かまぼこの冷凍はスカスカになる？美味しく冷凍する方法とは？

汁物や茶碗蒸しに活躍するかまぼこですが、お正月でもない限り、なかなか一度にたくさんの量を消費する機会はありませんよね。「ちょっと汁物や茶碗蒸し用に使おうと思って買ったら残ってしまった…。」なんていう経験はありませんか？そんな時に気になるのは「かまぼこの長期保存方法」ですよね。

今回は、

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かまぼこは冷凍に向かない？

かまぼこの賞味期限は、未開封の場合は冷蔵保存なら1〜2週間程度、開封済みの場合は2日以内に食べ切るのが良いとされています。しかしかまぼこをその期間で食べ切るのはなかなか難しいですよね。冷凍保存なら長期保存が可能ですが、なぜかまぼこは冷凍保存に向かないとされているのでしょうか？

風味や食感が変わってしまう

冷凍したかまぼこを解凍すると、かまぼこにポツポツとした穴が開いてしまい、なめらかさは消え、ボソボソとした口当たりになり、かまぼこの食感も風味も変わってしまいます。

解凍すると穴が開いてスカスカになる

ゆっくり冷凍が進むと、かまぼこの中の含まれる水分が抜け落ちてしまいます。そのため冷凍が完了する頃には、「す」と呼ばれる気孔のような穴ができてしまうのです。こうなってしまったかまぼこは、解凍して食べると小さな穴が開いてスカスカになっており、かまぼこ本来のなめらかな食感が失われてしまうのです。

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ポイントを押さえれば冷凍可能

そんな「冷凍に不向きな食材」とされるかまぼこですが、ポイントさえ押さえれば冷凍保存することができます。以下に方法を記載させていただきます。

カットしてから冷凍すればOK

ポツポツとした穴が開いてしまうことをできるだけ避けるために、かまぼこをまずは薄くカットします。そしてカットしたかまぼこを一切れずつラップで包みます。この時、できるだけ空気が入らないようにきっちりと密閉するのがポイントです。

急速冷凍すると風味が劣化しない

ゆっくりと冷凍することでかまぼこにポツポツとした穴が開いてしまうということを先ほどお伝えしましたね。ということは、その逆で、かまぼこを冷凍する際は急速冷凍してしまえば風味や食感の劣化を防ぐことができるということになります。

金属バットを使えば急速冷凍できる

かまぼこを急速冷凍する際は、金属製のトレーやバットを使いましょう。金属製のバットの上に、薄くカットしたかまぼこを重ならないようにして並べれば、2〜3時間でかまぼこを急速冷凍することができます。

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解凍方法

上記のようにしてポイントを押さえて冷凍保存したかまぼこですが、一体解凍するときはどうしたら良いのでしょうか。やはり、冷凍する時と同じように急速に解凍するべきなのでしょうか？

冷蔵庫で自然解凍がおすすめ

かまぼこは、冷凍するときは短時間で冷凍する必要がありますが、解凍する際は逆にゆっくりと解凍するのがおすすめです。ゆっくりと解凍した方がかまぼこの劣化を抑えることができるのです。自然解凍の時間は大体8時間が目安ですので、使う前日などに冷蔵庫に移してゆっくりと自然解凍しましょう。どうしても急に使いたくなってしまったという場合には、風味は落ちますが、電子レンジで600wで1分ほど温めて使いましょう。

加熱料理に使うなら凍ったままで

加熱料理に冷凍かまぼこを使いたい場合は、凍ったまま入れてしまっても構いません。

すかすかのかまぼこは煮物にオススメ

スカスカになってしまったかまぼこにも使い道はちゃんとあります。そのまま食べるにはこのスカスカな穴は食感や風味を損ねてしまうので不向きですが、煮物料理や汁物料理でしたら、スカスカのスポンジ状になっていることで逆に味が染み込みやすくなりますし、煮込むことで、損なわれてしまった食感もそれほど気にならなくなります。

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まとめ

一度にたくさんつかうことがなかなか難しいけれど、料理の彩りに大活躍してくれるかまぼこ。煮物料理屋茶碗蒸し、汁物料理には欠かせない存在ですよね。一度に少量しか使わないため、長期保存方法を押さえておくと良いでしょう。そして、どうしても冷凍方法を失敗してしまった場合も捨ててしまう必要はありません！冷凍方法に失敗してスカスカになってしまったかまぼこは、煮物料理や汁物料理に使うと良いでしょう。スカスカになっていることで逆に味が染み込みやすくなって美味しく召し上がれますよ♪