ホットケーキは家庭で簡単に作れるので人気の食品ですが、生焼けだと下痢や腹痛となることがあります。詳しい原因や対処法について着目しました。今回は、
- ホットケーキミックスで下痢になる原因
- 食べ過ぎは体に悪い?太る?
- ホットケーキミックスの危険性
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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ホットケーキが生焼けだと下痢・腹痛に?
ホットケーキは、しっかり焼いたものもあれば、メレンゲを入れてふわふわ食感に仕上げるものなど焼き加減は様々ですが、生焼けのまま食べてしまうと下痢や腹痛といった症状を起こすことがあります。
できるだけふわふわにするために加熱を弱めてしまい、中心部が生焼けとなることがあります。ホットケーキの主な原料である小麦粉を生の状態で食べてしまうこと、なぜお腹を壊してしまうのでしょうか?
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小麦粉が生焼けだとなぜお腹を壊す?
ホットケーキミックスで下痢・腹痛になる原因に「生焼け」を挙げましたが、小麦粉が十分に加熱できていないとお腹を壊すのは消化不良を起こすためです。
小麦粉にはでんぷんが含まれており、加熱することで糊化(こか)して食べやすい状態になります。加熱が十分でないでんぷんは完全に糊化しないため、消化に時間がかかって消化不良を起こし、下痢や腹痛となってしまうのです。
また、小麦粉には雑菌が付着していることもあります。加熱すれば万が一雑菌が含まれていても殺菌できますが、加熱が足りないと雑菌が死滅しないため、お腹を壊してしまうことがあります。
食中毒菌は85度以上で死滅するため、十分な加熱が必要です。中が生焼けの状態だと、菌が生き続けてしまう可能性があります。
小麦粉による食中毒症状
小麦粉の生焼けによる食中毒を起こした場合、このような症状が出る可能性があります。
- 下痢
- 腹痛・胃痛
- 吐き気・嘔吐
ホットケーキの生焼け(小麦粉の生焼け)で食中毒を起こした場合、腹痛や下痢以外にも吐き気や嘔吐を伴うこともあるので注意しましょう。
腹痛になるまでの時間
小麦粉の生焼けで腹痛になるまでの時間は、食後30分〜6時間と言われています。人によって発症までの時間は異なるようです。
ホットケーキミックスは生で食べると死ぬ?
“ホットケーキミックスは生で食べると死ぬ”と言われることがあるようですが、生で過剰摂取してしまった場合、合併症を起こして命に危険が及ぶこともあるようです。
ホットケーキミックスはアレルギーの原因にも
生焼けではないけれどホットケーキミックスを食べて腹痛や下痢となった場合、『小麦アレルギー』または『卵アレルギー』の可能性があります。
ホットケーキにはアレルギー食品の代表的な小麦粉と卵が含まれています。これらの食品は蕁麻疹や湿疹、口の中の痒みや喉のイガイガといったアレルギー症状を起こすものですが、アレルギー症状には腹痛や下痢・吐き気もあります。
特に小さい子供や赤ちゃんはアレルギーを発症しやすいので、与える時期や量に注意しましょう。
詳しくはこの記事をチェック!
古いホットケーキミックスが原因
また、腹痛や下痢の原因にはホットケーキミックスが腐っていた可能性も考えられます。保存方法や開封後の賞味期限には注意が必要です。きちんと保存していても、ダニが湧いていて気付かずに食べてしまった!なんてこともあるのです。
詳しくはこの記事をチェック!
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ホットケーキミックスは体に悪い?危険性は?
ホットケーキミックスはホットケーキを作るのに欠かせない食品ですが、体に悪いと言われることがあります。その原因は主に、
- 食品添加物
- トランス脂肪酸
- 小麦アレルギー
この2つです。
食品添加物の危険性
ホットケーキミッスの主原料は小麦粉ですが、それ以外にも乳化剤や膨張剤(ベーキングパウダー)が含まれています。
乳化剤の中には、発がん性のあるリン酸塩を使っている場合があります。原材料名には、どんな乳化剤を使用しているかまでは記載されていないので、安全性は不明です。
また、ホットケーキをふっくらさせるための膨張剤には、アルミニウムが含まれていることがあります。アルミニウムはラットでの実験により、膀胱や腎臓へ悪影響があることがわかっています。
人間でも同じ影響があるとは言われていませんが、影響があるではないかとと懸念され、森永乳業から販売されているホットケーキミックスは『アルミフリー』とHPに記載されています。
トランス脂肪酸
ホットケーキミックスには植物油が使われているものが多いのですが、これにはトランス脂肪酸が含まれています。トランス脂肪酸とは、脂肪酸の一種で、油脂を精製・加工する際にできるものです。
トランス脂肪酸には、このような健康被害があると言われています。
- トランス脂肪酸には体に良い善玉菌を減らして悪玉菌を増やす働きがある
- 免疫機能を低下させる
- 発がんリスクを上げる
- アレルギー疾患のリスクを上げる
- 認知症や糖尿病のリスクを上げる
悪玉菌が増えると血中コレステロール値が高くなり、循環器系の疾患を起こすリスクが高まります。 命に関わる生活習慣病を引き起こす原因となるトランス脂肪酸を日常的に食べるのは、非常に危険 なのです。
ホットケーキは毎日食べると太る?
ホットケーキは主に小麦粉でできているため、毎日食べると太る原因となる食べ物です。そのカロリーは1枚あたり250kcalほどで、これにバターやシロップなどをかけると更にカロリーはアップしていきます。
しかし、ダイエット中でもどうしても食べたい…!なんてこともあるのではないでしょうか?できるだけ太らないホットケーキの食べ方や、糖質量について下記記事にて詳しく紹介しています。
詳しくはこの記事をチェック!
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まとめ
この記事をまとめると
- ホットケーキミックスが生焼けだと腹痛・下痢など食中毒の原因に
- 生焼けでない場合はホットケーキミックスが古かった可能性
- 添加物やトランス脂肪酸があるので食べ過ぎは体に悪いことも
- 小麦アレルギーや卵アレルギーがあるので特に子供は注意
ホットケーキミックスは便利な食品ですが、傷んでいたり生焼けだったりするとお腹を壊す原因となるので注意しましょう…!
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