疲れている時ほど寝る前にがっつり食べ物を食べたい！と思うものですが、翌朝なんだか胃の調子が悪い、ちゃんと眠れていないような感じがするなど、そのように夜寝る前に暴飲暴食をしてしまうと後から後悔することが多いですよね。
寝る前にご飯を食べてはいけない、ご飯を食べてからすぐ寝てはいけないと小さな頃から伝えられてきていますが、実際に様々な研究でも食べてからすぐ寝るというのは危険だということが分かっているのです。
今回の記事では夜食は太りやすくなってしまうのか、その原因、寝る前の食べ過ぎはどのような影響があるのか、寝る前に食べるならどのようなものがダメでどのようなものが良いのかについて解説していきたいと思います。
スポンサードリンク
目次
|
|
|
夜食は太るの？
寝る前の食事はやっぱり太りやすい
食べた後にすぐ寝ると太るとか、牛になる、豚になる、など様々な表現で子供の時から「食べてすぐ寝るのはいけない」といわれてきたのではないかと思います。実はこれは本当のことで、研究で寝る前の食事は太りやすいということが科学的に分かっています。
スポンサードリンク
BMAL1というタンパク質が原因
私たちの体にあるBMAL1と呼ばれる「脂肪を蓄える働きのある」タンパク質が関係しています。BMAL1は22時～午前2時の間に活動がピークになり、この時間帯に食事をしてしまうとエネルギーを脂肪として蓄えてしまうのです。これが夜食べると肥満につながる原因になります。
スポンサードリンク
食べ過ぎは太るほかにも睡眠の質や消化不良に注意
寝る前に食べると睡眠の質が下がる
BMAL1による影響以外にも、寝る前に食事をすると睡眠の質が下がると言われています。糖質をたくさん含む食品を食べると血糖値が高くなります。実は血糖値が高くなると交感神経という活動を促す神経が興奮し、リラックスモードから活動モードに移行してしまうのです。
寝る前は徐々に交感神経の活動を緩めてリラックスモードに入るのですが、その時に血糖値を上げてしまうと体が活動をする時間だと勘違いしてしまい、眠りに入りづらくなってしまうのです。
これらのことから寝る前に糖質をたくさん含む食品を食べてしまうと、睡眠の質が下がると言われているのです。
寝ている時は消化能力が下がる
普段の起きている時というのは消化能力はある程度保たれているのですが、睡眠中というのは体の修復にエネルギーを集中している時間帯なので、消化能力にエネルギーを割くことができません。なので消化能力が寝ている時には一時的に下がり、寝る前に満腹だった場合、十分に消化できない場合があります。
十分に消化できないと胃に内容物が残ってしまうので、朝起きたときに食べ物が逆流してくるような感じや、胃もたれ感が生じてしまいます。
スポンサードリンク
寝る前に食べない方が良いもの
次は寝る前に食べる食事の中でも特に食べない方が良いものについて解説していきたいと思い。
揚げ物や脂肪の多い肉や魚
脂の多い揚げ物や肉や魚は消化に時間がかかるため、寝る前でなくとも夜ごはんとして食べた場合でも消化が間に合わず睡眠中も消化し続けなければならなくなる可能性が高いです。さらに代謝が落ちている夜に食べると脂肪として蓄積されやすくなるので揚げ物は夜には食べない方が良いと言えますね。
カフェインを含む食べ物
カフェインを含む食べ物や飲み物といえばコーヒーや緑茶をイメージする人が多いと思います。実はその他にもチョコレートや紅茶にもある程度カフェインが含まれていますので夜寝る前に食べるのは控えた方が良いと言われています。
カフェインは中枢神経に作用し脳を興奮状態にする作用があります。これによって眠気がすっと晴れるような感覚をもたらしてくれます。うまく使うことで仕事中や勉強中の眠気を覚ましてくれたり、集中力を高めたりする効果があるのですが寝る前となると逆効果に働いてしまう可能性が高いです。
スポンサードリンク
夜食にがっつり食べても大丈夫？太らないものは？
ここまでの説明でご理解いただけたと思いますが、基本的には寝る前に食べてしまうと体が脂肪を蓄えやすい時間帯なので、何を食べても太りやすくなってしまいます。
なのでダイエットの観点では寝る前の食事は「絶対に」控えた方が良いと言えますね。その他の観点で言うと消化に良い食べ物や温かい食べ物、カフェインが含まれていない食べ物であれば夜寝る前に食べても、体に悪い影響は与えないということがわかります。
もしお腹がすいて眠れないようでしたら以下のものを少しだけ食べるようにしましょう。
消化に良いものとは
- 雑炊
- おかゆ
- うどん
- 豆腐
- スープ
- 味噌汁
これらは消化するためのエネルギーが比較的少なくて済む食べ物です。寝る前に食べてもすぐに胃から腸に移動してくれるので、睡眠の質に大きく影響することはありません。
この中でも豆腐や味噌汁、スープはカロリーも抑えることができますのでダイエットの観点から見てもおすすめな食品です。
スポンサードリンク
まとめ
いかがでしたでしょうか？今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- 夜はBMAL1という脂肪を蓄えるタンパク質が多いので太りやすくなる
- 寝る前に食べると睡眠の質の低下や胃もたれの原因になる
- 特に寝る前は揚げ物やカフェインが含まれている食べ物は食べないようにしよう
- 消化に良いものであれば寝る前に食べても体に大きな影響を与えない
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
スポンサードリンク
