いりごまの保存方法は常温?冷蔵?保存容器・開封後は酸化に注意

いりごまを大量に頂いたりした際に一番困るのが、一度に「消費しきれない問題」です。業務スーパーなどでお得だからといって大容量のいりごまを購入した際にも起きる「消費しきれない問題」。そもそもいりごまの保存について真剣に考えた事自体が無いという人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、

  • いりごまの保存方法は何がいい?
  • 賞味期限切れのいりごまはいつまで食べられる?
  • 開封後のいりごまは酸化・ダニに注意ってなに?

これら知っていると得する、いりごまの保存方法のあれこれについて詳しく書いてみます。

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いりごまの保存方法は何がいい?

いりごまを長い期間美味しくいただくには、保存方法を知る事が重要です。美味しいいりごまであっても、腐らせてしまっては意味がありません。保存方法を間違えて風味や味が落ちてしまえば、食べるにしても苦痛に感じてしまいます。

長持ちさせるポイントとしては、保存に使用する容器や温度帯などが重要になります。

保存容器

いりごまはたいていビニールなどの薄い袋にはいって販売されています。長期保存する際には、外的要因、湿気、温度、光などにも注意が必要です。なかでも保存容器は外気との遮断や害虫などの外的要因からいりごまを守るのに最適な保存手段です。

薄いビニールのままでは、ダニが袋を食いちぎって侵入したりする危険がありますから、しっかりとした素材の容器で保存しましょう。

材質としては、代表的なものとして以下のような保存容器が代表的なものになります。

  • ガラス瓶と蓋
  • 缶(蓋と容器が別れていて蓋がしっかり密閉できるもの)
  • プラスチックケース(蓋付き調味料入れ)
  • ビニール容器

重要なのは密閉と外気との遮断が可能な容器と言う事です。

常温?冷蔵?

いりごまを保存する際の温度帯については、開封前と開封後どちらも常温で保存可能です。常温での保存条件としては、直射日光、高温、多湿はさけましょう。

冷蔵保存も可能です。冷蔵の場合は低温から常温へ移動した際におこる結露による湿気の発生が、品質劣化の原因にもなるので注意しましょう。

いりごまは冷凍保存できる?

いりごまは冷凍保存ができます。すぐ使うことが多い場合は常温で保存も可能ですが、長期間使用しないのであれば冷凍保存することも可能です。冷凍保存する際の注意点は、冷凍保存から常温にもどす際に発生する結露からくる湿気です。

湿気はカビなどの原因になることが有りますので、冷凍保存したものを使用する際には使い切れる分だけ小分けにして解凍するようにしましょう。

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賞味期限切れのいりごまはいつまで食べられる?

賞味期限切れのいりごまは、保存状態が正しく保たれていることが最低条件ですが、食べる事はできます。風味や味は期限内よりも落ちる事を理解したうえで使用するかは判断するのが良いでしょう。

2ヶ月〜3ヶ月

正しく保存できていれば2ヶ月~3ヶ月程度であれば食べる事ができる可能性はあります。風味や味はかなり落ちている可能性はありますが、気にならないのであれば食べても問題は無いでしょう。但し、保存状態が悪く、ニオイなどに違和感があれば食べないようにしましょう。

半年

賞味期限から半年が経過したいりごまを食べることは避けた方が良いでしょう。品質を維持できていない可能性が高く、食べた場合には味や風味に違和感を感じる事も予測されます。もし食べるのであれば、カビやダニの発生、いりごまに含まれる油分の酸化具合をしっかりと確認したうえで、自己責任である事を理解した上で食べるようにしましょう。

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開封後のいりごまは酸化・ダニに注意!

 

いりごまを開封後に気になるのが、酸化(腐敗)やダニの発生です。いりごまにはごま油の原料にもなる油分が含まれており、栄養価も高い食材のため、ダニなども発生しやすくなります。注意点についてもご紹介します。

酸化する

いりごまの成分は半分以上が脂質です。ごまの脂質には、体に良いとされている不飽和脂肪酸といわれる油が多く含まれていますが、長期間空気に触れることで徐々に酸化され、酸化が進むことで強い油臭がするようになります。酸化した油は料理の味をそこねる原因や、体調を壊す原因にもなりますから注意が必要です。

ダニがつく

いりごまの開封後に気になるのがダニの発生です。いりごまを開封後保存する場合、ダニが好む高温多湿な環境でいりごまを保存していた場合、ダニが発生する可能性があります。薄いビニールなどはダニが噛みちぎって侵入する事がありますので、保存しているいりごまに小さく動くものや白い小さな綿のようなものを目にした場合、ダニがついている可能性があります。

ダニそのものに毒はありませんが、アレルギーがある場合、体質によっては重篤な症状を起こす場合がありますので、怪しいと感じた場合には食べないようにしましょう。

まとめ

いりごまの保存方法は常温と冷蔵のどちらが良いのか、保存容器についてや、開封後に酸化させない方法はどうすれば良いのかについて調べたところ、ポイントとして以下の事がわかりました。

この記事をまとめると

  • いりごまの保存方法は、常時使う場合は冷暗所での常温保存が良い。
  • 賞味期限切れのいりごまは2〜3ヶ月なら食べる事が出来る。
  • 開封後のいりごまは酸化・ダニに注意が必要。

いりごまは香ばしく美味しい薬味として料理には欠かせない食材です。保存方法をしっかりと理解し美味しく無駄なく使うよう心がけましょう。

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