朝一からコーヒーの香りを楽しみながら仕事をしたり、眠気の襲う午後に飲んだり、毎日の生活にインスタントコーヒーは欠かせませんよね。しかし、蓋を開けたら表面から糸を引いて灰色になっていたことはありませんか?
今回の記事では
- インスタントコーヒーから発生しているカビの正体
- 灰色に変色したり黒カビが発生して白い糸を引いていても大丈夫なのか?
- インスタントコーヒーを長期保存させるための方法
- 開封後はどのくらいで飲み切った方がいいのか?
上記の内容について紹介いたします。
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目次
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インスタントコーヒーのカビや白い糸は「カフェインの結晶」
インスタントコーヒーの開封後、長期間にわたって使用せずに放置しておくと、表面がうっすらと白く変色する現象が起きることがあります。場合によっては、灰色や黒カビのようなものを確認することもできるでしょう。
せっかく購入したインスタントコーヒーですが、場合によっては処分しなくてもいい場合もあるため、以下ではカビや白い糸などの正体について解説します。
白いカビやクモの糸らしき正体は「カフェインの結晶」
インスタントコーヒーの開封後に、長期間にわたって放置して発生した白いカビやクモのイトのような物の正体は「カフェインが結晶となって表面に出たもの」です。
インスタントコーヒーを手がけている大手企業が公式に発表しているコメントからも確認することができました。詳しくは以下をご参照ください。
参考:UCCお客様窓口 参考:KEY COFFEEお問合せ
灰色・黒カビらしき正体は「湿気で粉が固まったもの」
白いカビやクモの糸らしき物体のほかに、インスタントコーヒーの表面に現れる灰色・黒カビに似た正体は「結晶化したカフェインが湿気を吸い込んで固まったもの」です。
特に梅雨時や夏場などの、空気中の湿度が高い時期に発生しやすい象で、ほかには、スプーンに付着した水滴なども原因として考えられます。
一度でも開封してしまうと、湿気に気をつけたり乾いたスプーンを使用したり、インスタントコーヒーが湿気で固まるのを気をつけていても完全に避けることはできません。開封後は、なるべく早く飲み切るようにしましょう。
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インスタントコーヒーからカビのようなものが発生しても飲める?
インスタントコーヒーはリーズナブルに購入できるとは言えど、捨てるのは気が引けますよね。以下では、白カビやクモの糸、黒カビのようなものが発生した際に、飲めるか飲めないかという消費目安を紹介します。
ビンを振って元の状態に戻るなら問題ない
インスタントコーヒーの表面にカビのような物体を確認しても、ビンを左右上下に振って元のサラサラな状態に戻れば、どの企業から販売されている商品でも飲めます。ダマがなくなるまで、しっかりと振ってから味わってください。
ビンを振って元の状態に戻らなくても「美味しくない」が飲める
湿気を吸い込んでインスタントコーヒーが黒カビのように固まってしまい、振ってもサラサラの状態に戻らない場合は「鮮度・味」が低下しています。
しかし、飲んでも人体に害は及ばないため、決して飲めないワケではありません。一方では、鮮度が落ちていて美味しくないため、やはり各社ともに飲むことは推奨していないので、味への補償は自己責任で飲んでください。
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インスタントコーヒーにカビのようなものを発生させない保存方法
インスタントコーヒーは、水分量を飛ばして乾燥させながら生成しているため、未開封の状態でカビが発生することは基本的にはないとされています。
しかし、開封後は1ヶ月前後を目安に飲み切るように表記されていることからも、常温で保存できる範囲内で消費しましょう。
なお、1ヶ月を過ぎてしまう場合は、冷蔵庫などの低温状態で管理できる場所だと高温多湿を避けながら鮮度を保つことができます。注意点は、出し入れの際に冷蔵庫内外の温度差によってビン内部に水滴が発生する恐れがあるため、素早く使ってですぐに冷蔵庫に戻すことを意識しましょう。
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まとめ
インスタントコーヒーに現れる白いカビや糸、黒いカビのような正体はカビではなく、カフェインが結晶化したものです。しかし、絶対にカビないわけではないため、飲んだ後に体調が悪くなったらかかりつけの医師に診察してもらいましょう。
この記事をまとめると
- 白いカビやクモの糸のようなものの正体は「カフェインが結晶化したもの」
- 灰色や黒色のカビのような物体は「粉が湿気で固まったもの」
- 白カビなどの物体が確認できても「飲めないわけではないが美味しくない」
- 開封前にカビることはないが、開封後は1ヶ月以内に飲み切ること
- 1ヶ月程度は常温保存で問題ないが、2ヶ月目以降は冷蔵庫保存がおすすめ
- 高温多湿が苦手なため、低温管理を意識してあげると鮮度が長持ちする
インスタントコーヒーは、日常生活で毎日のように飲む方も少なくないため、保存方法やカビのような変色に気をつけながら楽しんでください。
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