皆さんはふきのとうを食べたことはありますか?ふきのとうといえば意外と私たちの住んでいる付近に自生していることの多い山菜の一つで、天ぷらにして食べるととても美味しい食材ですね。
そんなふきのとうですが、地方の方では今でもたくさん食べられていますが都会の方だとあまり見られなくなりましたよね。ふきのとうにはたくさんの栄養素が含まれていて身体にもとてもいいんですよ!
そんなふきのとうですが実は食べる前に気をつけておかなければいけないことがあります。それがアレルギーです。今回の記事ではふきのとうとはどのような野菜なのか、ふきのとうの栄養、ふきのとうのアレルギーの原因について解説していきたいと思います。
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目次
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ふきのとうってどんな野菜?
ふきのとうは、日本原産の山菜の一つとして知られ、全国の山野に自生しています。ふきのとうが咲いた後、地下茎から伸びる葉が、ふきになります。春の訪れを教えてくれる食材として古くから食用に利用され、香りや苦みを楽しみます。大きくなりすぎると苦味やえぐみも強いので小ぶりなものを選びましょう。
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ふきのとうに多く含まれる主な4つの栄養素
ふきにはアンチエイジング効果が期待されるビタミンEを含みます。また、食物繊維も多く含んでいます。
- ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
- 食物繊維:食物繊維は、植物の細胞壁を構成する、人間の消化酵素では消化できない成分とされています。食物繊維は、植物しか作り出すことしか出来ず、水に溶けるか溶けないかで種類が分かれます。人間の腸内環境を整える免疫力改善等の働きがあります。
- 葉酸:葉酸は、細胞分裂の核酸合成に不可欠であり、胎児の発育や妊婦において重要なビタミンです。胎児の場合は、脊椎の正常な分化を促進し先天性の奇形リスクを減らします。赤血球の分化に特に関わっており、貧血予防に効果があります。アミノ酸代謝にも関わるビタミンです。
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
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ふきのとうには毒がある?
ふきのとうには実は毒があると言われています。ふきのとうの毒の成分は「ペタシテニン(フキノトキシン)」といい、特にふきのとうの根っこの部分に多く含まれています。
ペタシテニンは有毒成分アルカロイドの一種で、肝毒性が強いので食べ過ぎると肝臓の病気を引き起こす恐れがあると言われています。
根っこ以外にもしっかりとアク抜きをしないと分解されないので、ふきのとうを食べる前には必ずアク抜きをしなければなりません。ただ根っこ以外の部分に含まれる毒性は非常に微量なのでアク抜きさえすれば食べても全く問題ありません。
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ふきのとうアレルギーの原因
ふきのとうにはアレルギーを引き起こす可能性があります。ふきのとうのアレルギーの原因は「雄花の花粉」が原因です。
ふきのとうは食べたことがある人ならわかると思いますが、地上に出ている花ごと丸ごと食べるので雄花の花粉も一緒に食べることになります。この花粉にアレルギー反応を示す人が稀に存在するということなのです。
キク科の花粉症がある人は注意
ふきのとうアレルギーが出ることは本当に稀なのですが、普段からキク科の花粉症を持っている人は関連してアレルギーが出現しやすいと言われているのでふきのとうを食べる時は注意しましょう。
キク科のアレルギーを持っている人がふきのとうを食べると必ず体に異常が出るというわけではないので、少量から食べてみて体に異常が出ないかをしっかりと確認した上で食べ進めると良いでしょう。
ふきのとうアレルギーの症状
ふきのとうを食べることによるアレルギー症状は以下のものがあります。
- 喉の痛み
- 顔の膨張
- 全身の掻痒感
- 咽頭の違和感
- 発疹
- 腹痛
- 下痢・嘔吐
基本的にはこちらの症状が出るのですがまれにアナフィラキシーを起こす可能性がありますので、ふきのとう食べた後は体の状態をしっかり確認するようにしましょう。また症状がどんどんひどくなるようなら、自己判断せずに医療機関を相談するようにしてください。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- ふきのとうは非常に優秀な栄養素を多く含む
- アンチエイジング効果を持つビタミンEが豊富
- 食物繊維が豊富なので便秘予防に効果がある
- ふきのとうの根っこには毒があると言われている
- ふきのとうは食べる前に必ずアクを抜くこと
- キク科の花粉症を持つ人はふきのとうアレルギーを引き起こすことがある
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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