わらびの日持ち・保存方法|冷凍・作り置きで長期保存・腐る時の見分け方

わらびは春の山菜の一つですが、どのくらい日持ちするか知っていますか?あまり頻繁に食べるものではないので、よく知らない方も多いのではないでしょうか?今回は、

  • わらびの日持ち
  • わらびの栄養と効果・効能
  • わらびは腐るとどうなる?
  • わらびの保存方法

この3つのテーマについてご紹介いたします。

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わらびとは?

学名 Pteridium aquilinum
分類 ワラビ科ワラビ属
原産地 温帯〜熱帯地方
別名 ワラビナ、ヤワラビ、シトケ、サワラビ
英語名 bracken
おいしい時期 3月〜5月

わらびは、日本全国の山などに自生している山菜の一つです。長い茎は地中にも伸びており、根っこは「わらび餅」の原料として使われています。

先端はくるくると巻いているのが特徴で、葉は柔らかく緑色をしています。わらびには強いアクが含まれており、生のまま食べると食中毒を起こしてしまうほどと言われています。春の時期を旬とする季節の野菜です。

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わらびの栄養と効果

栄養

わらびは低カロリーで糖質も低く、ヘルシーなわらびは、美容ビタミンと呼ばれるビタミンB2を多く含んでいます。

  • ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
  • ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
  • 葉酸:葉酸は、細胞分裂の核酸合成に不可欠であり、胎児の発育や妊婦において重要なビタミンです。胎児の場合は、脊椎の正常な分化を促進し先天性の奇形リスクを減らします。赤血球の分化に特に関わっており、貧血予防に効果があります。アミノ酸代謝にも関わるビタミンです。

効果・効能

わらびは脂質の代謝を促進することから、ダイエット効果を期待することができます。

効果効能
  • 肥満防止
  • 老化の抑制
  • 便秘予防・改善

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わらびの日持ちはどのくらい?

わらびの日持ち日数の目安は、常温・冷蔵・冷凍それぞれ下記の日数となっています。

わらびの日持ち
  • 常温保存…約1週間
  • 冷蔵保存…1〜2週間
  • 冷凍保存…約1ヶ月

わらびは冷蔵すれば2週間近く保存することができますが、なるべく早く食べた方が風味や味が良いです。また、冷凍保存すれば1ヶ月ほど日持ちさせることができます。

わらびは腐るとどうなる?

わらびは腐るとどうなるのでしょうか?腐ったわらびの特徴まだ食べられるわらびの特徴を、それぞれ確認してみましょう。

腐ると…
  • 茶色く変色している
  • 黄色っぽく変色している
  • 茎がふにゃふにゃに柔らかくなっている
  • 枯れて乾燥している
  • ぬるぬるして水気が出ている

わらびの葉は鮮やかな緑色をしていますが、傷み始めると徐々に 黄色→茶色へと変色 していきます。また、葉の水分が抜けてしなしなになり 柔らかく なります。

また、乾燥して 葉が枯れたり  ぬるぬるして水気が出ていたらNG です。

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まだ食べられるわらびの見分け方

わらびが腐っているのかどうなのか、わかりにくいわらびを見分けるポイントを見てみましょう。

 黄色味がかっている

 乾燥してカサカサしている

 元気がなくしなしなしている

わらびは傷んでくると葉が黄色っぽく変色し、やがて茶色くなって枯れてしまいます。少し黄色味がかっているかな?と思ったら傷み始めている証拠です!多少の黄色味であればギリギリ食べることができますので早めに消費しましょう◎

また、水分が抜けるとしなしなして元気がなくなってしまいます。水に15分ほど浸けておくと復活することもありますので試してみてくださいね。乾燥も傷みの原因となります。保存方法については後ほどご紹介いたします!

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わらびが腐る原因

わらびが腐りやすくなる原因を3つ見てみましょう。

 乾燥した場所で保存している

 水を入れて保存している場合、その水を替えていない

 暖かい場所で保存している

わらびは水の中に立てて入れるように保存するのが良いのですが、その水が古くなっていると水に浸っている部分から腐り、ぬるぬるとヌメリを発するようになります。 保存中の水はできるだけ毎日取り替えましょう 

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わらびの保存方法

わらびの常温保存・冷蔵保存・冷凍保存それぞれの方法は下記になります。

常温保存・冷蔵保存

乾燥は葉を枯らす原因になってしまうので、下記の方法で保存すると長持ちさせることができます。

冷蔵保存
  1. 容器に水を張り、わらびを立てるように入れる
  2. 上からビニールをかぶせ、乾燥しないように下を閉じる

暑い場合は野菜室か冷蔵庫に入れて保存しましょう。

冷凍保存

わらびは冷凍保存も可能で1ヶ月ほど日持ちしますが、風味や葉の元気さは劣ってしまうのであまりオススメではありません。

冷凍保存
  1. わらびを茹でる
  2. 水気をよく切り適当な大きさにカットする
  3. ラップに包んで密閉袋に入れて冷凍庫へ入れる

使う時は自然解凍します。水気が出るのでキッチンペーパーでよく拭き取ってから使いましょう◎

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まとめ

この記事をまとめると

  • わらびの日持ち日数は、常温:約1週間
  • 冷蔵:1〜2ヶ月
  • 冷凍:約1ヶ月
  • わらびを保存する際は、乾燥に注意!

わらびは春限定の食材なので、手に入ったら上手く保存して美味しく調理してみましょう。すぐに使いきれない場合は、冷凍することもできるので是非お試しください♩

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