いかのわたは生で食べることができる！捨てるなんてもったいない！

濃厚な旨みで大人の味が楽しめるいかのわた。

炒め物などで見かけることが多い食材ですが、実はいかのわたは生で食べることができるって知っていますか？そして、生で食べるときにはどんなことに注意したらよいのでしょうか？そこで今回は

これらのテーマについて紹介いたします。

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いかのわたは生で食べることができる？

いかのわたといえば加熱調理したものが一般的ですが、生で食べられないものではありません。しかし、生食の際には注意することが多いので、まずいかのわたについて知っておきましょう。

いかのわたってどこの部分？

いかのわたとはいかの内臓の一部である肝臓のことで、「イカの肝」、「イカごろ」、「イカの腑」とも呼ばれます。新鮮なものは、塩辛の原料にもなります。

いかのわたは胴の中にあり、胴にくっついているので、使用するときは指で引きはがしましょう。いかの内臓には、他に胃、直腸、墨汁嚢（すみ袋）などがあります。

栄養

いかのわたにはタウリン、EPAやDHA、ビタミンB群も含まれています。タウリンは肝臓の働きを活発にしてアルコールの解毒能力を強化したり、血液中のコレステロールや中性脂肪を減らしてくれたりします。

EPAやDHAは不飽和脂肪酸で動脈硬化や脳卒中などの循環器系疾患の予防効果があるといわれています。また、ビタミンB群は新陳代謝を活発にしてくれます。いかのわたを食べることでこれらの効果が期待できます。

寄生虫アニサキスに注意

いかはアニサキスの危険性が高い食材です。

アニサキスとは寄生虫の一種で、半透明で白く、２～３㎝位のひものような形をしています。魚やいかに寄生して内臓で成長し、寄生している魚が死ぬと内臓から筋肉へ移動します。

アニサキスが寄生した魚やイカを生のまま食べると、アニサキスが胃や腸を食い破ろうとして「アニサキス症」と呼ばれる激しい腹痛や吐き気を引き起こします。また、蕁麻疹や血圧の効果、呼吸不全などのアレルギー症状が出ることもあります。

アニサキスの食中毒への対策としては、以下の４つの方法が有用です。

以上の方法で、アニサキスへの食中毒へ対処しましょう。

新鮮なら刺身で食べられる

新鮮ないかのわたなら刺身で食べることができます。その場合も目視で確認してアニサキスを必ず取り除き、家庭では冷凍庫に48時間以上入れてから食べたほうがより安全です。

いかに食べられない部分はあるの？

いかの食べてはいけない部分 　

新鮮ないかのわたを食べるときに注意したいのが、いかの「精莢（せいきょう）」です。いかの内臓には「精莢」という乳白色の白い糸状のものが付着していることがあります。「精莢」はオスの生殖器で100本以上内臓に蓄えています。

「精莢」は運動することができるので、寄生虫のアニサキスと間違えられることもあります。

先端が釣り針のカエシのような形状になっているため、刺さると抜けない仕組みになっているので、新鮮な状態で生食すると口腔内や胃に突き刺さって激痛をもたらして大変危険です。

さらに手では抜けないため切開による摘出手術を受ける必要があります。必ず目視で確認して取り除きましょう。

加熱すれば大丈夫？

いかの精莢はいかが死んでも数時間は生きて動いています。食塩処理や湯通しには耐えるといわれているので、十分加熱しましょう。また、アニサキスも加熱により死滅するので、鮮度の落ちたイカは必ず加熱して食べるようにしましょう。

いかのわたを使ったレシピ 　

いかのわたを使った美味しいレシピを紹介いたします。それぞれ、クセになりそうなオツな味わいが楽しめますので、ぜひ試してみて下さいね。

ワタ焼き 　

塩をまぶしてしっかりくさみを取ることがコツ。旨みたっぷりで香りも濃い、お酒のおつまみにぴったりの一品ですよ！

肝あえ 　

いかのわたと味噌の濃厚な旨みで、醤油で食べるいかの刺身とはまた一味違った味わいが楽しめますよ！

バター炒め

いかは火を通し過ぎると固くなるので、手早く炒めましょう！

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まとめ

「いかのわたは生で食べることができるか？食べないほうが良いところ」などについてご紹介しましたが、いかがでしょうか？

いかのわたを食べるときには注意することも多いですが、栄養もたっぷりで濃厚な旨みも楽しめます！上手に処理をして、味わってみて下さいね！

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