干し芋で食中毒に?対処法は?カビを食べた?腐らない?手作りは?賞味期限は?

冬場になると食べたくなる干し芋、最近では、無添加のものや国産にこだわったものなど種類も豊富です。

そんな干し芋ですが、実はカビが生えやすい食品だということはご存じでしょうか?

干しているから大丈夫かと思いきや水分が残っているため意外とカビやすく、食中毒のリスクがあり注意が必要です。そこで今回は、

  • 干し芋で食中毒になる?

  • 干し芋のカビは大丈夫?

  • 干し芋の賞味期限・日持ち

  • 干し芋の保存方法・美味しい食べ方

についてご紹介します。

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干し芋で食中毒になる?

干し芋で食中毒になることがあるのか、もし食中毒になった時の症状や潜伏期間、予防方法などについて詳しく解説します。

干し芋に食中毒のリスクはある?

 干し芋は、干物のように乾かして作りますが、ある程度水分が残っているためカビなどが生えやすくなっています。 

もし、カビなどが生えた干し芋を食べると、食中毒になるリスクがあります。

食中毒の症状

カビによる食中毒の症状は以下のとおりです。

  • 腹痛
  • 吐き気・嘔吐
  • 下痢

カビを食べても 胃酸によって殺菌されるため、必ず食中毒になるというわけではありません。 

しかし、カビによる食中毒は、重症化するものや発がん性が高いカビ毒もあります。

カビが生えていたら食べないようにしましょう。

発症するまでの期間・症状の期間

発症するまでの期間や症状は個人差が大きく、具体的な日数は明確にできません。

体調不良やストレスなどで免疫力が低下している場合や高齢者、乳幼児などは少量のカビでも症状が重症化する可能性が高いです。

 発症するなら数日中、1週間以内には治まるとみていいでしょう。 

数日経っても症状が改善しない、悪化している、急に悪くなったなどの場合は、医療機関を受診しましょう。

食中毒を予防するには?

干し芋の食中毒を予防するには、

  • 開封後は早めに食べきる
  • 冷蔵庫や冷凍庫で保管する

などの対策が必要です。

特に湿気があるとカビも繁殖しやすいので、できるだけ湿気の少ない場所で保管するようにしましょう。

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干し芋のカビは大丈夫?

干し芋には白い粉がついています。

これと白カビの見分けがつかず誤って食べてしまうことが多いようです。

ここでは、白カビと白い粉の見分け方と食べてしまった時の対処法についてご紹介します。

カビ毒に注意

カビは熱に弱く、加熱すれば死滅しますが、 カビ毒は熱を加えても死滅せず残っています 

そのため、干し芋にカビが生えているの見つけて加熱してから食べたとしても食中毒になるリスクは残っているのです。

白い粉とカビの見分け方

見分けにくいのは白カビと白い粉でしょう。

白い粉は、指で軽くこすると取れますが、カビは ふわふわしていてこすっても取れにくい です。

また、 日に透かして見ると干し芋の内部に黒い影 が見えます。

また、臭いもかび臭くなりますので、目視で確認してから臭いを確認し、かびではないか見分けてください。

その他、緑、青、赤などのカビが生えます。こちらは色が違うので比較的見分けやすいと思います。

カビの特徴

指でこすっても取れない

日に透かすと内部に黒い影が見える

カビが生える原因

カビなどの細菌が発生しやすい水分量を「水分活性値」と言います。

干し芋の水分は約26%で、水分活性値は0.77です。

1に近いほど細菌が繁殖しやすいので、 干し芋は比較的高め、繁殖しやすい食品 と言えます。

ちなみに、パンの水分は38%前後、水分活性値は0.96で、非常にカビが生えやすいです。

このように、食品に含まれる水分量がカビの繁殖を左右します。

また、湿度が高かったり気温が高いとカビなどの繁殖速度は早くなります。

保存するときは湿度や温度にも気を付けましょう。

カビを食べてしまった場合

カビが生えていることに気付かず食べてしまった場合は、

経過観察

症状が重いor悪化していくようなら病院へ

食べても症状が出ないこともありますし、軽症で済む場合もあります。

まずは経過観察をしてください。

もし、 じんましんや呼吸がしにくい、鼻がつまったなどの症状が出たときは、カビ毒によるアレルギー症状 が出ている可能性があります。

そういう場合は早めに医療機関を受診しましょう。

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干し芋の賞味期限・日持ち

干し芋の賞味期限はどれくらいなのか、市販品と手作りの場合に分けてご紹介します。

また、腐った時の特徴も併せてご紹介しますので参考にしてください。

干し芋の賞味期限

干し芋の切り方や業者によって差はありますが、おおよそ以下のとおりです。

  • 平干し2カ月
  • 丸干し1カ月~2カ月
  • 角切り2カ月

開封後の場合

開封後は賞味期限にかかわらず、 密閉容器で涼しい場所保存し数日で食べきる ようにしましょう。

手作りの場合

手作りの場合は、

  • 常温・冷蔵3日~1週間
  • 冷凍2週間~1カ月

どうしてもカビなどの雑菌を完全に除去することは難しく、賞味期限は短くなります。

少しでも長持ちさせたいなら、作ってすぐ冷凍保存しましょう。

賞味期限切れでも食べられる?

賞味期限は食品の品質の安全が保障できる期間ですので、賞味期限が切れていても、未開封で保存状態がよければ食べることはできます。

腐るとどうなる?

干し芋が腐ると、

  • カビが生える
  • カビ臭い・酸っぱい臭い
  • 全体的にぐにゃっとして柔らかくなる

などの変化が見られます。

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干し芋の保存方法・美味しい食べ方

干し芋は湿気に弱くカビが生えやすい食品ですので、しっかり保存して少しでもおいしく長持ちさせるようにしましょう。

基本の保存方法

 直射日光の当たらない冷暗所(10℃以下)で保存しましょう。 

開封後は密閉容器などに入れるとカビが生えにくくなります。

冷蔵での保存方法

夏場や気温が20℃を超える時は冷蔵保存が安心です。

開封後は、 1つずつラップで包んでから冷蔵庫 に入れておくと乾燥しにくくなります。

それでも数日以内に食べきる方がいいでしょう。

冷凍できる?

 干し芋は冷凍保存可能です。 

1つずつラップで包んでフリーザーバッグなどに入れて冷凍しましょう。

食べる時はトースターやフライパンなどで温めると柔らかくなります。

美味しい食べ方

干し芋をトースターで温めてアイスを乗せたり、小さく切ってアイスに混ぜるのがおすすめです。

冷凍したものは硬くなりがちなので、フライパンでバターと一緒に温めるとねっとり食感が復活します。

チーズと一緒に豚肉で巻いたりふやかしてサラダにしたりとおかずにもアレンジできますよ。

まとめ

今回は、干し肉の食中毒のリスクや保存方法について解説しましたが、いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • カビが生えた干し芋は食中毒のリスクあり!

  • 保存は10℃以下が正解!

  • すぐに食べないなら冷凍保存が◎

カビを食べてもほとんどの人は発症しないとのことですが、量や期間によってはリスクは高くなります。

カビが生えていたら食べるのはやめておきましょう。

その前に食べきるように、アレンジレシピなどを活用してくださいね。

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