もちもちとした食感が魅力のいももち。住んでいる地域によってはあまり聞き覚えのない食べ物かもしれません。
自宅でいももちを作る場合、もちもち食感に仕上げるためにはいくつか重要なコツがあるのをご存じでしょうか?
- いももちってどんな食べ物なの?
- 作り方を知りたい
- もちもちに仕上げるために重要なポイントは?
今回は、こちらについて詳しく解説します。
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目次
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いももちってなに?
じゃがいもを使ったお餅
いももちとは、芋類を使用して作るお団子のような料理です。
その歴史は古く、まだもち米の生産技術が未発達であった時代に豊富に収穫されたじゃがいもやかぼちゃを加工して作られたのが始まりだと言われています。
いももち(1個あたりを55gで算出)に含まれる栄養成分は以下の通りです。
エネルギー | 86kcal |
たんぱく質 | 0.94g |
脂質 | 2.67g |
炭水化物 | 14.82g |
食塩相当量 | 0.56g |
栄養成分を見てみると、じゃがいもを材料としていることもありエネルギー・脂質・炭水化物がそれなりに含まれていることがわかります。
朝食や運動前など、すぐにエネルギーが必要な場合は効率的に栄養を摂取できる料理であると言えるでしょう。
ただし、食べ過ぎてしまうとカロリー摂取過多となり体重の増加や生活習慣病を発症してしまう可能性もあるため、注意が必要です。
北海道・和歌山・高知・岐阜の郷土料理
いももちは地域を限定せずに日本各地で郷土料理として親しまれているという特徴があります。
面白いのは、各地方によって原料や特徴が大きく異なる点です。ここではそれぞれの地域での違いについてまとめてみました。
都道府県名 | 主な原料 | 特徴 |
北海道 | じゃがいも | 甘辛い味付けが特徴で別名いも団子とも呼ぶ |
和歌山・高知 | さつまいも | 小豆餡を使用する場合もある |
岐阜 | 里芋 | 味噌を使用する場合もある |
いももちっておいしいの?
郷土料理として受け継がれているいももちは大人からこどもまで食べられる味に仕上がっているため、どこかホッとする味わいです。
その味わいは、まさに故郷の味と言えるでしょう。
また、地域によって製法が大きく異なるため食べる場所によって様々な味が楽しめるのも特徴の一つです。
食べ方は?
いももちの食べ方は作られる地方によって大きく異なります。
そのまま食べてももちろん美味しいですが、地方に合った食材と合わせて食べることでより美味しくいももちを味わうことができます。
具体的には、北海道であればバターであったり和歌山であれば小豆餡と合わせて食べる方法などがよく知られています。
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いももちの作り方
今回は、北海道のいももちの作り方を解説します。
材料
じゃがいも1個(220g) 片栗粉大さじ1弱(17g) 醤油25cc 砂糖50g みりん25cc 水50cc 片栗粉大さじ1.5(20g) 水45cc
作り方
- じゃがいもの皮を剥いて鍋に入れ、全体が浸る位の水を入れて火にかける
- 沸騰後、15分程を目安として竹串で中心まで火が通ったか確認する
- お湯を全て捨て、再度火にかけて余分な水分を飛ばす
- 熱いうちにマッシャーなどでじゃがいもを全て潰す
- 全体が滑らかになり粗熱が取れたら片栗粉を加えて良く混ぜる
- 1個60gほどを目安に成形する
- タレの材料を別の鍋で合わせて煮たたせておく
- フライパンでいももちを強火で両面を焦げ目がつくまで焼き上げる
- タレを掛けて出来上がり
失敗しやすいポイントについては、このあと詳しく解説しますね。
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いももちがもちもちにならない原因は?
ここでは、いももちがもちもちにならない原因とその対策について解説します。
片栗粉が混ざっていない
じゃがいもと片栗粉がしっかりと混ぜ合わっていないと、焼き上げた際にムラが生じてしまいます。
じゃがいもに片栗粉を加えるときは、じゃがいもを混ぜながら少しずつ片栗粉を振りかけるようにすると均等に混ぜ込むことが出来ますよ。
また、しっかりと混ぜ合わせるためにはじゃがいもが熱いうちにマッシャーですり潰すことも重要です。
熱いうちに片栗粉を混ぜること
じゃがいもの余熱で片栗粉が少し溶け出すことでもちもちとした食感に仕上げることができます。
粘り気が出る分、少し成形がしにくくなってしまうことには注意しましょう。
蒸し器で作るのもおすすめ
今回のレシピでは鍋で茹でることでジャガイモを調理していますが、蒸し器を使用して蒸し上げるのもおすすめの調理方法です。
蒸し器を使用するメリットは、余分な水分が残らないためじゃがいもがホクホクとした状態を保ちやすくなる点が挙げられます。
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まとめ
この記事をまとめると
- いももちは北海道を始めとしたa日本各地で親しまれている郷土料理のことを指す
- 地方によって製法や食べ方が大きく異なるのも特徴の一つ
- じゃがいもを使用して作るいももちは、熱いうちに片栗粉と混ぜ合わせるのがポイント
- 蒸し器を使用してじゃがいもを蒸かすともちもちとした食感に仕上げやすい
いかがだったでしょうか。
じゃがいもは冷めると粉を吹いてしまい、他の材料と混ぜ合わせるのが難しくなってしまう食材です。
いももちを作る際は、じゃがいもが熱いうちに調理するともちもち食感に仕上げることが出来ますよ。
この記事がみなさんの参考になれば幸いです。
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