皆さんは干し柿の食べすぎは良くないといった噂を聞いたことがありますか?いろいろな噂を聞く柿ですが、その情報は本当なのでしょうか?今回の記事では干し柿を食べ過ぎると体にどのような影響を及ぼすのかについて解説していきます!
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目次
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柿の食べすぎは胃に石ができる!?
柿胃石とは
皆様は「胃石」って聞いたことはありますか?胃をはじめとした体の内部に、食物が固まってできた石ができる状態のことを言います。実は日本の食物の中で、柿が一番石ができやすいと言われているんです。
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どうして柿は石を作ってしまうの?
柿に含まれる「シブオール」と呼ばれる成分は胃酸と混ざることで固まる性質を持ちます。それが食べ物の食物繊維をボンドのようにくっつけてしまうと胃石ができるのです。
胃石ができるとどうなるの?
体の中に石ができるなんて想像しただけで怖いですが、胃石ができても基本的には無症状です。しかし2cm以上の大きさになると食物が体を通らなくなるので、嘔吐や腹痛を生じるといわれています。ひどい場合だと胃潰瘍を併発してしまうことがあるようなので、柿を食べた後に体調が悪くなった場合はすぐに医療機関に相談しましょう。
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柿は体を冷やす?
石田三成と柿の逸話
実は柿が体に良くないと言われるようになった背景には、関ヶ原の戦いで敗れた石田三成の逸話が関係しているといわれています。
戦いに負けた石田三成は処刑される前に「のどが渇いたので、白湯でもくれないか」と敵軍にいうと「柿でもかじって我慢しろ」といわれてしまいます。これに対して石田三成は「柿は痰の毒(喉に悪い、体を冷やす)になるからいらぬ」と言い切りました。処刑される直前なのに自身の体に気遣う姿勢は、死の直前まであきらめていなかったからこその言葉です。
このような有名な逸話があり、柿=体に良くない、と言われるようになったそうです。
実際に柿は体を冷やす成分を含む
実は石田三成の言ったことは本当で、体を冷やしてしまう原因は柿に含まれる「カリウム」にあることがわかりました。
カリウムは体内の塩分量を調整する働きがあり、塩分の排出を促します。この時に同時に、尿と一緒に熱も体外へ排出させることから「体を冷やす」のです。
体を冷やす効果が引き起こすもの
柿に含まれるカリウムを過剰に摂取すると、体温を下げます。人間の体は内臓を含め、体温が高い方が活動しやすいので、体温を下げてしまうと内臓の動きが悪くなってしまうのです。体温の低下は内臓の動きを悪くするだけでなく、体の抵抗力も下げてしまうため風邪をひきやすくなる(喉に悪いというのはここからきている)と言われています。
一方で夏のうだる様な暑い日には、体温をさげるためにカリウムを豊富に含んだ食品をたべるのはとても有効と言われています。
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柿は一日何個まで?
柿の一日目安量
では柿の食べすぎというのは、どのくらい食べたら引き起こされるのでしょうか?調べてみると、成人の柿の摂取目安量は1日あたり260~280gまでと言われています。これは柿「1個分」です。生柿なら1個でも十分ですが、干し柿ならあっという間に食べちゃますよね。そうなるとすぐに食べ過ぎの量を超えてしまいますので、食べるときは量に注意した方がよさそうです。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は柿の怖い面をご紹介しましたが、柿は学名で「神に与えられた食べ物」というくらい栄養価の優れた果物ですので量に気を付ければとても健康的なフルーツなんですよ!
この記事をまとめると
- 柿は食べすぎると胃石を作りやすい食品!
- 体を冷やす効果があるので、お腹が弱い人や風邪気味の人には向かない!
- 柿や干し柿は1日1個まで!
当サイトではこのように食品についての幅広い知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
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