コーヒーやチョコレート、緑茶や紅茶などに多く含まれている「カフェイン」。覚醒作用があることで知られており、お昼ご飯の後やおやつの際に摂取されることが多いですよ。今回は、カフェインを寝る前に飲んでも大丈夫なのか解説していきます。
カフェインというと、夜に摂取すると寝られなくなるからやめた方がよいという意見や、逆に寝る直前に摂取すると睡眠の質が向上するなどの意見があり、情報が錯綜しています。実際はどちらが本当なのでしょうか。そこで今回は、
- カフェインとは?
- カフェインの作用
- 寝る前何時間まで飲んでもいいの?
これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。
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目次
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カフェインとは?
そもそもカフェインとはどのような成分なのでしょうか。カフェインについて詳しく見ていきましょう。
カフェインってそもそもなに?
カフェインとは天然由来の有機化合物の名称で、鎮痛剤として有名な「モルヒネ」などと同類の成分です。精神刺激薬として広く利用されており、「世界で最も使用されている精神刺激薬」と言われています。
覚醒作用や解熱鎮痛作用、強心作用や利尿作用があります。コーヒーや緑茶を始め、ウーロン茶や紅茶、カカオ製品やエナジードリンク、清涼飲料水など、様々な食品に使用されている成分です。
50mgってどのくらい?
カフェイン50mℊというと、コーヒー0.8杯分程度です。コーヒー100mlには約60mℊのカフェインが含まれていると言われていますから、おおよそその程度の量でしょう。
また、清涼飲料水のコーラには100mlあたり約10ℊのカフェインが含まれていますから、コーラの500mlペットボトル1本がカフェイン50mℊにあたります。
カフェインが含まれる飲み物は?
先ほどから紹介していますが、カフェインは様々な飲み物や食品に含まれています。飲み物で言えばコーヒーや紅茶、緑茶などの、幅広い飲料に含まれています。食品で言えば、カカオ製品にはカフェインが多く含まれています。
「カカオ○○%」などのハイカカオチョコレートには特に多く含まれているため、妊娠中の方などはチョコレートも控えた方がよいでしょう。
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カフェインの作用
カフェインにはどのような作用があるのでしょうか。体への影響やメリットやデメリットなどについて解説していきます。
覚醒作用
カフェインの代表的な作用と言えば「覚醒作用」ですよね。眠気覚ましにコーヒーやエナジードリンクを飲むという光景は、もはやオフィスマンにとって恒例の光景とも言えます。オフィスのデスクにエナジードリンクを抱え込んでいる人も多いのではないでしょうか。
覚醒作用には疲労感や眠気の軽減、運動効果の向上なども見込めると言われています。
利尿作用
カフェインのもう一つの作用が「利尿作用」です。コーヒーや緑茶などを飲むと、トイレが近くなると思います。これはカフェインに利尿作用があるためです。バス旅行など、長時間トイレに行けない場合はカフェインを含む飲料は控えた方がよいでしょう。
脂肪燃焼効果
カフェインには中性脂肪の分解を促進する効果が期待できます。運動と一緒にカフェインを取り入れる事で、より効果的に作用すると考えられています。トレーニング前の30~1時間程度前からカフェインを摂取し、脂肪燃焼効果を高めましょう。
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寝る前何時間まで飲んでもいいの?
カフェインは就寝前に摂取しない方がよい、いや摂取した方がよいなど、意見は二分しています。実際寝る前にカフェインを摂取するとどのような影響が出るのでしょうか。
4時間前はカフェインをとらないようにしよう
まず結論ですが、就寝前のカフェイン摂取はおススメできません。正確には就寝前よりももっと早く、就寝4時間前あたりからカフェインを控えた方がよいとされています。
カフェインの代謝には2.5~4.5時間程度かかるため、効果が無くなる4時間前までにした方がよいとされています。代謝の速度は個人差があるため、高齢者や子どもはもっと早くから控えた方がよいでしょう。
少量でも眠れなくなる人もいる
先ほど少し紹介しましたが、カフェインの代謝は人によって個人差があります。要するに、カフェインが体質に合う合わないは人によって違うということです。
そのため、少量であっても全く眠れなくなってしまう方もいますし、逆に夜コーヒーを飲んでもぐっすり眠れる方もいます。いずれにせよ、夜にコーヒーを飲むということは体を再起動させてしまうためおススメできません。
全く効かないように感じる人も実は効いている
カフェインを摂取しても全く効果がないという方も中にはいます。しかし体の構造上、摂取したカフェインは必ず体内に入り、代謝されます。ということは、効果が無いように思えても実際は効果があるのです。
まとめ
今回は、カフェインを練る前に飲むのは良いことなのか、悪いことなのか、解説していきました。
この記事をまとめると
- カフェインを就寝前に摂取するのはNG!昼寝の前ならおススメ。
- カフェインはアルカロイド系の精神刺激薬として世界一多く使用されている成分。
- コーヒーや緑茶、チョコレートなど、様々な食品に使用されている。
いかがでしたか?ランチの後はついウトウトしてしまう、という方も多いですよね。そんな時はシャキッとするためにカフェインを摂取しましょう。副作用もあるため、くれぐれも過剰摂取には注意しましょう。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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