ジャージャー麺は韓国と日本と中国で違いが!それぞれのレシピは?

ジャージャー麺は中華料理の代表的な麺料理です。ピリ辛味と甘じょっぱい味わいのひき肉餡と、麺やキュウリを絡めて食べる料理で、万人受けする麺料理の一つです。

今回は、ジャージャー麵の国によるレシピの違いについて解説していきます。ジャージャー麺は中国料理の代表格ですが、韓国や日本など、アジア圏の様々な国でメジャーなメニューです。

それぞれの国によって特徴があったり、何か違いはあるのでしょうか?そこで今回は、

  • ジャージャー麺とは
  • 韓国のジャージャー麺
  • 日本のジャージャー麺

これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。

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ジャージャー麺とは

まずはジャージャー麺とはどのような麺料理なのか、詳しく解説していきます。ジャージャー麺の発祥や、基本のレシピなどについて解説していきます。

本場は中国

ジャージャー麺は「炸醤麺」と書き、その発祥は中国の山東省と言われています。河北省や河南省、四川省など、中国では広い地域で食べられる家庭料理です。

ジャージャー麺の基本は、麺にキュウリやもやしなどの野菜をのせ、上からひき肉とテンメンジャン、豆味噌などで調味して炒めた「肉味噌」をかけ、一緒に絡めながら食べる麺料理です。

その歴史は古く、4000年以上も昔から存在するメニューとされていますが、どれも諸説あるようです。中華の麺料理といえば「スープ」と混ぜたラーメンなどが定番ですが、ジャージャー麺は「汁なし」の麺料理です

本場のジャージャー麺のレシピ

ジャージャー麺は、しいたけや豚ひき肉、たけのこなどを細かくし、テンメンジャンなどで調味して炒めた「肉味噌」を使用します。中華麺に細切りにしたキュウリやもやしなどの野菜をのせ、上から肉味噌をかけます。

韓国のジャージャー麺

続いて韓国のジャージャー麺について解説していきます。中国と韓国で、使用する調味料の違いや、味の違いなどはあるのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

韓国のジャージャー麺のレシピ

韓国には、ジャージャー麺から派生して生まれた「チャジャンミョン」と呼ばれる麺料理があります。日本では「韓国版ジャージャー麺」とも呼ばれます。

チャジャンミョンには、ジャージャー麺の味の基本ともなるテンメンジャンが使用されず、代わりに「チュンジャン」と呼ばれる「甘い黒味噌」の様な調味料が使用されます。黒味噌に絡めるなどを加えたもので、甘味が強いという特徴があります。

そのためチャジャンミョンは、中国のジャージャー麺と比較すると辛味を伴うメニューはほとんどなく、甘い味付けの麺料理として定着しています。

どんな味?

韓国のチャジャンミョンは、中国のジャージャー麺と比べると辛味が無いことがほとんどです。また、色合いがジャージャー麺よりも黒っぽい色をしており、見た目でも大きな違いがあります。風味も独特で、本場のジャージャー麺とはかなり違いがあるようです。

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日本のジャージャー麺

続いて日本のジャージャー麺について解説していきます。日本に伝わったジャージャー麺はどのように変化していったのでしょうか?特徴や味の違い、少し変わったジャージャー麺についても紹介していきます。

お店や地域で味付けが違う

日本で多く見られるジャージャー麺は、中国と韓国の間をとったような味付けで、「辛味・甘味・塩味」が全て感じられる味付けになっています。茹でた細めの中華麺に、接着を防ぐため少量の油をまぶした麺が使用されます。

ねぎや生姜、パクチーなど、好みの薬味が使用されることから、「台湾のジャージャー麺」に近い料理となっています。地域によっても違いがあるようですから、色々な県のジャージャー麺を食べてみたいですね。

変わったジャージャー麺も?

ジャージャー麺というと中華麺を使用することが一般的ですが、日本では「うどん」や「きしめん」に肉味噌がかけられて提供される場合もあるようです。こちらは日本らしい様相で、理解できますね。

岩手県では「盛岡じゃじゃ麺」と呼ばれる、平たいうどんなどに特製の肉味噌をかけて提供するメニューがあり、「盛岡三大麺」と呼ばれ市民に愛されています。

ラー油やネギ、すりおろしたにんにくなどの好みの薬味を混ぜ合わせて食べることが通例で、岩手県の郷土料理としても浸透しているようですよ。

ちなみに三大麺の残りの2つは、盛岡冷麺とわんこそばです。わんこそばは現地以外ではあまり見かけませんが、盛岡冷麺は今やコンビニなど様々な場所で提供されていますよね。

まとめ

今回は、様々な国のジャージャー麺について、それぞれの違いや特徴などについて解説していきました。

この記事をまとめると

  • 中国のジャージャー麺は、テンメンジャンをベースにした辛味の強い肉味噌を麺の上にかける
  • 韓国のジャージャー麺は、チュンジャンと呼ばれる甘味の強い黒味噌を使用することで、甘味の強い肉味噌を使用する
  • 日本のジャージャー麺は、中国と韓国の間をとったような味付けで、「辛味・甘味・塩味」のバランスが良い

いかがでしたか?様々な国のジャージャー麺について、少しでも知識が深まったのであれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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