ジャムは食べると太る?食べ過ぎは健康に悪い?カロリー・糖質量は?

パンやスコーンにつけたりヨーグルトに添えたり、紅茶に混ぜても。どう食べてもおいしいジャムは、常備している人も多いはず。ですがそんなジャムも、食べすぎるとあまりよくないようです。そこで今回は

  • ジャムを食べると太るのか?
  • ジャムは体に悪い?
  • 安心なジャムの選び方
について詳しく解説していきますよ。

スポンサードリンク

ジャムは食べると太る?

ジャムを食べると太ってしまうのでしょうか?

カロリー・糖質量

カロリーなどは製品によって様々なので一概には言えませんが、参考として大手メーカーのいちごジャムのカロリーを調べてみました。

 100グラムあたり 250kcal 

1枚のトーストに塗るジャムの量はおよそ20gなので、約50kcalとなります。このジャムを塗ったトーストを食べればご飯1杯とほぼ同じカロリーです。

またジャムは糖度40%以上と決まっているので、簡単に言えば20gのジャムには8g糖質が含まれているという計算です。

糖質は体になくてはならないものです。ただし必須量は相当少ないです。

  • 体重50kgなら5g
  • 体重80kgなら8g

となっており、1回分のジャムに含まれる糖質8gを摂取していいのは体重80kg以上の人だけです。

また糖質は摂る気がなくても摂れているものです。野菜やフルーツには最初から入っていますし、調味料にも入っています。

つまり、本来は改めて糖質を摂る必要はないということなのです。あえて砂糖を取らなくても糖質は勝手に摂れています。それだけでじゅうぶんなのです。

糖分が多い

はっきり言ってジャムは糖質の塊です。原材料がフルーツなので体にいいような気がするかもしれませんが、それは間違いです。

加工の工程でフルーツに含まれるビタミンやミネラルなどの栄養素はきれいになくなり、まったくと言っていいほど残っていません

ただし食物繊維、ポリフェノールは熱に強いためジャムになっても残っている可能性が高いです。

とは言え元のフルーツの糖分にくわえてジャムに加工する時点でさらに糖分を足しているので、糖質がかなり高いことは間違いないです。

スイーツとしてジャムを食べる分にはまったく問題ありませんが、これをフルーツ感覚で取り入れているとすれば少し危険だと思います。

スポンサードリンク

ダイエット中のジャムの食べ方

ジャムはかなり糖質が高く、体にいいものとは言えないようです。食べ方になにかいい方法はあるのでしょうか?

夜・寝る前に食べない

夜になると体は自然に省エネルギーになり、蓄積モードへと切り替わります。そのため夜に大量に甘いものを摂取すると消化されにくいのです。

また夜にたくさん食べるとそこから胃や腸はなんとか消化しようとはたらきはじめます。そうなれば胃は休むことができません

本来胃などの臓器は夜のうちは休ませるものです。「夜は粗食」などと言うのはそのためです。

せめてその時間くらい休まないと、胃は基本的に一日中はたらき続けています。それほど酷使すれば、いつかガタが来るのは想像にかたくないでしょう。

手作りする

なんにでも言えることですが、やはり手作りが一番です。

市販のものは見栄えが大事ですし、なにより保存が効かないと店頭に並べることができませんそのためには保存料は必須、発色剤なども必要になってくるでしょう。

ですが手作りならその必要はありませんよね。少々色が悪くても手作りならなんの問題もありませんし、すぐに食べ切れる量を作るか冷凍保存すればいいだけのことです。

とは言えすべての人が手作りできるわけではありません。時間の問題もあるでしょう。

その場合はやはり原材料表記をしっかり確認することが大切になってきます。そうやって自分で必要なものを取捨選択していけば、食生活は案外簡単にシンプルになるものですよ。

砂糖不使用を選ぶ

砂糖不使用のものを選ぶというのはいかがでしょうか。

正直なところ、砂糖不使用のジャムと砂糖使用のジャムの糖質は変わりません。

ではなぜ不使用を選ぶかと言うと、フルーツに最初から含まれている果糖などの糖質は砂糖より体にいいからです。

砂糖」というのは基本的に白砂糖のこと。これは本来の砂糖を真っ白になるまで精製したもので、糖質以外の栄養素はゼロです。

白砂糖には中毒性があることがわかっており、すぐに甘みに慣れてさらなる甘さを欲するという悪循環に陥ります。

フルーツに含まれる糖質は「砂糖」とは別物なので、体の中で分解されるときに砂糖ほど時間がかからず消化吸収が早いのです。

ただし砂糖不使用と謳っていて代わりに砂糖風味の添加物が入っている」という製品もあります。

必ず原材料表記を確認し、家庭の台所に並んでいないものは添加物であることを認識したうえで、商品を選ぶようにしましょう。

スポンサードリンク

ジャムの食べ過ぎは体に悪い?

ジャムを食べすぎた時に起こりうる悪影響について説明します。

糖尿病

糖質を摂りすぎると、糖尿病を発症する危険性があります。糖尿病は生活習慣病とも呼ばれており、その名の通り生活習慣が原因で発症する病気です。

糖質を摂りすぎた日があったから突然糖尿病になる、というものではなく、日常的に糖質を摂り続けることで発症します。

またJAS規格によると、ジャムは糖度40%以上のものでないと「ジャム」として販売ができないそうです。

単純に100gのジャムの中には40gの糖分が入っているということ。またジャムを塗った食パンのカロリーは、ご飯1杯とほぼ同じです。こう考えるとかなり糖質は高いように感じます。

添加物

ほとんどの市販のジャムには添加物が使われています。これがないときれいに発色しなかったり、日持ちがしにくいためです。また原価を下げるために砂糖風味の添加物を使用しているものもあります。

これらの添加物はのひとつひとつは、国が使用を認めたものです。

ですが、添加物を複数組み合わせたときに体にどのような影響が起きるのかは今のところわかっていません

添加物はあらゆる食品に含まれる身近なものですが、このように未知の危険をはらんでいるものなのです。

また「添加物は過剰に摂取しなければ害はない」とされていますが、今日食べたすべてのものからどのくらいの添加物を摂取したのか、正確に答えられる人はいるでしょうか?

医療は日々進化しているはずなのに日本人の死亡原因トップは常に生活習慣病(ガン)ですし、この割合は世界でもトップクラスです。

日本人は添加物の摂りすぎで死体がいつまでも腐らない」という話もあるほどです。これを聞くと怖いと思いませんか?

スポンサードリンク

まとめ

ジャムの糖質やその危険性についてご理解いただけましたか?

この記事をまとめると

  • ジャムはほとんど糖質!たっぷり含まれている
  • 糖質の摂りすぎは万病の元
  • ジャムには添加物もたくさん入っているので、必ず原材料表記を確認しよう

糖質は目に見えないので見落としがちですが、気にしはじめるとキリがありません。注意するのは大切ですが気にしすぎるのもよくないです。

適度にできる範囲で意識して摂らないようにするくらいがちょうどいいかもしれませんね。

スポンサードリンク