

カニステルはアカテツ科の常緑樹になる南国の果実で、原産地はメキシコから中央アメリカとされています。日本では沖縄県で収穫されています。

特徴は?

カニステルの実は直径5~10cm程で、細長い物からボールのように丸い物まで様々です。

中にはアーモンドチョコのような艶のある大きな種が2~6個入っていて、その種と果実の表面の薄い皮以外を食べることが出来ます。

熟した果実の果肉は、まるで茹でたまごの黄身のような食感なので「エッグフルーツ」とも呼ばれているらしいです!

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食べ頃を間違えるとマズい!!

https://twitter.com/mofunichi/status/1230154555251257344

実はカニステルは最近まで育てても売れない果物なので『カニステル』=『金捨てる』『蟹(すら)捨てる』という駄洒落をこめて呼ばれていることもあったそうです・・・。あまり知名度もなかったし、食べ方も定まってなかったので商品にならなかったとのこと。今は美味しさや栄養価の高さを評価されて市場に並ぶようになりました!

未熟のカニステルはヤニ臭い!?

実はこのカニステル、熟すまでの時間がかなり長めです!買ってから「約2週間」追熟する必要があったという人もいます。そして熟していない未熟なカニステルは少し「ヤニくさい」らしいのです。食べ方を知らない人が、ヤニくさい未熟なカニステルを食べてしまったら不味い!というコメントをしてしまうのも確かに分かりますね。

ヤニくささとは?
しつこい、くどい、タバコと油が混じった匂いの事。

完熟するとこんな感じ

https://twitter.com/chocomiina/status/1123207800174174208

未熟なカニステルは黄緑色をしていますが、完熟するとパパイヤのようなきれいな黄色になります!中は卵の黄身やさつまいものようなホクホクした食感になります。この状態のカニステルはとっても美味しいのです!

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カニステルの味は?

焼き芋のような甘さ!

https://twitter.com/GorelaNY/status/992328318191001600

カニステルを食べたことがある人はみんな揃って「サツマイモだ!」と言っています。中には「カボチャの煮物のやわらかいところを食べている感じ」や「アボガドっぽい食感」という感想を持った人もいます。

フルーツなのにホクホクなサツマイモの味なんて、一度は食べてみたいですね!欧米ではマーマレードやジャムにしたり、パウダーにしてより使いやすくしたりなど調理方法も様々なようです。

マーマレードとは?
柑橘類の皮で作ったジャム。 ジャムとマーマレードの違いは柑橘類の皮が入っているかどうかです。

カニステルの栄養素

嬉しい栄養がたっぷり!

カニステルの栄養素(100g当たりの含有量)

  • 炭水化物:36.69 g
  • カロテン(ビタミンA): 0.32 mg
  • チアミン(ビタミンB1):0.17 mg
  • ナイアシン(ビタミンB3) 3.72 mg
  • アストロビン酸(ビタミンC): 58.1 mg
  • トリプトファン: 28 mg
  • メチオニン :13 mg
  • リシン: 84 mg

やはり果物だけあって栄養はとても豊富ですね!カニステルは特にビタミンAやビタミンC、ナイアシンが豊富に含まれることで知られています。ビタミンAは主に目の健康を守ってくれます。ビタミンCやナイアシンは肌を健康に保ったり免疫力を上げてくれる機能があります。少し気になったのは炭水化物が36gもあること!もしかしたらスーパーなどに売っている甘いお菓子よりも高い数値かもしれませんね。

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カニステルの正しい食べ方

ではカニステルはどのように食べたら良いのでしょうか?いくつか方法があったので紹介します。

半分に切ってスプーンですくって食べる

熟したカニステルを包丁で半分に切り種を取り出します。薄い皮があるので皮付近を少し残して果肉をスプーンですくって食べますメロンやスイカと似ている食べ方ですね。

サラダにトッピング

カニステルの味はサツマイモに似ていることもあり、サラダにトッピングすることでさつまいものポテトサラダのような食べ方ができるようです。レーズンやアーモンドが入ったカボチャサラダが好きな人はきっと気にいるはずです!

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お菓子に入れると最高!

先ほどジャムやマーマレードにして食べているといった紹介をしました。沖縄県ではタルトにカニステルを入れるなどお菓子として食べる方法が有名です。さつまいものタルトのような感じでカニステルタルトを食べることができます。

他にもアイスクリームに入れたりクラッカーに挟んだりなど、直接食べるよりも何かのお菓子と一緒に食べることが多いです。

カニステルの日持ちは?

カニステルの日持ちは以下のようになっています。

  • 常温: 3〜5日 (※熟し具合により異なる)
  • 冷蔵: 約2日 (※熟した後)
  • 冷凍: 約1ヶ月

カニステルは常温保存することで「固い桃を柔らかくする=追熟する」ことができます。すでに熟れているカニステルは冷蔵保存がオススメです。冷凍することでかなり長くカニステルを楽しむことも出来ますが可能であれば完熟のものを食べていただきたいですね!

ちなみに冷凍して、アイスクリームやシャーベットにして食べることもできます!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • カニステルは南国のレアフルーツ!
  • 未熟なカニステルはヤニ臭さがある。
  • 完熟したカニステルはさつまいものような甘さと食感!
  • お菓子と合わせて食べると最高に美味しい!

今回のように様々な食品についての知識をシェアしています。他にもたくさんの記事が掲載していますので是非ご覧になってみてください。

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