いざ食べようと思って買ってきておいた干し芋がカチカチになっていて、ショックを受けた経験はございませんか?干し芋は長期保存が可能な食材だからこそ、いつのまにかカチカチになっていたり、カビが生えていたりなど様々な状態になっていることが多い食品ですよね。
そんなカチカチになってしまった干し芋をホクホクねっとりの状態に戻す方法について今回の記事では紹介していきたいと思います!
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目次
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干し芋について
干し芋とは・・・
干し芋はさつまいもを蒸してから乾燥させた食品のことをいいます。その発祥は江戸時代に静岡県で誕生したと言われており、戦時中は軍人の保存食としても有効に活用されていました。
現在では全国各地で干し芋の生産がされていますが、産業の9割は茨城県で生産されているといいます。茨城県の中でも特にひたちなか市などの県北で生産が盛んであり、 ひたちなか市はさつまいもの生育に適した土壌や冬場に雨が少なく海風の吹く気候であることが干し芋の生産に適している理由といわれています。
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そもそも干し芋は固くなるのはなぜ?
干し芋はそもそも水分量がかなり少ない食材です。収穫したさつまいもを蒸して、天日干しもしくは熱風を当てることによって乾燥させたもので、手元に届くまでにかなりの水分が抜けています。干し芋は買ってきた後でもどんどん水分が抜けていきカチカチになります。
さらに日が経つにつれてさつまいもの中に含まれるデンプンが分解されて表面に出てきて白く固まるようになるのでよりカチカチに感じるようになります。干し芋の表面につく白い塊は麦芽糖といい、とても安全性の高い甘味料なので問題なく食べることができます。
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カチカチになった干し芋を復活させる方法
では今回のメイントピックである、硬すぎて食べることのできない干し芋を柔らかくする方法について解説していきます。干し芋が硬くなる理由としては水分量が抜けてしまったことと表面に白い塊ができることです。なので干し芋を柔らかい状態に戻すには表面の白い塊を柔らかくして、中に水分を入れてあげることでふわふわな状態に戻ります。
電子レンジで加熱する方法
まず一つ目は電子レンジを使う方法です。固くなった干し芋をさっと水にくぐらせふんわりとラップで包んでください。ラップに包んだ干し芋を耐熱皿にのせて500wで約20秒ほど加熱していきます。
この時に注意しなければいけないのは温めすぎると余計に固くなってしまうので様子を見ながら加熱するようにしてください。加熱が足りないと感じたら10秒ずつ追加で加熱してみましょう。
オーブントースターもしくは魚焼きグリルで加熱する方法
電子レンジがない場合はオーブントースターもしくは魚焼きグリルでも干し芋を柔らかくすることができます。オーブントースターや魚焼きグリルに入れる前に干し芋をさっと水にくぐらせ、アルミホイルに乗せた状態でトースターや魚焼きグリルに入れるようにしてください。
電子レンジとは違って、ラップに包む必要はありませんのでご注意ください。
オーブントースターや魚焼きグリルは弱火で2分ほど加熱するのですが、火力が強いとすぐに焦げてしまいますので絶対に目を離さないようにしましょう。オーブントースターや魚焼きグリルを使った干し芋は表面がこんがり焼けるので、焼き芋のような香ばしさを楽しむことができますよ!
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温めた干し芋をより美味しく食べるアレンジ方法!
温めた干し芋はそのまま食べてもとても美味しいのですが、せっかく温めたのですから少し他のものをトッピングしてアレンジして食べてみてはいかがでしょうか。
<おすすめのアレンジ方法>
- アイスクリームをのせて食べる
- チョコレートをのせて食べる
- バターをのせて食べる
- 生クリームをつけて食べる
ただでさえ甘い干し芋を、より甘くして食べるというなんとも罪悪感だらけの食べ方ですが、一度食べたら美味しすぎて止まらなくなってしまうこと間違いなしです!
カチカチになってしまった干し芋は、やはり少し食感が残ってしまう可能性がありますがこうしたアレンジ方法で食べることによって、食感が気にならなくなりますので是非やってみてくださいね!
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- 干し芋は茨城県で主に栽培されている食品
- 干し芋が硬くなってしまうのは水分が抜けることとデンプンが分解されて表面に出てくる事が原因
- 水分を足しながら加熱することで柔らかくなる
- 電子レンジで加熱することでふわふわな食感になる
- オーブントースターや魚焼きグリルで加熱するとこんがり焼き芋のような食感になる
- 日がたってしまった干し芋は食感が若干硬くなってしまうのでアレンジして食べるのがおすすめ
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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