だしと言えば、みそ汁や煮物、うどんやそばなど和食にはかかせないもので、味に深みや旨味を与えてくれます。最近は専門店もあり、だしが注目されていますが、実際だしを一からきちんととるには時間と手間が少々かかります。
忙しい人には粉末だしがとても便利です。そこで、今回は粉末だしを良い状態で保存するテクニックをお伝えします。
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粉末だしの特徴、豆知識など
だしは、かつお節や昆布などを煮出した汁の事です。
英名 | Powdered dashi |
原材料名 | 調味料(アミノ酸等)、食塩、ぶどう糖、風味原料(とびうお粉末)、酵母エキス、たん白加水分解物など |
種類 | かつお、昆布、いりこ、など |
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だしは関東と関西でどのようにして違いが生まれたの?
一般的に、関東はしっかりとした濃い味で、見た目の色も塩分も濃く、逆に関西は薄味で色は透き通った色をしています。どうしてこのような違いが生まれたのでしょうか。江戸時代、関東は、農業や江戸への出稼ぎにより、肉体労働の仕事が多かったそうです。汗をかく事が多い点から、塩分濃度が濃い味を好む傾向にありました。一方、関西は、肉体よりも頭脳を使う仕事が多く、それ程塩分は必要とはしていませんでした。また、貴族や公家が多いものの経済的にはひっ迫していた中で、体裁を守りたい面もありました。
そこで、少ない素材でだしを有効に使った上品で優雅な京料理が出来上がっていったのです。
粉末だしは家で手軽に作れる?
- だしにするものをレンジであたためる
- フードプロセッサーやミルで粉砕する(大きいものはあらかじめ、少し小さくきっておく)
いりこの場合、頭やお腹はとりましょう。昆布や椎茸の場合は、小さく切り分けておくのが良いでしょう。鰹節など、水分を飛ばしてから、粉砕するのがおススメです。水分があると、出来上がっても、カビが生えやすくなってしまいます。
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粉末だしの保存方法は?未開封、開封後の違いは?
粉末だしは、常温保存で問題ありません。
気を付けるべきポイントは、パッケージの空気を抜いて、密閉状態にする事です。乾燥剤を入れると尚更よしです。乾燥剤の代わりに、乾燥パスタやつまようじでも代用できます。粉末出汁は湿気を吸いとりやすく、湿気を吸うと固まってしまい、風味も薄くなってきてしまいます。また冷蔵、冷凍保存も可能です。冷凍の場合は、固まらないので、使いたい時に解凍の心配をせずにすぐに使えます。未開封で1年、開封後で2ケ月保存可能です。
まとめ
粉末だしの保存方法などご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。これまで、私は粉末だしの密閉を全く気にしないで保存していましたが、ひと固まりになる事が多かったです。乾燥剤必須ですね!
最後にもう一度、粉末だしの保存についておさらいします。
粉末だしの保存の要点は、
- 常温でも、冷蔵でも冷凍でも良い
- 密閉状態にする。もしくは乾燥剤を入れる。
- 未開封で1年、開封後で2ヶ月保存できる
是非、ご参考にしていただければと思います。湿気に気を付けて、粉末だしを保存してくださいね!
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