ほうれん草を生で食べてしまったけれど大丈夫?生で食べる危険性とは

緑黄色野菜の代表格ともいえるほうれん草。栄養満点でさまざまな料理に利用できますが、生で食べたことはありますか?

サラダにも使われているほうれん草。生のほうれん草は食べると危険とも言われていますが、本当なのでしょうか。

この記事では、ほうれん草について

  • ほうれん草とはどんな食材?
  • ほうれん草は生で食べると危険?
  • ほうれん草はアク抜きして食べよう

をテーマに紹介していきます。ほうれん草は生で食べられるのか知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。

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ほうれん草とはどんな食材?

まずは、ほうれん草とはどんな食材なのか、見ていきましょう。ここでは特徴と栄養素について紹介していきます。

特徴

ほうれん草は、緑黄色野菜の代表格です。鉄分の含有量が多く、ビタミンやミネラルも豊富に含まれています。

シュウ酸などのアクがあるため、下茹でして使用するのが基本です。出荷量が一番多いのは群馬県。

収穫前に寒さにあてて作られる「寒締め」栽培されたほうれん草は甘く、栄養価が高くなります。

鮮度がいいほうれん草は、葉の色が濃く葉先はピンとしており、みずみずしいのが特徴です。

保存は野菜室がおすすめ。湿らせた新聞紙で包み、ビニール袋に入れて保存しましょう。食べきれない場合は、下茹でして冷凍保存するのがおすすめ。

栄養素

ほうれん草に含まれている主な栄養素は以下の通り。

  • βカロテン
  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • 葉酸
  • ミネラル
  • 食物繊維 など

葉酸や鉄分は、特に妊娠中に必要な栄養素なので、妊婦の方は積極的に摂取しましょう。ビタミンCや葉酸は茹でるとすると水に溶けだすので、効率よく摂取したい方は生食がおすすめ。

ビタミンCは鉄分の吸収を助け、葉酸は赤血球を作り出すため、貧血予防にも効果が期待できます。

βカロテンは脂に溶けやすい性質があるので、炒め物などがおすすめです。糖質も少なく、ダイエット中の方にもぴったり。

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ほうれん草は生で食べると危険?

ほうれん草は基本的に生でも食べられる野菜です。しかし、苦味とえぐみがあり美味しいとは言えません。

そのえぐみ正体とはなんなのでしょうか。生で食べるとどんな危険性があるのかについても紹介していきます。

シュウ酸が多い

ほうれん草にはシュウ酸が多く含まれています。ほうれん草の苦味やえぐみは、このシュウ酸が原因です。

下茹でしあく抜きすることで、このシュウ酸はなくなるのですが、生で食べる際は水にさらしてシュウ酸を抜きましょう。

シュウ酸を抜いたほうれん草は生でも食べやすくなります。

結石の原因になることも

ほうれん草を生で食べると危険という話は、このシュウ酸が理由だとされています。

シュウ酸はえぐみと苦味の原因になるだけではなく、食べ過ぎると体内のカルシウムと結合し、結石が作られてしまいます。

とはいえ、これはほうれん草を毎日1kg食べた場合に起こることです。ほうれん草を毎日1kg摂るという方はなかなかいないでしょうし、あまり気にしなくていいでしょう。

下痢や腹痛を引き起こす

ほうれん草は食物繊維が豊富に含まれています。程よく摂取すれば腸内環境を整えてくれる栄養素ですが、摂取しすぎると消化不良になり、下痢や腹痛などの症状を引き起こします。

特に幼児や乳幼児は胃腸がまだ未発達のため、生食は避けましょう。また、ほうれん草は害虫が付きやすい野菜のため、農薬を使用して栽培されている可能性が高いです。

そのため、生で食べる際は必ずしっかり水で洗うことをおすすめします。

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ほうれん草はアク抜きして食べよう

ほうれん草を食べる際はアク抜きが必要なことは、前述の通りです。ここでは、ほうれん草を生で食べる際のアク抜き方法と、レンジを使ったアク抜き方法を紹介します。

アク抜き方法

ほうれん草を生で食べる際のアク抜き方法を紹介します。

  1. ほうれん草を水洗いします。
  2. 5cmほどの食べやすい大きさにカットします。
  3. ボールに水をためてほうれん草をさらします。
  4. できれば流水で、難しければ途中で2~3回程水を替えて10~20分ほどさらします。

アク抜きをしなければ、苦味やえぐみが残ってしまうので、生のほうれん草を美味しく食べたいなら、下処理はとても大切です。

下処理が面倒だという方には、サラダ用のほうれん草がおすすめ。

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アク抜きはレンジでもOK

鍋で茹でるのが面倒だという方におすすめなのが、レンジを使ってアク抜きする方法です。時間が短く洗い物も少なく済むので忙しいときにおすすめです。

  1. ほうれん草は根元に十字の切り込みを入れ、水を張ったボウルの中でふり洗いをします。葉の部分もよく洗ってください。
  2. 水がついたままラップで包み、耐熱容器にのせて600Wのレンジで2分加熱します。
  3. 水にさらし、水気をしっかりとしぼってアク抜きの完了です。

ほうれん草を洗う際は、根元に泥や土が付いている場合が多いので、よく洗うのがポイントです。

ボウルの水を取り替えながら、綺麗になるまで洗ってください。レンジにかけたあとに水にさらすことで、色鮮やかに仕上がります。

まとめ

ほうれん草を生で食べるのは危険なのか?について紹介してきましたが、いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • ほうれん草は、緑黄色野菜の1種で栄養豊富。
  • ほうれん草は生で食べられるが、アク抜きが必要。
  • アク抜き方法は、茹でる・レンジにかける・水にさらすなどがある。

しっかり下処理して、美味しく生のほうれん草をいただきましょう。

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