見た目が非常に鮮やかでお弁当やおせち料理などに使われることの多いかまぼこ。かまぼこには様々な種類がありカットの仕方や柄の違いなどで様々な変化を見ることができます。お祝いの席だけでなくお吸い物や、そば、うどんに入ることもあったり、ちゃんぽんや炒め物などの彩りにも使われますよね。
今回はそんな「かまぼこ」とは一体どんな食品なのかについて紹介していきたいと思います。
スポンサードリンク
目次
|
|
かまぼこってどんな食べ物なの?
かまぼことは
かまぼことは、魚肉練り製品のひとつです。原料の魚を脱水砕肉し、塩や卵白など副原料を添加して成形・加熱して作られています。主にタラ類、サメ類、イトヨリ、ベラ類他の白身魚が原料として使われています。私たちが「かまぼこ」と聞いて思い浮かべる板の上にこんもりと盛られたものは「蒸しかまぼこ」です。蒸しかまぼこは、成形後に蒸して作られます。表面に焼き色をつけたかまぼこは「蒸し焼きかまぼこ」と言います。
スポンサードリンク
どうしてかまぼこと呼ぶようになったの?
かまぼこって面白い名前ですよね。なぜこのような名前で呼ばれるようになったのかと言うと、実はかまぼこは作られた当初はちくわのような形をしていました。それが植物の「蒲(がま)の穂」に似ていたので「がまのほ」→「かまぼこ」に変化したと言われる説が有力です。
かまぼこの板は何のため?
かまぼこといえば食べる部分の他にも、下に敷かれた板が特徴的ですよね。ではあの板は何のためについているのかご存知ですか?
かまぼこの板は、かまぼこのすり身を支えるために非常に重要な役割を持っています。かまぼこのすり身はとても柔らかいので、何か硬いものの上に置いておかないとすぐに崩れてしまいます。ただし、単純に硬いものだと水分が下に溜まって鮮度が落ちやすいといったデメリットもあります。そこでしっかりとした硬さを持ち、なおかつ水分を吸収する働きがある木が使われるようになりました。
かまぼこに敷いてある木の板が魚のすり身の水分を吸収することで、より濃厚なおいしさだけをかまぼこの中に残すことができるという効果もあります。また単純に「板に乗せていると持ち運びしやすいから」という理由もあるとか。
スポンサードリンク
かまぼこの生産量が一番多いのは?
下の表は農林水産省で公表されている2018年の都道府県別かまぼこの生産量ランキングです。日本で一番かまぼこを生産しているのは「新潟県」ですね!ついで兵庫県や千葉県になります。
なんとなく千葉県や宮城県はかまぼこをたくさん作っているイメージがありましたが、1位はなんと新潟県なんですね!
<かまぼこ生産ランキング(順位:県名/生産量/全体の割合)>
- 1位:新潟県/60,013t/13.4%
- 2位:兵庫県/46,660t/10.4%
- 3位:千葉県/35,016t /7.8%
- 4位:山口県/32,186t/7.2%
- 5位:宮城県/28,848t/6.4%
- 6位:静岡県/27,192t/6.1%
- 7位:北海道/17,886t/4.0%
- 8位:岡山県/17,462t/3.9%
- 9位:石川県/16,355t/3.6%
- 10位:愛知県/13,989t/3.1%
- 11位:神奈川県/13,061t/2.9%
- 12位:愛媛県/12,942t/2.9%
- 13位:東京都/12,272t/2.7%
- 14位:福岡県/11,524t /2.6%
- 15位:広島県/9,470t/2.1%
- 16位:滋賀県/9,441t/2.1%
- 17位:長崎県/8,638t/1.9%
- 18位:鹿児島県/8,130t/1.8%
- 19位:佐賀県/6,856t/1.5%
- 20位:岐阜県/6,735t/1.5%
スポンサードリンク
かまぼこの栄養素
かまぼこは魚肉でできているため、高タンパクでしかも低脂肪な食材です。かまぼこの白身魚は特に良質なタンパク質が豊富と言われています。
筋トレをしている方やダイエットをしてる方にオススメ
かまぼこ一本には魚6~8匹分の栄養素がギュッと詰まっています。そして何より脂質がかなり低いことも優秀です。毎日しっかり筋トレをしてタンパク質を消費している方や、筋肉をつけたいけれど脂質は取りたくないというダイエット中の方にぴったりな食品といえます。
朝に食べると効果が高い!
かまぼこのような高タンパク質の食品を朝食で取り入れると、食欲を刺激するホルモンが分泌されにくくなり満腹感を維持するホルモンが出やすくなるといわれています。満腹感が得られやすくなるということは間食を食べる量が減る効果もあり、ダイエットを後押ししてくれます。
さらにかまぼこは程よい弾力があるので、しっかり咀嚼する必要があります。朝食の時にたくさん咀嚼を行うと脳が覚醒し目覚めに良いと言われているのです。なんとなく目覚めが悪く午前中に力が出ないという方にも、かまぼこはおすすめの食品なのです!
スポンサードリンク
まとめ
いかがでしたでしょうか?かまぼこはもともとちくわと同じ形をしていたということや、かまぼこの生産量一位は新潟県であること、かまぼこの板にはいろんな働きがあることなど初めて知ることばかりだったのではないでしょうか?
見た目が美しいだけでなく栄養素的にも非常に優秀な食材ですので、是非かまぼこを食事に取り入れてみてくださいね!
この記事をまとめると
- かまぼこの名前の由来は蒲の穂!
- 元々かまぼこはちくわのような形をしていた
- かまぼこの板にはかまぼこのおいしさを凝縮する役割や、鮮度を保つ働きがあった!
- かまぼこの生産量日本一は新潟県
- かまぼこは高タンパク低脂質のヘルシーフード!
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
スポンサードリンク