かいわれ大根の消費期限はどれくらい?栄養・保存方法・腐ると?

料理の彩として活躍してくれるかいわれ大根ですが、実は栄養満点な食材であることをご存知でしょうか。今回は

  • かいわれ大根の栄養
  • 効果効能
  • 保存方法
についてご紹介していきますよ。

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かいわれ大根とは?

スーパーなどで年中見かけるかいわれ大根。そんなかいわれ大根について詳細に解説します。

どんな野菜?

かいわれ大根とは、その名の通り、大根の発芽直後の芽のことです。

大根の種子を発芽させ、軸が伸びて子葉が開いたところに日光を当てて緑化したもので、白首大根の芽であることがほとんどです。

子葉が双葉で、二枚貝が殻を開いたような形なので「かいわれ(貝割れ)」という名前がつけられました。

かいわれ大根は間違いなく大根の仲間ですが、野菜のジャンルとして分けた場合には少し違ってきます。

大根は、にんじんなどの仲間で、根菜類です。

ですがかいわれ大根はスプラウトの一種で、もやしやアルファルファなどの仲間です。

スプラウトとは食用の新芽のことで、「発芽野菜」や「新芽野菜」などとも呼ばれています。

特徴

かいわれ大根はシャキシャキした食感と、ピリッとした辛味が持ち味の野菜です。

生のままサラダに入れたり、手巻き寿司や生春巻きの具材としても、食感がアクセントになります。

また味噌汁などの仕上げに入れてもおいしいです。その場合は食感を残すため、煮ないようにするのがポイントです。

かいわれ大根を大量に消費したいなら、豚肉に巻いて食べたり、そのままサラダにする方法も。

油分と合わせると辛みがマイルドになるので、お肉やドレッシングとの相性は抜群です。

水耕栽培で季節を問わず安定して作ることのできる野菜なので、普段の食卓に気軽に取り入れやすい食材であるとも言えます。

またこれは驚きかもしれませんが、かいわれ大根は大根の新芽なので、土に植えれば大根になります。すごいですよね?

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かいわれ大根の栄養

かいわれ大根はとても繊細で小さな芽ですが、その中にはいったいどんな栄養があるのでしょうか。

栄養

かいわれ大根は料理の付け合わせというイメージを持っている人が多いと思います。

ですが、あんなに小さいのに意外と栄養豊富で、実は素晴らしい食材なんです。

そもそもスプラウトというのは栄養素が豊富なものです。新芽はその後に大きな植物に成長するのですから、当然と言えば当然ですね。

かいわれ大根にはβカロテンやビタミン、ミネラルなどの必須栄養素がたくさん含まれています。

特にβカロテンは、体内のビタミンAが不足しているときに代わりにその役割を果たしてくれる、素晴らしい栄養素です。

効果・効能

ビタミンAは、目や皮膚などの粘膜を守る役割を担っている、重要な栄養素です。

またかいわれ大根には、アリルイソチオシアネートという辛味成分が含まれているのが特徴です。

そのアリルイソチオシアネートは、抗菌効果や抗酸化作用、肝臓の解毒作用を補助する機能も持ち合わせています。

そのためかいわれ大根には、美肌効果やがん予防、アルツハイマー病予防、ホルモンバランスを整える効果などがあると言われています。

ただし火にかけると壊れてしまう栄養素もあるので、生で食べるのがポイントですよ。

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かいわれ大根の日持ちは?

保存・日持ちそんな素晴らしいかいわれ大根ですが、家庭での保存期間はどれくらいなのでしょうか?

日持ち目安

未開封なら2~3日、水を交換してあげれば1週間ほどは日持ちがします。

とはいえかいわれ大根は比較的傷みやすい野菜のため、早めに使い切ることを心がけましょう。

保存方法

スーパーなどでかいわれ大根を買うと、根がついた状態で容器に入って売られています。

その容器のまま冷蔵庫の野菜室に入れて保存するなら、食べるときには一度で使い切るのがよいでしょう。

長く置いておきたいなら、この方法を試してみてください。

  1. かいわれ大根のパックのふたを外し、根元が浸かるくらいの水を入れる
  2. かいわれ大根のパックにラップをし、冷蔵庫で立てて保存する

これだけで未開封のまま保存するよりも長く鮮度をキープすることができます。

ただしこの方法では水は2日に1回は交換し、常にきれいに保つ必要があります。

そもそもかいわれ大根は1パックの量が多くないので、やはり一度で使い切ってしまうのがベストだと言えますね。

ですがどうしても食べきれない場合は冷凍するという手もあります。

洗って水気をきってから冷凍保存しておけば、使いたいときにそのまますぐに使えて便利ですよ。

腐るとどうなるの?

腐ってしまったかいわれ大根の見分け方をご紹介します。

  • 茶色く変色している
  • 黄色く変色している
  • 葉がふにゃふにゃしている
  • ぬるぬるしている

かいわれ大根は通常緑色をしていますが、傷み始めると徐々に変色していきます

また、かいわれ大根が傷む一番の原因は乾燥です。

乾燥して葉がしおれていることに気付いたら、水にさらせば元に戻る場合もあります。

乾燥程度なら食感が損なわれるくらいで食べることはできますが、腐っている場合にはやはり食べない方が良いでしょう。

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まとめ

かいわれ大根は年中同じ品質のものを安く手軽に購入できるので、とても手に取りやすい食材です。

この記事をまとめると

  • かいわれ大根は栄養満点
  • 栄養素の恩恵を受けるには生食がおすすめ
  • 比較的傷みやすいので数日で食べきる
  • どうしても食べきれないなら冷凍保存を

これを読んだあとは、ぜひ日々の食生活にかいわれ大根を取り入れてみてくださいね。

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