秋から冬にかけてさつまいものシーズンが始まります。お芋を使用したお菓子や料理が多く販売され、美味しそうで目移りしてしまいますよね。今回は、干し芋の日持ち期間について紹介していきます。
干し芋は日本の冬の風物詩とも言える食べ物で、ストーブや囲炉裏で焼いて食べると香ばしくなって美味しいです。干し芋は蒸かしたさつまいもを乾燥させて作る保存食でもありますが、油断しているとカビが生えてしまいます。
干し芋は大体どれくらい日持ちするのでしょうか。そこで今回は、
- 干し芋の日持ちはどれくらい?
- 干し芋の白い粉の正体は?
- 干し芋の保存方法とは?
これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。
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目次
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干し芋の日持ちはどれくらい?
干し芋の日持ち期間について紹介していきます。市販品と手作りした場合、両方の保存期間について紹介していきます。
平均値は2ヶ月程度
市販の干し芋を購入した場合、賞味期限は2か月程度の商品が多いです。しかしこれはあくまでも未開封の状態で保管した場合です。開封している場合は湿度や温度の影響によりカビが生えやすくなるため注意が必要です。
手作りの場合は?
さつまいもがたくさん手に入る地域の方は、干し芋を自家製される方も多いですよね。管理さえしっかり行えば、意外と簡単に庭先などで作ることができます。手作りの干し芋の場合は、干し具合などによって日持ちが変わってきます。
水分が多いソフトタイプの場合は3日程度、しっかり乾燥させてある場合は1週間程度で食べ切った方がいでしょう。冷蔵庫や冷凍庫で保管しておけば、比較的長く食べられると思います。
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干し芋の白い粉の正体は?
干し芋でよく目にする「謎の白い粉」は食べても大丈夫なのでしょうか。初めて見る方は「カビが生えた」とも思いますよね。干し芋の白い粉の正体について詳しく見ていきましょう。
白い粉はカビ?
干し芋になんだか白い粉のようなものが出始めた、という経験はありますか?初めて目にする方はカビが生えてしまったと思いますよね。しかし実はこの白い粉、さつまいものデンプンが糖化した為にみられるもので、カビではありません。
干し芋の甘みや旨味の成分ですから、問題なく食べることができます。
粉が吹いても食べられる?
干し芋の白い粉がみられても食べることはできるのか、不安に思われる方も多いですよね。先ほども紹介した通り、この白い粉はさつまいものデンプンが糖化したことにより見られる物質で、問題なく食べることができます。
むしろこの白い粉がみられるさつまいもは糖度が高い証拠でもあるので、しっかりと甘さを感じる干し芋であるということがわかります。
カビが生えた時はどうなる?
さつまいもの糖分とカビを見分けることは素人でも可能です。カビの特徴は「フワフワとした胞子」がみられます。また、カビは雑菌の種類によって白や青、黒や赤などいろいろな色になります。色で見分けても良いでしょう。
他にも、さつまいもの糖分は触るとサラサラとした感触を感じます。触った時の感触も頼りにしてみると良いかもしれません。とはいえ少量カビが発生している程度では見分けがつきませんから、なんだか白っぽいものが見えると思ったら入念にチェックすることが大切です。
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干し芋の保存方法とは?
干し芋の保存方法について紹介していきます。保存するにあたっていくつか大切なポイントがありますから、是非参考にしてみてくださいね。
常温保存
干し芋を保存される場合、ほとんどのご家庭が常温保存かと思います。もちろん常温保存でも大丈夫ですが、保存する際は温度と湿度の管理を怠らないようにしましょう。干し芋は冬に作るものです。
10℃以下の場所で保存すると好ましいと覚えておきましょう。湿度も低ければ低いほど良いですが、40%~50%くらいであれば大丈夫でしょう。暖房の効いていない冬場の空き部屋などがおススメです。
保存する際は密封できる袋に入れ、せんべいなどと一緒に入っている脱酸素剤などを一緒に入れておくと長持ちしますよ。
冷蔵保存
干し芋をすぐに食べないという場合は冷蔵庫へしまいましょう。先ほど紹介したように、密封できる保存袋に入れ、脱酸素剤を一緒に入れ、冷蔵庫へしまいましょう。状態が良ければ1か月程度日持ちします。
冷凍保存
干し芋を大量に作り置きし、1年を通して食べたいという方は冷凍保存しましょう。冷凍保存の場合はできるだけ急速冷凍した方がよいので、アルミホイルなどに包んでから保存袋に入れて冷凍すると良いでしょう。
半年くらいであれば美味しく食べられるという情報がありましたから、それ以上の日持ちも期待できるかもしれません。干し芋はシンプルなおやつなので、子どものおやつなどにもおすすめですから、ストックしておきたいですよね。
まとめ
今回は、干し芋の日持ち期間や保存方法、カビが生えてしまった時の見分け方について紹介していきました。
この記事をまとめると
- 干し芋の保存場所は、10℃以下の温度、湿度40~50%程度の場所、光の当たらない場所が適切。
- 干し芋の白い粉は、さつまいものデンプンが糖化した成分で、カビではないので食べても大丈夫。
- 白カビとさつまいもの糖分は見分けがつかない場合もあるので、白い部分が見られたら入念にチェックする。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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