近年すっかりおしゃれな料理としての地位を築いたアヒージョ。中でも牡蠣のアヒージョは手軽で美味しいと評判です。
出来るならば次の日分まで作って保存し、好きな時に食べたいという方もいるのではないでしょうか?そこで今回は…
- 牡蠣アヒージョの賞味期限・日持ち
- 牡蠣アヒージョの保存方法
- アヒージョの解凍方法
牡蠣のアヒージョの正しい扱いを知り、美味しく召し上がってください。
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目次
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牡蠣アヒージョの賞味期限・日持ち
牡蠣のアヒージョはどの程度、日持ちするものなのでしょうか?
アヒージョとは?
オリーブオイルをたくさん使用することからイタリア料理と思う方もいると思いますが、アヒージョは「にんにく風味」という意味を持つスペイン料理です。
オリーブオイルとニンニクで食材を煮込んだ料理のことをスペイン南部では「タパス」と呼び、伝統的な小皿料理のひとつとして昔から食されてきました。
アヒージョによく合う食材としてはエビ・カキ・しらすなど魚介類やマッシュルーム・ジャガイモ・アスパラガスなどの野菜類、鶏肉・ベーコンなどの肉類があります。
作り置きしても大丈夫?
- 作り置きできますが、作った後は必ず冷蔵保存か冷凍保存してください!
アヒージョは、「オイルに漬けて一度煮ているのだから、加熱後は常温でも保存できるのでは?」と考える方もいるかもしれません。
市販されている一部のオイル漬け食品は正しい保存方法で処理されたものなので常温保存でも安心ですが、本来アヒージョの常温保存は正しい保存方法ではありません。
家庭で作られたアヒージョは、食材から水分が出てしまっていますし、空気にも触れているため、雑菌がゼロの状態ではないです。これでは完璧なオイル漬けとは言えないため、アヒージョの保存は常温でなく、冷蔵か冷凍が正しい保存方法になります。
アヒージョの賞味期限
アヒージョはの賞味期限は基本当日です。正しく冷蔵することで2~5日ほど、冷凍で30日程度保存できます。
腐るとどうなる?
- カビが生える
- 異臭がする
- ネバネバ、ぬるぬるする
アヒージョが腐るというよりアヒージョに使用していた食材が腐ります。
食用油は劣化することはありますが、基本的に腐ることはありません。しかしアヒージョに使用した食品が傷むことにより油にもカビなどが混入しますので他の調理に使用したりはしないでください。
牡蠣アヒージョはあたる?
牡蠣=ノロウイルス という漠然としたイメージがありますね。
「ノロウイルスの汚染のおそれのある二枚貝などの食品の場合は、中心部が85℃~90℃で90秒以上の加熱が望まれます」
厚生労働省のこの定義をしっかり守ることによって食品からの食中毒リスクはぐっと減ります。しかし実はそれだけでは安心できません!
「加熱前の牡蠣を扱った調理器具類や牡蠣を入れていた容器にウイルスが付着した状態の場合、煮沸消毒しましょう」
ウイルスは洗剤や除菌などでは落ちないことが多いため、調理器具などは熱湯による煮沸消毒をすると効果的です。
また牡蠣にあたる原因はノロウイルスだけでなく「腸炎ビブリオ菌」「貝毒」「牡蠣アレルギー」など様々あります。特に貝毒は加熱処理に強く、牡蠣アレルギーの場合は体質によるものですので食べないことでしか防ぐ方法がありません。
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牡蠣アヒージョの保存方法
牡蠣のアヒージョの保存方法について確認しましょう!
常温保存できる?
上記でも述べた通り、家庭で作った(牡蠣使用問わず)アヒージョは常温保存だと傷む原因になりますのでおすすめしません。
冷蔵保存の方法・保存期間
- 冷蔵保存で2~5日程度
アヒージョは、正しく冷蔵することで2~5日ほど保存できます。
アヒージョの劣化を避けるには、外気に触れにくい密閉容器を用意し、できるだけ菌の繁殖を防ぐため、キッチン用消毒スプレーや熱湯で、あらかじめ容器を消毒しておきましょう。
アヒージョができたら、粗熱を取ったのちに容器へ移し、しっかり冷ましてから冷蔵庫へ入れるようにすると数日保存可能です。
冷凍保存の方法・保存期間
- 冷凍保存で30日程度
アヒージョを長期間保存したい場合、冷凍保存であれば30日ほど保存できます。
冷凍の際は、冷蔵保存同様に粗熱を取ったアヒージョを、密閉容器や冷凍用の保存袋に入れ、空気を極力遮断しましょう。食品は冷凍すると膨張するため、アヒージョを容器や袋へ入れる際は、7~8分目の量が目安です。
冷凍保存の場合はできるだけ空気を抜いて冷凍室へ入れるのがポイントになります。
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アヒージョの解凍方法
冷凍したアヒージョはどのように解凍したら良いのでしょうか?
自然解凍が基本
冷凍したアヒージョを解凍するには、食べる前日に冷蔵庫へ移して自然解凍がおすすめです。室温で解凍する方法は、食中毒菌の繁殖を招く恐れもあるためおすすめできません。急いで解凍しなければならない場合は、流水で解凍する方法が良いでしょう。
不安なら温め直す
冷凍前に加熱したとは言えアヒージョの自然解凍だけでは安全面に不安が残る方もいるかと思います。アヒージョを安心して美味しく食べる方法としては、食べる直前にフライパンなどで温め直すのが良いでしょう。中心部の温度が75℃以上に達した時点から1分以上加熱することで、殺菌できるので安心です。
まとめ
この記事をまとめると
- アヒージョは「にんにく風味」という意味を持つスペイン料理です
- 作り置きできますが、作った後は必ず冷蔵保存か冷凍保存してください!
- アヒージョの保存は常温でなく、冷蔵か冷凍が正しい保存方法になります
- アヒージョはの賞味期限は基本当日です。正しく冷蔵することで2~5日ほど、冷凍で30日程度保存できます
- アヒージョに使用した食品が傷むことにより油にもカビなどが混入しますので他の調理に使用したりはしないでください
- ノロウイルスの汚染のおそれのある二枚貝などの食品の場合は、中心部が85℃~90℃で90秒以上の加熱が望まれます
- 加熱前の牡蠣を扱った調理器具類や牡蠣を入れていた容器にウイルスが付着した状態の場合、煮沸消毒しましょう
- アヒージョの劣化を避けるには、外気に触れにくい密閉容器を用意し、できるだけ菌の繁殖を防ぐため、キッチン用消毒スプレーや熱湯で、あらかじめ容器を消毒しておきましょう
- 冷凍保存の場合はできるだけ空気を抜いて冷凍室へ入れるのがポイントになります
- 冷凍したアヒージョを解凍するには、食べる前日に冷蔵庫へ移して自然解凍がおすすめです、急ぐ場合は流水解凍しましょう
- 解凍したアヒージョは食べる直前にフライパンなどで温め直し、中心部の温度が75℃以上に達した時点から1分以上加熱することで、殺菌できるので安心して食べられます
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