翌日のカキフライであたる?次の日の弁当は注意!前日の保存方法で防ぐ!

カキフライを翌日まで常温放置していると、腹痛や下痢など食中毒症状が起こることがあります。カキフライであたる原因や防ぐ方法には、どのようなものがあるのでしょうか?今回は、

  • 翌日のカキフライで食中毒に?
  • 牡蠣による食中毒症状・原因菌
  • カキフライの日持ち・冷凍方法

これらのテーマについて紹介いたします。

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翌日のカキフライは危険?

カキフライは美味しい牡蠣料理の一つですが、傷みやすい食材でもあります。生牡蠣にあたる人は多いですが、実はカキフライでもお腹を壊したり下痢をしたりすることがあります。

揚げているので加熱しているカキフライですが、翌日まで保存するのは要注意です!日持ちしないので、傷んだものを食べると食中毒になることもあります。

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カキフライによる食中毒・ノロウイルス

食中毒症状と発症までの時間

牡蠣による食中毒には、いくつか種類があります。牡蠣は生で食べると食あたりを起こして腹痛や下痢になる人も多い貝です。牡蠣による主な食中毒は下記になります。

牡蠣の食中毒
  • ノロウイルス
  • 貝毒
  • 腸炎ビブリオ

ノロウイルスは食中毒の中で有名ですが、食べてから症状が出るまでの時間は12〜48時間後、症状には激しい下痢・腹痛・嘔吐などがあります。潜伏期間が最大2日と長く、食べてすぐに症状が出ないため、翌日〜翌々日に発症することもあります。

貝毒 牡蠣などの二枚貝が有害なプランクトンを食べ、貝の中にその毒がたまる ことで発生します。貝毒は牡蠣だけではなく、ホタテやアサリ・しじみなどにも起こり得る食中毒です。

海の中で有害なプランクトンが発生すると、二枚貝がそれを餌として食べ、徐々に毒が体内に蓄積することで貝自体が毒化していくのです。症状には、神経筋肉系を刺激して強い麻痺症状や、消化器系への刺激が強く激しい下痢などがあります。

腸炎ビブリオの潜伏期間は12時間前後で、強い腹痛・下痢・嘔吐などが症状となります。

カキフライであたる原因

牡蠣の食中毒菌はノロウイルスや腸炎ビブリオ菌によるものですが、カキフライをどう食べると食中毒となりやすいのでしょう?カキフライにあたってしまう主な原因はこちらです。

  • 賞味期限切れだった
  • 次の日・翌日のお弁当に入れた
  • 冷凍する前の常温時間が長かった
  • 揚げたのに生っぽかった
  • 前日に揚げたカキフライを食べた

単純に賞味期限が切れていたために傷んでいたり、その日のうちに食べず翌日のお弁当に入れたり、冷凍処理する前の常温時間が長かったりと、原因には様々なものがあります。

お弁当は温かいまま密閉するので雑菌が繁殖しやすいため、カキフライはお弁当おかずとしては向いていません。また、衣を付ける冷凍の下ごしらえ中の時間が長いと、牡蠣にとって常温は温かいので傷んでしまいます。

一度冷凍すれば食中毒菌は死滅しますが、冷凍せずそのまま揚げる時は常温での作業時間に注意が必要です。

死滅条件

ノロウイルスの死滅条件:中心部が85〜90度で90秒以上の加熱!

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冷凍カキフライの日持ち・賞味期限はどのくらい?

冷凍したカキフライの日持ちは、冷凍庫で約1ヶ月です。揚げた後のカキフライに関しては、その日のうちに食べきりましょう。ご存知の通り、牡蠣はあたりやすい食材です。加熱したものでも食中毒を起こすこともあるので、早めに食べる方が安全です。

冷凍カキフライの日持ち
  • 冷凍状態…約1ヶ月
  • 揚げた後…その日のうち

牡蠣による食中毒は、どんなものなのでしょうか?

カキフライの冷凍保存方法・解凍

カキフライの冷凍保存方法と解凍方法についてご紹介!カキフライを安全に美味しく保存する際の参考にしてみてください。

衣をつけて冷凍する

牡蠣をフライにして冷凍保存する際は、衣を付けた状態まで作ってから冷凍します。牡蠣のみを冷凍して解凍後に衣を付けることもできますが、解凍後の牡蠣からは水が出たり、揚げる時に衣付きで冷凍しておく方が便利です。

カキフライの衣は通常の揚げ物と一緒で、『小麦粉→卵→パン粉』の順番で作ります。

冷凍保存のポイント
  • 牡蠣の水分をよくペーパーでふき取ってから作る
  • 衣を付けた牡蠣は密閉袋に入れて冷凍する
  • ラップで包んでから冷凍するとより長く日持ちする

牡蠣に水分が付いていると、衣が上手く付きません。牡蠣の水分をキッチンペーパーなどでよくふき取ってから作りましょう。また、数個ずつラップに包んでから密閉袋に入れると、冷凍焼けなど冷凍庫内での傷みを軽減することができます。

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冷凍のまま揚げられる・解凍方法

冷凍したカキフライは、冷凍したまま揚げることができます。電子レンジなどで解凍してから揚げようとすると、カキフライから水気が出てしまうのであまりオススメしません。冷凍状態で揚げても、じっくり加熱すれば中心部まで火を通すことができます。

まとめ

この記事をまとめると

  • カキフライは加熱済みでも食中毒症状を起こすことがある
  • 翌日まで常温保存はNG!次の日に食べる場合は冷蔵庫に入れること
  • 冷凍カキフライにすれば約1ヶ月日持ちする

牡蠣は食あたりになりやすい食材ですが、加熱と保存に注意すれば防ぐことができます。翌日まで残しておく場合は常温は避け、冷蔵庫に入れるようにしましょう。

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