食品に含まれている『貝カルシウム』によってアレルギー症状が出ることはあるのでしょうか?貝カルシウムについて、あまりよく知らない方も多いのではないかと思います。そこで今回は、
- 貝カルシウムとは?
- 貝カルシウムでアレルギーになる?
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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貝カルシウムのアレルギーは大丈夫?
貝カルシウムとは?
貝カルシウムとは、貝殻を高温で焼いて生成したカルシウムです。成分としては『酸化カルシウム』というもので、お菓子の原料としても使われています。
カルシウムなので、骨や歯を丈夫にする効果や、血液の凝固、生理機能の調整など、様々な健康効果があります。貝カルシウムはサプリとしても販売されており、骨粗しょう症予防にも効果的です。
貝アレルギーでも大丈夫?
貝カルシウムの原料は貝殻なので、ホタテや牡蠣などの貝アレルギーを持っている人は食べられる?ダメ?と疑問に思われやすいです。
しかし、貝カルシウムは貝殻を焼く過程でタンパク質が燃えてなくなっているので、アレルギーの心配はありません◎ 貝アレルギーの人でも食べることができます。
- 貝アレルギーでも貝カルシウムは食べられる!
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貝による主なアレルギー症状
貝カルシウムに関してはアレルギーの心配はありませんが、ホタテや牡蠣・あさりなどの貝類はアレルギー食品となっています。これらの貝を食べてアレルギー反応を起こした場合に発症する症状には、このようなものがあります。
- 蕁麻疹
- 口の痒み
- 胃痛・腹痛
- 喉のイガイガ
- 下痢
- 咳き込み
蕁麻疹
1つ目は、蕁麻疹やまぶたの腫れです。普段はなんともなくても、ある時なにかに反応してじんましんが出る経験をしたことのある方は多いのではないでしょうか。蕁麻疹は食品アレルギーで最も起こりやすい症状と言われています。
皮膚にぷつぷつが出たり、全体的に赤くなったりするほか、むくみが見られることもあります。このむくみはまぶたにできやすく、片目のまぶただけ腫れることもあります。
ちなみに、皮膚反応はその対象である食品を摂取してから最短で1時間で症状が現れると言われています。また遅くとも4時間以内に症状が体に現れるようです。
腹痛
貝類との相性が悪いために消化器系が弱ってしまい、胃痛・腹痛を発症して結果下痢となりことが起こり得ます。消化器系が弱ると腸内で上手く消化ができないため、下痢を起こします。
唇・口内の腫れ
唇や口腔内の腫れが起こることがあります。食べた後に、唇がヒリヒリして大きく腫れたり、口の中がイガイガして風邪の時のように腫れたりします。
このような症状は口腔アレルギー症候群と呼ばれ、特定の食べ物を食べた時のほかに、花粉と反応して起こる場合もあります。花粉症を持っている人はなりやすい傾向があります。
症状は早いと食べてすぐに現れるので、食後にお子様の唇が腫れてきたり、口の中の違和感を訴えてきたらすぐに処置するようにしましょう。
のどの違和感
また、のどの違和感も“口腔内アレルギー症候群”の症状の一つで、喉がヒリヒリと痛くなったり、なにか詰まっているような違和感を感じることがあります。
のどの奥にとどまらず、耳にもかゆみや痛みなどの違和感を感じることもあります。アレルギー症状でのどに違和感が起きるというのはあまり知られていないので、最初は風邪と勘違いする方も多いようです。
しかし早い時は15分ほどで症状が出てくるようなので、食事中に急にのどに違和感を感じることがあったら何を食べたのか確認するようにしてみてください。
咳込み・喘息の症状
そして、咳き込みや喘息症状もあります。咳が出たり、ゼーゼーした呼吸になり喘息状態に陥ります。また、この気管支系症状だけではなく、同時に体全体が赤くなるという皮膚の異常が合わさって出ることもあるようです。
一番多く発症する症状として、蕁麻疹を挙げましたが、その次に多いのがこの気管支系の異常です。アレルギー反応を起こす方の20〜30%が咳や喘息の症状を発症しています。
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まとめ
この記事をまとめると
- 貝カルシウムとは、貝殻を焼いて生成したカルシウムのこと
- 焼く過程でタンパク質が燃えているのでアレルギーの心配はない
- 貝カルシウムの効果には、骨粗しょう症予防・歯を丈夫にするなどがある
- 貝アレルギーの食品には、ホタテ・牡蠣・あさり・しじみなど多くの貝類がある
貝カルシウムはお菓子などにも使われている成分ですが、貝アレルギーの方でも食べられるものなので安心しましょう。
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