ひらたけしめじとは?スープや鍋・ステーキがオススメ?どんな特徴があるの?

皆さんはキノコはお好きですか?キノコといえばしめじや舞茸、しいたけ、なめこなどのイメージがあるかもしれませんが、他にも食べられるキノコはたくさんあるのです。自生している天然のキノコを収穫することを「キノコ狩り」といいますよね。キノコ狩りではたくさんの種類のキノコを見ることができますが、その中でも一番有名なのが「ひらたけしめじ」です。

今回のキノコはひらたけしめじについて解説するとともに、ひらたけしめじによく似た毒キノコも紹介していきます。

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ひらたけしめじとは?

ひらたけしめじは通称「ヒラタケ」と呼ばれています。傘が平らで大きく開いているのが特徴です。欧米では大きく開いた傘が牡蠣に似ていることからオイスターマッシュルームとも呼ばれています。

ひらたけは一年中収穫することができます。市場に出回る多くのヒラタケは人工栽培のものですが、自然のものはクセのない味と肉厚な食感が特徴で、和洋中の様々なメニューに活用することができます。

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ヒラタケの種類  

別名・四季きのことも呼ばれるヒラタケには、実はいくつかの種類があります。代表的な3種をこちらではご紹介します。

ヒラタケ 

ヒラタケは晩秋から寒さが残る春頃まで採取できるものを指します。低温に非常に強く、菌糸は氷点下20度でも耐えられることなどから「寒たけ」などとも呼ばれます。肉厚で灰黒色・茶褐色・灰白色などがあり、一箇所に群生することが多いです。

ウスヒラタケ  

春頃~秋頃まで採取できるウスヒラタケはヒラタケの近縁種ですが、ヒラタケに比べて小さく肉薄・色身が白に近い淡黄色をしています。ヒラタケに比べて見つけやすいため一般的にきのこ狩りで採取されているものは、このウスヒラタケの場合が多いとも言われています。

白ヒラタケ

ヒラタケの純白種・白ヒラタケは、栽培されているものが多いです。一般市場にも流通していないため希少なきのこの1つです。小さく・肉薄で、クリーミーな味わいが特徴的です。

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どうやって食べるのが美味しいの?

ヒラタケは肉厚でとても歯ごたえが良いので、ステーキや鍋物に使うのがお勧めと言われています。火を通しすぎるとヒラタケのプリッとした食感が失われてしまうので、強火で手早く調理するのがポイントです。

季節の野菜と合わせたヒラタケのバター炒め、様々なキノコと鶏肉をいれた鍋にしてみるととてもおいしい主菜に、茄子や他の野菜と合わせて煮浸しすれば副菜に、季節の山菜と合わせてご飯と一緒に炊けば美味しい炊き込みご飯になるなど、本当にたくさんの使用用途があって使いやすい食材です。

ひらたけを食べるとどんな効果があるの?

ヒラタケには便秘予防に役立つ食物繊維や血液の流れを良くする作用のあるナイアシンを多く含むといわれています。便秘改善や血液循環を促進する以外にも、美肌効果や二日酔い予防の効果が期待できることで注目を集めています。 

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天然ヒラタケを採ってみよう 

ひらたけは野生している天然物と栽培されているものでは、大きさも形も異なります。主に晩秋から寒さが残る春頃までに採取できるものを指し、低温に強く雪の積もった枯れ幹にも群生するほどです。

ナイフやナタなどを使い、木を傷つけないように切り取るように採取します。根元についた土や落ち葉なども丁寧に取り除いてくださいね

食べ方  

天然のきのこの場合は汚れをしっかり落とす必要があります。目で確認できる汚れを取り除いたあと、塩水を張ったボウルに数時間浸すようにしましょう。

ひらたけは、石づき部分を切り落した後は適当な大きさに手で裂くだけで調理できます!大きめに裂く事で食感が残り美味しいです。炒める際は強火で調理すると水分が飛んで美味しくなります。

保存方法

特にひらたけは日持ちしないので、使い切れない場合などは下処理後に冷凍保存すると3週間~1ヶ月程度保存することが可能です。

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ヒラタケに類似した毒性のあるキノコ  

ここからは、ヒラタケに間違われやすい代表的な毒キノコ2種をご紹介していきます。採取歴が10年以上のベテランの方でも、食中毒になるケースや死亡するケースがあります。判断し難い時は、絶対に食べないようにしましょう。

ツキヨタケの特徴・見分け方

主にブナ・カエデ科の倒木や枯れ木に重なり合うように発生しています。傘の大きさは直径10cm~25cm程で暗褐色・暗紫色をしています。ひだに弱い発光性があるので、闇の中でうっすらと緑色に光っていることがあります。

ツキヨタケは縦に裂くと、傘と柄の部分に濃い紫褐色・暗褐色のシミがあるかどうかで判断します。薄い色をしている場合や柄の部分が切り落とされていて判断できない場合などは食べないようにしましょう。

スギヒラタケの特徴・見分け方

主に針葉樹・スギの倒木や切り株・枯れ木などにやや上向きに発生しています。傘の大きさは直径1~6cm程で美しい白色・淡黄色をしています。かつてはスギヒラタケは食用できると考えられていたため、資料によっては食用可能とされている場合もあり注意が必要です。

スギヒラタケはやや上向きに発生していることと、短いきのこですが食用できるウスヒラタケとは違い”柄”がある事で判断されます。現在は猛毒キノコと認定されているので、絶対に食べないようにしましょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?ひらたけしめじはとても使い勝手の良い食材なので、もし手に入る機会がありましたら、バター炒めや炊き込みご飯などにして召し上がってみてくださいね!

自分でキノコ狩りをする際は必ず有識者の方と行動するようにし、キノコの種類を必ず特定してから口にするようにしてください。

この記事をまとめると

  • ひらたけしめじは通称「ヒラタケ」と呼ばれている食材
  • キノコ狩りではとてもメジャーなキノコ
  • クセが無くどんな料理にも合わせることが出来る素晴らしい食材
  • 非常に形のよく似た毒キノコがあるので気をつけよう

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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