自家製パンチェッタは食中毒のリスクが高い?食べると危険なサイン

皆さんはパンチェッタという食材をご存知ですか?パンチェッタといえば有名なイタリア人俳優の方の名前を思い出す方が多いと思いますが、一般的にはイタリアの加工食材のことを言います。カルボナーラに入れたり生ハムとして食べたりなど様々な食べ方がありますが日本ではあまり見ることができないので自家製で作る方も多いといいます。ただし自家製のパンチェッタには食中毒のリスクがあるとされています。

今回の記事では、

  • パンチェッタとは?
  • ベーコンとは違うもの?
  • 家でパンチェッタを作る方法
  • パンチェッタが腐るとどうなるの?
  • まだ食べられるパンチェッタの特徴

これらについて解説していきたいと思います。 

スポンサードリンク

パンチェッタとは?

パンチェッタは、豚バラ肉のことを言います。日本ではあまり馴染みがありませんが、イタリアではよくカルボナーラに入れたり生ハムとして食べたりしているお肉です。

パンチェッタの特徴としては脂肪分が多く、写真のように白い部分が沢山あります。加熱して食べる時は、カリカリにして脂を落としますが、生ハムとして食べる時は脂の部分の甘みも楽しむのがイタリア流です。

スポンサードリンク

生ベーコンとは違うの?

日本でも生ベーコンという名前で販売されているのがパンチェッタです。パンチェッタの作成過程には加熱過程がないので生ベーコンと呼ばれているようです。

パンチェッタとベーコンは違うものなの?

パンチェッタとベーコンには明確な違いがあります。豚バラ肉を塩漬けして熟成させるまではパンチェッタとベーコンに違いはありませんが、熟成させた後に「燻製するのがベーコン」です。パンチェッタは塩漬けのまま調理に使います。

その他にもベーコンは部位によって名前が変わりますがパンチェッタは名前が変わりません。ロースベーコン、ショルダーベーコンなどの名前分けはパンチェッタにはないのです。

燻製しているかどうか、名前分けがあるかどうかの違いですので覚えておくと良いでしょう。

スポンサードリンク

家でもパンチェッタは作れるの?

日本ではほとんど販売されていないパンチェッタは、手に入れるために自宅で作成する人も少なくないようです。パンチェッタの材料は豚バラブロック肉と塩、フレッシュハーブ、こしょうのみなので手に入りやすく、作ろうと思えば簡単に作ることができます。

<パンチェッタを作る手順>

  • 豚バラブロック肉の表面をフォークで指す
  • 金属のトレイに乗せる
  • 豚肉にハーブと岩塩をまぶして塩漬けにする
  • 金属トレイごとラップを掛けて冷蔵庫で3日寝かせる
  • ドリップ(豚肉から出た水分)を捨てて流水に当てながら塩抜きする
  • キッチンペーパーで包み、冷蔵庫へ入れて豚肉の水分を抜く
  • ドリップが滲み出たら新しいキッチンペーパーに取り替える
  • これを一週間程度繰り返す

このようにすることで家でもパンチェッタを作ることができます。特に難しい材料などは必要ありませんが手間が少しかかってしまうところが難点でしょうか。

手作りのパンチェッタを作る上でもう一つ気になるところが「食中毒」です。パンチェッタの様に生のお肉を扱う場合は、家で行うと衛生管理がしっかりとされていない場合が多く雑菌が繁殖してしまう可能性があります。

スポンサードリンク

自家製のパンチェッタが腐るとどうなるの?

自家製のパンチェッタは雑菌が繁殖しやすいので注意していなければあっという間に腐ってしまいます。以下のような状態になっているパンチェッタの場合腐敗が進んでいる証拠なので絶対に食べないようにしてください。

  • 緑色のふわふわしたカビが生えている
  • ぬめりがある・糸を引く
  • アンモニア臭がする
  • 腐敗臭がする
  • 全体が緑っぽくドロドロしてきている

上記のような場合だと食中毒を引き起こす細菌が繁殖している可能性が高いとされています。このような状態になったパンチェッタは加熱したとしても食べることができないと思ってください。

まだ食べられるパンチェッタの状態

腐ってしまったパンチェッタは食べることができませんが、以下のような状態になっているパンチェッタの場合はまだ食べられる可能性が高いとされています。

  • 全体的に黒く変色している
  • 白い斑点がある
  • ヨーグルトのような臭いがする

このようなパンチェッタの場合はしっかりと熟成が進んだ状態のサインです。 黒くなってしまうのは豚肉の中に含まれる色素が空気に触れて黒くなるだけの状態なので、一般的に作られるパンチェッタにも見られる状態です。

白い斑点はカビのように見えるかもしれませんがふわふわとした胞子がなければ、アミノ酸(チロシン)が固まったものなので心配はないとされています。その他にもほのかなヨーグルト臭も身体に良い影響を持つ乳酸菌が発酵している状態なので全く問題ありません。 

スポンサードリンク

パンチェッタを食べた時の食中毒

ではパンチェッタを食べた時の食中毒症状はどのようなものが出るのかについて紹介していきます。

  • 腹痛
  • 下痢
  • 嘔吐
  • 発熱

このような症状が出る場合が多いのですが、 E型肝炎ウイルスなどが潜んでいる可能性がありますのであまりにも腹痛や下痢の症状がひどい場合は医療機関を受診することをお勧めします。

スポンサードリンク

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • パンチェッタはイタリア語で豚バラ肉のこと
  • 日本ではほとんど手に入れることができない
  • パンチェッタは豚バラブロックと少しの調味料が必要なだけなので家でも簡単に作ることができる
  • 自家製のパンチェッタは腐りやすいので注意しなければならない
  • 緑色のカビやぬめぬめしているものは腐敗が進んでいる証拠なので絶対に食べてはいけない
  • 色が黒くなっていたり白い斑点が見られる場合はまだ食べられる可能性がある 

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

スポンサードリンク