サクサクと軽い食感でありながら、一本あたりのボリュームもあり食べ応えがある麩菓子。美味しくてどこか懐かしい雰囲気の麩菓子ですが、「麩菓子を食べすぎると便秘になる」と言う噂もあります。
また、なんとなくその軽い食感から、食べてもカロリーがないように思えて、安心してたくさん食べてしまいますが、実際のところどうなのでしょうか?
ほとんど空洞だから食べても太らない、と言う人と、甘いお菓子だから高カロリーだという人がいます。そこで、今回は
- 麩菓子は便秘に効く?
- 麩菓子のその他のメリットは?
- 麩菓子ダイエットとは?
について調べていきたいと思います。
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目次
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麩菓子は便秘で効く?
食物繊維が豊富
麩菓子は、食物繊維を含んでいます。100gの中に食物繊維を1.5g含んでいます。キャベツが100g中1.8gの食物繊維を含むことを考えると、グラムあたりの食物繊維は多い方と言えるでしょう。ただ、キャベツほど日常的にモリモリと食べるものではありませんし、ふわふわと軽い食べ物ですので、実際に麩菓子を食べて摂れる食物繊維の量はそこまで期待できないでしょう。
便秘の原因は食物繊維?
麩菓子は、食べすぎると便秘になると言う人もいます。これは結論から言うと、半分正しいです。麩菓子は、食物繊維を含んでいます。食物繊維は、腸内環境を整える効果が期待できるので、食物繊維を豊富に含んでいる麩菓子は、本来は便秘改善に一役買ってくれるはずです。
しかし、麩菓子は食べすぎると逆効果になります。これが落とし穴になるポイントです。実は、食物繊維は、過剰に撮りずぎると、お腹が張ってしまうという性質があります。また、麩菓子は食物繊維だけでなく、炭水化物もたくさん含みますから、食べすぎるともちろん腸内環境にとって良くはありません。
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麩菓子のその他のメリットは?
美肌効果
麩菓子には、美肌効果があるのではと言われています。お菓子を食べながら肌が綺麗になるなら、こんなに嬉しいことはありませんよね!
麩菓子は、この後にも説明するように、黒糖を材料にしていることから、さまざまな栄養を含むお菓子になっています。そのため、ミネラルなど、肌に良い成分も含んでいるので、美肌効果があると言われています。また、同じく材料費のお麩にタンパク質やカルシウムも含まれているので、そちらも肌にとってはいい影響が期待できるでしょう。
さらにプロリンという成分も含まれています。この成分が、コラーゲンを活発にする働きがあるので、こちらも美容を気にする人にとっては嬉しいものでしょう。
貧血予防
麩菓子が含んでいるミネラルの中には、鉄分も含んでいます。100gあたりの量で言うと、3.6 mgの鉄分が入っています。これはなんと、鉄分が含まれていることで有名なほうれん草と比べると、100g中に含まれる鉄分量は4倍。ほうれん草を遥かに超えるのです。これほど豊富に含んでいるので、たとえ一度に食べる麩菓子の量が少しだったとしても、それなりに鉄分を摂ることができることになります。
鉄分は、体を健康に、そして美しく保つためには必要不可欠な成分ですが、やはリ嬉しい効果としては貧血予防の効果でしょう。貧血気味だと日々の活力も落ちてしまいますので、貧血を予防したい方のおやつ選びは、ぜひ選択肢に麩菓子を入れて欲しいものです。
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麩菓子ダイエットとは
カロリーは?
麩菓子は軽い口当たりで、お麩でできているので、食べても少しのカロリーしかない印象ですよね。しかし、麩菓子に含まれるカロリーは意外に高いです。麩の原料は小麦であり、炭水化物が中心です。さらに味付けで黒砂糖を使っています。ですので、実際、100グラムあたりのカロリーは、実に300キロカロリー以上。菓子パンに匹敵するカロリーといえます。ご飯で言うと、1杯半弱の量に相当します。これを運動で消費すると、縄跳び30分。
口当たりの軽さ、お腹に溜まる感じを考慮すると、多くの人にとっては高カロリーだと感じるのではないでしょうか?
麩菓子に含まれる栄養素
麩菓子は、麩、黒糖を材料として作るお菓子です。ですので、これらに含まれている栄養素がそのまま、麩菓子に含まれていると考えて良いでしょう。中心になる成分は、炭水化物です。麩の原料である小麦粉や、黒砂糖の糖質がこれに含まれます。また、脂質も含まれています。
たとえば、ミネラルです。具体的には、カリウムやカルシウム、マグネシウム、鉄分などが含まれています。また、ビタミンも含まれており、ビタミンB1、B2、B6を含んでいます。そのほかにも、麩菓子にはさまざまな成分を含みます。白砂糖と違って、黒砂糖は精製しすぎていないので、栄養素が残りやすくなります。
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食べ過ぎるとどうなる?
どんな食べ物でも言えることですが、食べ過ぎは良くありません。100gあたりの麩菓子のカロリーは300キロカロリー以上もありますから、1本70g程度と考えると1本210キロカロリー程度でしょう。2〜3本食べれば、定食など、しっかりした一食分の食事を食べたのと同じぐらいのカロリーになってしまいます。
ですから、巷では麩菓子ダイエットが話題ですが、ダイエットになるぐらいならたくさん食べても大丈夫、むしろ積極的に食べよう、と考えるのはNG。
しっかり1本に抑えて食べる本数を我慢できる人が、他のジャンキーで栄養素の低いお菓子から麩菓子に置き換えるということであれば、試してみる価値はあるでしょう。100gあたりのカロリーが麩菓子よりも上回り、ミネラルなどをほとんど含まないスナック菓子を食べ続けるよりは良いといえます。
しかし、「体にいいから」と、今の食事量にプラスすることで得られる痩身効果ははっきり言ってないと言っていいでしょう。あくまでも適量を食べることを心がけましょう。
まとめ
「麩菓子と便秘の関係や麩菓子ダイエットは体にいいのかどうか?」について紹介してきましたが、いかがでしたか?
この記事をまとめると
- 麩菓子は食物繊維を含むので適量であれば便秘解消効果はあるが、あくまでもお菓子なので、食べ過ぎると逆に便秘になったり、カロリー過多などほかのデメリットが出てくる
- 麩菓子は黒砂糖が使われているので、ミネラルやビタミンが豊富に含まれていて美肌効果や貧血予防におすすめのお菓子
栄養素を豊富に含むからとたくさん食べてしまうと、気づいたら物凄い量のカロリーを摂取していた…ということになりかねないので注意しましょう。
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