干しナマコはなぜ高い?中国や青森での値段や魅力を紹介!

「干しナマコ」という食べ物を、みなさんは食べたことはありますか?聞いたこともないという方もおそらくいらっしゃるかと思います。今回は、

  • 干しナマコとは
  • 干しナマコの値段
  • ナマコの薬効成分
についてご紹介させていただきます。干しナマコに少しでも興味がある方もない方も、ぜひこちらの記事を読んで参考にしてみてください♪

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干しナマコについて

そもそもナマコとはどのようなものなのでしょうか?ナマコは北海道から沖縄まで広く生息しています。そして、赤ナマコわ青ナマコ・イシコなど、なんと200種類ほども日本に存在しています。ナマコは全身がイボイボとしているため、変わった食材というイメージが強いですよね。しかし、そんなナマコを乾燥させた「干しナマコ」は、中華料理では高級食材として扱われているのです。干しナマコは、私たちもよく知るアワビやフカヒレなどと並ぶ高級珍味なのです。

ウニの仲間

ナマコはなんとウニやヒトデの仲間の棘皮動物です。ナマコは日本や中国だけだなく世界中に生息していて、その数はなんと1500種ほどになりますが、そのうち食べられる種類は30種程度と言われています。ナマコの体はほとんどがでできており、細長い形をしていて、体長は約30センチほどのものが多いです。

干しナマコの別名

干しナマコは、いりことも呼ばれています。

中国では乾燥ナマコが主流

日本ではナマコは基本的には生で食べるのが一般的ですが、中国では干しナマコを戻して食べるのが一般的だそうです。中国ではナマコは薬用効果があるとされており、私たちの身体にとって有益なものとして知られています。

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干しナマコの値段は?

高級食材と聞くと気になるのがそのお値段ですよね。一体干しナマコはどれくらいのお値段なのでしょうか?以下に記載させていただきます。

青森産の場合

青森産のものでも35~40万円の値が付くまさに超高級品です。

中国産の場合

中国で乾燥ナマコ1kgに付けられる値段は40~50万円です。

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干しナマコの魅力

ここからは、干しナマコの魅力についてご紹介させていただきます。

ビタミンが豊富

ナマコにはビタミンB群が豊富に含まれており、ビタミンB群には糖質の分解を助ける働きがあります。そのため肥満症や糖尿病・成人病などの予防になります。また、皮膚や髪を作るための材料としてもビタミンB群は役立ちます。

薬効成分がある

ナマコには、ナトリウム・カリウム・マグネシウム・カルシウム・ビタミンB12・コラーゲン・アミノ酸・コンドロイチン・サポニン・ヨウ素など、とにかくたくさんの成分が豊富に含まれています。そのためそれだけナマコにはさまざまな効能が期待されているのです。

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干しナマコはなぜ高いの?

それでは一体、干しナマコはなぜ高いのでしょうか?以下で説明させていただきます。

需要が増えてきている

干しナマコがなぜ高いのかというと、ナマコの量は減少しているのにも関わらず、ナマコの需要が増えてきているからです。先ほども申し上げた通り、ナマコにはたくさんの栄養が含まれているため、需要に結びついているのでしょう。現代の中国人は健康的な食事を摂るという考えの方が増えたため、栄養がたっぷりと詰まっている干しナマコに注目が集まっており、今までナマコを食べていなかった人たちが食べるようになったのです。

供給が追いついていない

ナマコの中でも、マナマコやトゲクリイロナマコ、チリメンナマコ、イシナマコ、ハネジナマコ、バイカナマコなどの種類は、なんと絶滅危惧種に指定されています。そのためナマコの高まる需要に供給が追いついていないのです。まあ、供給が追い付かないため最近ではナマコの養殖も進められているようです。しかし、ナマコの養殖はまだまだ完全確立とは言えない状態なのです。ナマコの完全養殖できるようになれば、いずれは需要と供給のバランスが整い、今よりお安いお値段でナマコが手に入る未来もあるのかもしれませんね。中国で最も珍重されているのが北海道産の乾燥ナマコであると言われています。しかし、他の地域で育つナマコよりも北海道産のナマコの方が成長が遅いと言われているので、当然値段も上がってしまっていると言われています。

密猟の問題も

海は広いとはいえ、ナマコが多く生息する漁場はもちろんある程度は決まっているでしょうが、だからといってその場所に24時間365日張り付いていられるわけではありません。そのためナマコの密猟については問題になっています。

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まとめ

この記事をまとめると

  • ナマコはウニやヒトデの仲間の棘皮動物で、ナマコは日本や中国だけだなく世界中に生息していて、その数はなんと1500種ほどになる。しかしそのうち食べられる種類は30種程度と言われている。ナマコの体はほとんどがでできており、細長い形をしていて、体長は約30センチほどのものが多い。
  • 干しナマコの値段は、青森産のものでも35~40万円、中国産のものだと40〜50万円ほどする。
  • ナマコには、ナトリウム・カリウム・マグネシウム・カルシウム・ビタミンB12・コラーゲン・アミノ酸・コンドロイチン・サポニン・ヨウ素など、とにかくたくさんの成分が豊富に含まれているため、それだけナマコにはさまざまな効能が期待されている。