インスタントラーメンで下痢になるのはなぜ?対処法はあるの?

皆さんはインスタントラーメンで下痢をしたことはありませんか?私は基本的にはインスタントラーメンを食べても下痢をすることはないのですが、時々お腹がゆるくなってしまうことがあるんですよね。

ではどうしてインスタントラーメンを食べると下痢をしてしまうのでしょうか。インスタントラーメンはなんだか体に悪いというイメージが強い食品ですが安全な食べ物なのでしょうか?

今回の記事では、

  • インスタントラーメンが体に悪いと言われる理由は?
  • 下痢をしてしまうのはなぜ?
  • かんすいって何?
  • 下痢になった時の対処法

これらについて解説していきたいと思います。 

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インスタントラーメンが健康に悪いと言われるのはなぜ?

多くの塩分が含まれている

数多く存在する麺を使ったメニューの中でもラーメンに含まれる塩分はかなりの量です。ラーメンスープごとに含まれるおおよその塩分量は以下の通り。

  • しょうゆラーメン:6.3g
  • みそラーメン:7.1g
  • しおラーメン:6.2g

参考までに成人男性1日あたりの塩分摂取目安は約7.5g未満、女性は6.5g未満となっています。このことからもラーメンに含まれる塩分量の多さがわかります。

炭水化物がほとんどを占めている

ラーメンの麺の成分はほとんどが炭水化物で形成されています。食の専門家による「健康のために控えるべき炭水化物ランキング」によると、ラーメンは食パンと並ぶ同率1位の食品とされています。

脂質が多く含まれている

ラーメンにはダイエットの天敵である脂質が多く含まれています。脂質は、三大栄養素の中でも最もカロリーが高いため体内で脂肪に変わりやすいという特徴があります。

実際には、麺に含まれる脂質はそれほど多くないものの、油が表面にたっぷり浮いたラーメンスープにはかなりの脂質が含まれています。

多くの添加物が含まれている

ラーメンには、見た目を良くしたり賞味期限を長くさせるために多くの食品添加物が使用されている場合があります。代表的な食品添加物の種類と、その用途は以下の通りです。

食品添加物名 使用用途
着色料 麺の色を一定に保ち、視覚的に食欲をそそる色合いに調整するために使用
リン酸塩 麺にコシや弾力を出したり歯触りを良くするために使用
酸化防止剤  麺に含まれる油脂の酸化を抑制させるために使用

カロリーが高い

麺類の中でもうどんや蕎麦と比べるとカロリーの高いイメージのあるラーメン。実際にはスープの種類や具材によって含まれるカロリーが大きく変化します。

具体的なラーメンスープ及び具材に含まれるカロリー量は以下の通りです。

スープ種別(100g当たり)/具材種別(1人前) カロリー量
しょうゆラーメンスープ 157kcal
みそラーメンスープ 187kcal
チャーシュー具材50g 83kcal
ゆでもやし具材50g 6kcal
わかめ具材30g 7kcal

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下痢になるのはなぜ?

かんすいが原因かも?

ほとんどのインスタントラーメンには「かんすい」という食品添加物が使われています。ですがこのかんすいが体質に合わず、腹痛や下痢を引き起こしてしまう可能性があることが分かっています

またかんすいが原因だけとは限らず、インスタントラーメンは高カロリーで脂質も多い食品です。脂質の過剰摂取による腹痛の場合も考えられます。

かんすいとは

かんすいという食品添加物は、主に炭酸ナトリウムや炭酸カリウムなどを含むアルカリ剤(合成化合物)の総称です。

麺を作っている小麦粉に加えるとグルテンと反応し、麺の風味や弾力、色合いなどを生じさせるラーメンに欠かせない存在です。

そのため、チキンラーメンのようなインスタントラーメンを食べる上で、避けることが難しいのです。また1食分程度のように通常量であれば問題がない人も、過剰摂取すれば体に害を与えてしまいます。

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下痢にならない食べ方とは?

インスタントラーメンには無くてはならない「かんすい」。体質が合わない人はやはり食べるべきではないのですが、「美味しくて好きなのに食べられない!」なんて悲しいですよね。

ここからは少しでも腹痛を避ける対処法を紹介します。

スープを飲まない

かんすいにはお湯に溶け出すという性質があります。そのため、お湯を入れて麺を作る時点で、麺に含まれるかんすいはスープに流れ出るのです。

インスタントラーメンを食べて起こる腹痛を少しでも避けたいのであれば、この「かんすいが溶け出したスープ」を飲まないようにしましょう。さらにスープを飲まないことは塩分の過剰摂取を避けることにも繋がりますよ。

茹でるお湯とスープのお湯は分ける

既述のように、かんすいはお湯(スープ)に溶け出します。つまり茹でるお湯とスープのお湯を沸けることで、摂取するかんすいの量を減らすことができるのです。

  • 麺を茹でたお湯は捨てる
  • 1分くらいしたら別で沸かしておいたお湯を入れる

かんすいが完全に溶け出したお湯で作るスープの方が味が濃く美味しいのはやまやまですが、まずはこの作り方から始めることで、少しずつ体を慣らしていけるかもしれません。

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下痢になったら?

下痢をした時は、同時に体内の水分をかなり消費します。脱水症状に注意をして、少しずつでも良いので水分補給をすることが大切です。下痢の最中や直後は無理して食べようとせず、まずは体と胃腸を休めるようにしましょう。

まずはぬるめのお湯を飲んでください。下痢を起こしている時でも、ぬるめのお湯であれば胃を刺激することもありません。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • インスタントラーメンは体に悪いというイメージが強い
  • お腹を壊してしまうこともある
  • かんすいがダメな人は下痢をしやすい
  • かんすいは茹でることで量を減らすことができる

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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