アイスの食べ過ぎで太る理由は?どんな糖質に気を付ければいいの?

だんだんと気温が上がってきて、夏に近づいてきた感覚がありますね。そんな時に食べたくなるのは冷たいアイスクリームだと思います。ですがアイスクリームというのは食べ過ぎるとかなり太りやすい食品だということをご存知でしょうか?

今回の記事では、

  • アイスクリームが太りやすい理由
  • アイスクリームの糖質
  • ご飯との糖質の違い
  • 血糖値が上がるとどうなるの?
  • ダイエット中に考えるべきポイント

これらについて解説していきたいと思います。 

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アイスが太りやすい理由は「食物繊維」がないから

アイスクリームは良く太りやすいと言われる食材ですが、どうしてアイスクリームは他の食材に比べて太りやすいのでしょうか。そこには他の食材とは違い「食物繊維」が含まれていないからということが分かっています。

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食物繊維が含まれていないとどうなるの?

太りやすい食材を見分けるポイントとして糖質の量を見ることが最近多くなってきましたよね。糖質と言うと、炭水化物と同じように考えられますが、炭水化物は糖質と食物繊維が組み合わさって出来ている糖質のことです。

例えばご飯の糖質といえば、糖質と食物繊維が組み合わった炭水化物です。一方でアイスクリームなどに使われている糖質は食物繊維が全て取り除かれた状態の糖質です。

食物繊維は糖質の吸収を抑える働きがある

食物繊維がくっついた状態である炭水化物という形で摂取した方が、急激に血糖値を上げないことが分かっています。これには「食物繊維糖質の吸収を穏やかにする作用があるから」です。

ちなみにご飯の中でも白米は食物繊維の量が限りなく少なく、玄米に近づいていくにつれて食物繊維の量が増えます。これはどういうことかと言うと白米にすると血糖値を急激に上げてしまい、玄米にすると血糖値の上昇は穏やかになるということです。 

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血糖値を急激に上げてしまうことのリスク

皆さんは血糖値を急激に上げてしまうと肥満につながるという流れをご存知ですか?あまり詳しくご存じない方がほとんどだと思いますのでここで詳しく解説していきたいと思います。

インスリンがたくさん分泌されてしまう

血糖値が急激に上がるということは、体の中の糖の量が急激に増えてしまうので体の中を糖分がたくさん移動することになります。必要以上の糖というのは血管の壁を傷つけてしまう恐れがありますので、必要以上の糖分を排除しなければなりません。

そこで活躍するのが膵臓という臓器から分泌されるインスリンというホルモンです。インスリンは血糖値の上がり幅が多ければ多いほどたくさん分泌されます。

インスリンは体の中にある糖を吸収し、血糖値を下げてくれる働きがあります。

インスリンのもう一つの作用

インスリンは体の中の糖を吸収し血糖値を下げてくれるので、血糖値がグンと下がっていきます。これだけであれば全く体に問題ありませんが、実はインスリンにはもう一つの作用があります。それが「余分な糖分は脂肪に蓄えてしまう」ということです。

インスリンが必要以上の糖分を吸収し終わったら、その後に残った余った糖分は脂肪として蓄えられ、何かあった時に分解しエネルギーにするために保存しておきます。

こうしたことからインスリンの量が多ければ多いほど脂肪として蓄えられる働きが強くなってしまうので太りやすくなってしまうのです。

急激に血糖値を上げる食品は太りやすい

ここまでの説明でご理解いただけたと思いますが、急激に血糖値が上がれば上がるほどインスリンが多く分泌されてしまうので、脂肪に蓄えてしまう作用が強くなってしまうのです。

このことから「血糖値を急激に上げやすい糖質=太りやすい」ということが分かると思います。

なので食物繊維が取り除かれたアイスの糖質はかなり太りやすい糖質であることがわかりますよね。

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糖質の形はもっと分類がある

アイスに用いられている砂糖に含まれる糖質は糖が二つくっついている二糖類というものです。一方でご飯に含まれている糖質は糖がたくさんくっついている多糖類というものになります。

糖質が体に吸収される時にはギリギリまで小さい糖質に分解されてから吸収されていきますので、糖質がたくさんくっついている多糖類の方は体に吸収されるのが遅いという特徴があります。

一方でアイスクリームに使われる砂糖を構成している二糖類は、簡単に分解できてしまうので吸収がとても早く、血糖値を急激に上げてしまうことが分かっています。

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痩せたいなら食物繊維が大切

ここまでの説明で「食物繊維」の素晴らしさに気づいた方もいるかもしれませんね!これはご飯やアイスクリームにかかわらず、例えば生の野菜を食べるのと、野菜ジュースを飲むのでは、食物繊維がたっぷりと含まれている生の野菜を食べた方が痩せやすいと言えます。

血糖値を急激に上げてしまう=太りやすい、ということを頭の片隅に入れておけばなるべく食物繊維が含まれている血糖値を上げにくい食材を選ぶことができるので、自然とスリムな体をキープすることができるようになります。

このように単純な情報なのに知っているか知らないかで大きな差が出てくるポイントなのでぜひ覚えておいてくださいね!

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • アイスクリームは太りやすい
  • 太りやすいのは食物繊維がほとんどないから
  • 食物繊維は糖質の吸収を抑える
  • 多糖類よりも二糖類(砂糖)の方が太りやすい
  • 砂糖が多く使われている食品は太りやすい
  • ダイエットをするときには食物繊維が含まれているかを考えよう

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。 

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