氷頭なますは生臭い?臭みを取る方法は?保存期間や栄養素を解説

皆さんは氷頭なますという食材をご存知ですか?氷頭なますは一部の地域ではお正月を中心に食べられる料理です。

あまり聞きなじみのない料理だと思いますが、実際に使っている食材も普段は絶対に使わないような食材です。ではどのようなものなのか一緒に見ていきましょう!

今回の記事では、

  • 氷頭なますとは?
  • 氷頭なますの作り方は?
  • 生臭みはどうすればいいの?
  • 栄養素は?
  • 保存方法は?

これらについて解説していきたいと思います。 

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氷頭(ひず)なますとは? 

氷頭なますとは鮭の頭部の軟骨を酢締めにした料理です。なますと言うと紅白なますなどをおせちの中に入っているなますをイメージすると思います。

氷頭なますは鮭の頭部の軟骨を通常のなますと同じ使い方で、酢締めにしたものです。イメージとしては一般的ななますと同じ味わいだと思ってください。

氷頭というのは鮭の鼻先の軟骨のことを指し、氷のように透き通っているため氷頭と言われるようになりました。氷頭なますもおせちの一つとして正月の祝い膳によく用いられる料理です。

元々は鮭の取れる地方料理であり、一般的ではありませんが一部地域の方では毎年氷頭なますを食べることで正月を迎えるというご家庭も多いと言います。

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氷頭なますの作り方

氷頭なますの作り方は生か新巻鮭の頭の夏を薄切りにして塩をふりかけて余分な水分を取り除いた後に、お酢につけてしばらく置くだけです。そして通常のなますと同じように大根やニンジンなどと合わせてお酢・砂糖・塩を合わせた調味料で和えると完成します。

トッピングに刻んだ柚子の皮を乗せるととても美味しくなります。色合いをプラスするためにイクラを載せて、可愛いらしく仕上げることもできます。

透明な氷頭なますと大根、オレンジ色の人参とイクラをもちいて紅白なますにすることもあり、より縁起の良い料理に仕上げておせちに使われています。

おせち料理をお正月に食べる理由は、家に年神様を迎えるためです。年神様は新年に幸せをもたらすために、正月の間に訪れる神様のことで、別名「正月様」などと呼ばれています。他にも年神様は豊作の守神などとも呼ばれています。

つまりおせちは神様に供える大事な料理なのです。単に新年を幸せに迎えるだけではなく、神様のために用意するためものという意味もあります。

生くさい時はどうすればいいの?

氷頭は少し独特の風味を持ちますのでしっかりと塩もみをしてから、ぬめりをしっかり落とすことで生臭さを軽減することができます。よく洗い落とすことが大切です。

そしてお酢をしっかりと浸透させるように薄めに切るのがコツです。こうすることで生臭くない美味しい氷頭になりますよ! 

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氷頭なますが食べられる地域は?

氷頭なますが食べられる地域は

  • 北海道
  • 青森県
  • 岩手県
  • 新潟県

これらの日本の北のほうの地域で食べられている郷土料理です。鮭の鼻先の軟骨である氷頭は珍味としても食べられることが多く、美容や健康に良い栄養素も多く含まれています。

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氷頭の栄養素

氷頭にはプロテオグリカンと呼ばれているアンチエイジング効果が高い栄養素が多く含まれていることで注目を集めています。プロテオグリカンというのはタンパク質と糖が結合した糖質の一種で、保湿成分に優れていて化粧品や健康食品などにもよく使われています。

その他にもコラーゲンやヒアルロン酸、カルシウムなど健康な身体を作るためになくてはならない栄養素が豊富に含まれていることから、美容に力を入れている女性にもオススメな食材となっています。

あまり手に入ることはありませんが、もしお正月近くなって氷頭なますが市場に出てくるようになったら是非一度食べてみてはいかがでしょうか。 

コリコリとした食感がとっても美味しく、お酒の肴にももってこいの食材ですので一度は是非食べて頂きたいですね! 

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氷頭なますの日持ち

氷頭なますはお酢を使っているので、他の料理よりも少しだけ日持ちが長いという特徴を持ちます。冷蔵保存をするなら「3~4日」を目安に食べきるようにしてください。ちょうどお正月の期間が終わるくらいに食べきることができればOKです!

腐るとどうなるの?

氷頭なますも食品なので、あまりに長い時間保存してしまうと腐敗が進んでしまいます。以下のような状態になっていたら絶対に食べないでください。

  • ネバネバしている
  • 糸を引く
  • カビが生えている
  • 明らかに変色している
  • 明らかに異臭がする
  • 食べた時にお酢ではない、強い酸味を感じる
  • 食べた時に口の中を刺すような痛みを感じる

基本的には食中毒を引き起こす細菌が体の中に入ったとしても、胃酸で死滅させることができるのですが、体調が悪い人や免疫力が低い方が大量に食中毒菌を摂取してしまうと重症になってしまう可能性がありますので注意しましょう。

基本は悪くなったものというのは絶対食べないという意識を持っておくと良いでしょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • 氷頭なますとは鮭の頭部の軟骨を酢締めにした料理
  • 氷頭というのは鮭の鼻先の軟骨のことを指し、氷のように透き通っているため氷頭と言われるようになった
  • プロテオグリカンという優秀な保湿成分が多く含まれているため美容に良い
  • 酢締めにしているので比較的長持ちする料理である 

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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