イヌサフランはどんな味?行者にんにくと・サフランとの見分け方は?

皆さんはイヌサフランをご存知ですか?イヌサフランはきれいなお花で、その見た目から好きな人も多いのではないでしょうか。

イヌサフランは見た目がきれいなので食べられるのでは?と思う方もいるでしょう。

しかし食べると危険というふうにも言われています。この記事では、イヌサフランの味や食べるとどうなるのかについて詳しく紹介したいと思います。

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イヌサフランはどんな味?

イヌサフランは見た目がきれいなので美味しそうと思いますよね。しかし実際はどのような味なのでしょうか?食べられないというふうにも言われています。その実態について詳しくみてみましょう。

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イヌサフランには毒性が

イヌサフランには毒性があります。イヌサフランを食べると食中毒が発生します。イヌサフランの毒は、そこらに生えている植物とは毒性の強さが違います。イヌサフランの毒はとてもつもなく猛毒です。ですので誤っても食べてはいけません。見た目で判断したら美味しいと思いがちですが、猛毒なので食べないようにしてくださいね。

死亡事例は?

イヌサフランは猛毒というだけあって、死亡事例もあります。群馬県では、知人から野草を受け取ったものを違う野草だと勘違いして、実際に食べたら食中毒が発生しました。2人食べて、2人も発症をして、1人が死亡しました。そのほかでは、6月に秋田県で自宅敷地内に生えていたものをイヌサフランとは判断せずに1人の男性が食べたところ、食中毒が発生して死亡しました。

似た植物に気を付けて!

イヌサフランと似た植物は2つあります。ギョウジャニンニク、オオバギボウシ、ウルイです。群馬県で起きた死亡事故はイヌサフランをギョウジャニンニクだと勘違いしたからです。秋田県で起きた死亡事故はイヌサフランをウルイと勘違いしたからだそうです。

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イヌサフランに似ている植物は?

イヌサフランに似ている植物について2つ紹介したいと思います。1つずつ詳しくみてみましょう。

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行者にんにく

1つ目が行者にんにくです。行者にんにくはタマネギやにんにくなどのユリ科ネギ属の多年草に属します。近畿以北から北海道に分布しています。東北より南では高山でしかみられないので、行者が食べるニンニクなのでそこから名付けられました。

行者にんにくは成長が非常に遅いので収穫までには5年はかかります。種を撒いて2年目には芽を出して、4年目では葉が2枚以上になり、5年目あたりで花が咲きます。株の太さが鉛筆の太さになったら収穫開始です。

サフラン

2つ目がサフランです。サフランはパエリアやサフランライスなどに使われる調味料です。ご飯の色づけ役になっています。サフランは日本以外にも、イランやスペイン、イタリアなどで生産されています。サフランは色付けだけではなく、香り付けもしてくれるのでとてもいい調味料です。サフランの代用はターメリック・カレー粉、くちなしの実などで代用できます。

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イヌサフランを食べてしまったらどうする?

猛毒であるイヌサフランですが食べてしまったらどうなるのでしょうか。中毒症状や治療方法について詳しくみてみましょう。

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中毒症状は?

イヌサフランはとても猛毒で、食べたら嘔吐や下痢などを起こし、重症であれば死亡します。3人食べて2人が死亡したのでとても猛毒です。間違っても食べないようにしてくださいね。加熱しても毒は消えないので注意してください。

治療方法

イヌサフランを食べてしまった場合の治療方法は特にありません。ですので、絶対に食べないようにすることが大事です。名前の知らない野草は食べないようにしてくださいね。

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まとめ

この記事をまとめると

  • イヌサフランには猛毒があるので誤っても食べないように注意
  • 群馬県と秋田県で計3人が食べたところ、2人が死亡
  • イヌサフランに似た植物はギョウジャニンニク、オオバギボウシ、ウルイ
  • 行者にんにくは収穫までに5年以上かかる植物
  • サフランはパエリアやサフランライスなどで使われている植物
  • イヌサフランの毒は加熱料理してもなくならない
  • 間違えて食べてしまったときの治療方法は特にない

この記事ではイヌサフランを食べてしまったときの対処法について紹介しました。イヌサフランは間違えて食べてしまわないように気をつけてくださいね!

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