皆さん「はちみつ梅干し」という種類の梅干しをご存知ですか?
一般的な梅干しは強い酸味が特徴ですが、はちみつ梅干しにははちみつが入っているため、程よい甘味と酸味の両方を感じることができます。
一粒が小さくて、ついつい食べ過ぎてしまいそうになる梅干しですが、1日の摂取目安はあるのでしょうか?気になる疑問について調べてみました。
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そこで今回は、
- はちみつ梅干しの食べ過ぎはNG
- はちみつ梅干しは一日何個まで?
- はちみつ梅干しのメリット
これらのテーマについて紹介いたします。
目次
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はちみつ梅干しの食べ過ぎはNG
はちみつ梅干しは一般的に、梅、果糖、食塩、醸造酢、はちみつ、魚醤、ビタミンB1等を原料に作られています。
梅干しは元々、製造過程で塩漬けされているので、塩分が多い食品として有名ですよね。
塩漬けすることで、通常の状態よりも長い期間保存することができますが、塩分量が多いので塩分の過剰摂取にも繋がります。
塩分過多の影響
私たちの体では塩分が溜まると、水も同時に溜まる仕組みになっています。
塩分を過剰摂取した場合、溜まった水分を排出しようと、血圧が上昇し、心不全からむくみまで様々な症状として体に現れます。
体重1kg当たり0.5〜1.0gの塩分を摂取すると、塩分過多で死亡すると発表されています。
実際に幼い子供が塩分の過剰摂取が原因で死亡したという事例も発生しているので、食べ過ぎには注意しなければなりません。
はちみつ梅干しの塩分量は?
では、実際にはちみつ梅干しに含まれている塩分量はどのくらいなのでしょうか?
塩分量自体は製造方法によって異なりますが、ここでは一般的な梅干しと、はちみつ梅干しの2種類で比較していきます。
- 一般的な梅干し:1個当たり2.0g程度
- はちみつ梅干し:1個当たり1.0〜1.5g程度
減塩タイプのものを選べば、上記の数値よりも塩分摂取量を抑えることができますよ。
はちみつ梅干しは一日何個まで?
普段から塩分の取り過ぎには注意が必要だということは、皆さんもご存じかと思います。
しかし、食品の中に入っている塩分は目に見えないので、どの程度気を配ればよいのか分からない方も多いはず。
厚生労働省が定めた「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、1日の食塩摂取量の目安量は、健康な成人男性が1日7.5g未満、成人女性が6.5g未満と言われています。
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塩分過多にならない為には
日本人は、先ほどお話しした塩分量の目安値以上に摂取していると言われています。
実は、私たちの食生活に馴染みのあるパンやパスタ、調味料、ファストフード、外食全般の食品には見えない塩分が多く含まれています。
そのため日頃から味付けを薄味にしたり、減塩の食生活を心掛ける必要があります。
また食塩のナトリウムは、りんごやバナナ、野菜や海藻類に含まれるカリウムと一緒に摂ることで、体内に排出されやすくなるので、食べ合わせを工夫するのもおすすめです。
一日の適量
はちみつ梅干しの塩分量は、1個当たり1.0〜1.5g前後なので、1日に一個程度が相応しいと言えます。
妊婦の場合は?
妊娠前と比較して妊婦の体はむくみやすく、塩分を摂り過ぎることで、妊娠高血圧症候群を引き起こす要因にもなります。
塩分だけではありませんが、妊娠前の状態よりも過剰摂取には注意しなければなりません。
子供の場合は?
厚生労働省が定めた「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、成人とは別に子供の塩分摂取量も定められています。
子供の成長段階により摂取量が異なるので、厚生労働省のページをご確認ください。
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はちみつ梅干しのメリット
梅干しといえば、疲労回復や殺菌効果があるとイメージする方も多いのではないでしょうか?
今回ははちみつ梅干しを食べることで、私たちの体にどのようなメリットがあるのかをまとめてみました。
疲労回復
梅干しの健康効果として、代表的に挙げられるのが疲労回復効果です。はちみつ梅干しには、疲労回復を促すクエン酸という成分が豊富に含まれています。
クエン酸はレモンなどの柑橘類に含まれる酸味成分ですが、唾液や胃液の分泌を促すため、食欲増進や殺菌効果も期待できます。
整腸効果
はちみつ梅干しを始めとした梅干しには、植物性の乳酸菌が含まれています。乳酸菌には善玉菌を増やし、腸内環境を改善する働きがあるため、整腸効果が期待できます。
アンチエイジング効果
梅干しには、「梅リグナン」というポリフェノール成分が含まれています。この梅リグナンという成分は、一般的な梅干しではなく、はちみつ梅干しに多く含まれている成分です。
梅リグナンには抗酸化作用とアンチエイジング効果があるため、美容効果も期待できます。
抗菌効果
梅干しと言えば、学生の頃の弁当を思い出しませんか?暑い夏にも抗菌効果のある梅干しを白米の上にのせれば、腐敗を予防することができます。
血液がサラサラになる
梅干しに含まれるカリウムには、体内の水分量を保ち、ナトリウムを対外に排出する役割があります。高血圧を予防し、正常な血液を保つ働きがあります。
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まとめ
「はちみつ梅干しの食べ過ぎは危険!?死亡事例は?一日何個まで?」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- はちみつ梅干しの塩分量は1粒1.0〜1.5g程度
- 梅干しの1日の適量は1粒
- 過剰な塩分摂取は、高血圧、心不全などの病気を招く危険性が高い
- はちみつ梅干しを食べることで、疲労回復、殺菌作用を始めとした様々なメリットがある
梅干しは、1個当たりに含まれる食塩が多い食品だとご紹介しましたが、適量を守れば疲労回復や抗菌効果など、体に良い効果も十分に得ることができます。
これからの暑い季節に、塩分摂取のための食品として上手に活用することをおすすめします。
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