紅茶の日持ち|開封後・賞味期限が書いてない!期限切れは腐る?保存方法

紅茶は、未開封・開封後・冷凍それぞれどのくらい日持ちするか知っていますか?紅茶は空気に触れることで酸化し、味や風味が落ちていくのが特徴です。今回は、

  • 紅茶の日持ち
  • 紅茶の栄養と効果・効能
  • 紅茶は腐るとどうなる?
  • 紅茶の保存方法

この3つのテーマについてご紹介いたします。

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紅茶とは?

概要 チャノキ
英語 Tea plant
分類 ツバキ科
原産地 インド、ベトナム、中国西南部などとされる

紅茶(こうちゃ)の葉とは、摘み取ったチャノキの葉と芽を乾燥させ、もみ込んで完全発酵・乾燥させた茶葉のことを言います。紅茶は、伝統的に中国で栽培されていたチャノキの葉から作られていたが、インドのアッサム地方で高木になる変種のアッサムチャが発見され、以後はインドやスリランカなどではアッサムチャの栽培が盛んになりました。

紅茶の生産国は?
紅茶の最大の生産国はインドです。次にスリランカ、ケニア、トルコ、インドネシアと続きます。

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紅茶の栄養と効果

栄養

紅茶の葉にはたくさんの栄養成分が含まれています。元々は緑茶と同じ葉からできていますが、葉を発酵させる過程に違いがあります。カフェインが含まれているので、寝しなに飲むのは気を付けましょう。

  • タンニン:タンニンはポリフェノールの一種で、植物の渋みの味を持つ物質です。ワインやお茶、柿に含まれており、人間の体内の細菌の増殖を抑え駆除をする力があるので、食中毒の予防や風邪の予防に役立ちます。便を硬くして下痢を改善する効果もある栄養分です。
  • ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
  • ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
  • カフェイン:カフェインは、体内に入ることで人間の自律神経系の交感神経を活性化させて、様々な効果を持ち栄養素です。脳の覚醒や血行促進、体の過剰な水分を排出させる利尿作用が強い成分です。加えて、体の中の脂肪を燃焼させる効果も持っています。
  • テアニン:テアニンは、お茶を口にする時の独特の甘みの成分で、リラックス効果があります。副交感神経を優位にさせる脳内物質のセロトニンやドーパミンを放出させます。加えて脳の記憶力や集中力を上げる働きを持っています。その他には、毛細血管の緊張を解すことで血圧を下げる栄養素です。

効果・効能

紅茶を飲むことによって、このような効果が期待できます。

効果効能
  • 抗酸化作用による体が錆び抑制
  • 殺菌作用やインフルエンザウイルス予防
  • 気分転換や脳がスッキリする
  • 糖質を分解してダイエットをサポートする
  • リラックス効果

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紅茶の日持ち

紅茶の日持ち日数の目安は、未開封・開封後・冷凍それぞれ下記の日数となっています。

紅茶の日持ち
  • 未開封…約半年
  • 開封後…約2週間
  • 冷凍保存…約3ヶ月

紅茶は未開封であれば半年ほど日持ちします。腐ることは少なく、空気に触れることで酸化して傷んでいきます。開封後は酸化して味や風味が変わってくるので、2週間が美味しい期限の目安です。冷凍すれば3ヶ月ほど日持ちします。

紅茶は腐るとどうなる?

紅茶は「腐る」ということがありません。一般的な食材はカビが生えたり変色したりと、腐ると様々な変化が現れますが、紅茶の場合「酸化」することで味が落ちたり風味が悪くなったりして「傷んだ状態」に変わります。

腐ると…
  • 風味が落ちて変な味がする
  • 酸っぱい味がする
  • 紅茶特有の香りが薄い

紅茶には「腐る」ということがありませんが、開封してから日数が経つと 風味が落ちて美味しさが減っていきます 。具体的には空気に触れることで「酸化」するため、 酸味の強い味に変化 していきます。

また、紅茶は新しいと香りがとても強いですが、傷んでくると徐々に 香りが落ちていきます 。未開封の場合は香りが飛ぶことはありませんが、一度開封すると味と共に香りも落ちていくので早く消費するようにしましょう。

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まだ飲める紅茶の見分け方

紅茶が傷んでいるのかどうなのか、わかりにくい紅茶を見分けるポイントを見てみましょう。

 黒っぽく変色している

茶葉同士が固まっている

紅茶を開封して保存していたら、黒く変色したり粉が固まっていたりすることがあります。これは「水分」によるもので、空気中の水分を紅茶が吸ったことが原因です。

腐っているわけではないので紅茶として飲むことができますが、未開封時より風味や味は落ちてしまっている状態です。乾燥剤を容器の中に入れて早めに消費するようにしましょう。

紅茶が傷む原因

紅茶が傷みやすくなる原因を2つ見てみましょう。

 密閉せずに保存している

 開封してから1ヶ月以上経っている

紅茶は湿度と空気に弱いです。空気に触れることで酸化が進んで味が落ちたり、空気中の水分を吸うことによって風味も落ちていきます。そのため保存の際には「絶対的に密閉状態が必須」なのです!できるだけ空気に触れない方法で保存しましょう。

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紅茶の保存方法

紅茶の未開封・開封後・冷凍保存それぞれの方法は下記になります。

未開封の紅茶

未開封の紅茶は真空パックになっているので、1〜2年と長い期間日持ちします。保存は基本的に常温で問題ありませんので、室内の冷暗所で保存しましょう。

開封済みの紅茶

開封済みの紅茶は、どんどん味が落ちていくので1ヶ月ほどで使い切るようにしましょう。1ヶ月を過ぎても飲めることは飲めるのですが、空気に触れること「酸化する」のでどうしても風味は落ちていきます



保存のポイント

  • 密閉容器に入れ替えて、できるだけ空気に触れないようにすることで風味をキープ!

冷凍保存の場合は?

長期間保存したい時には、そのまま冷凍することで約1年日持ちします。この場合もできるだけ密閉状態を保って保存するのがポイントです◎ 冷凍でも、開封済みの紅茶は1ヶ月ほどで消費するようにしましょう。

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まとめ

この記事をまとめると

  • 紅茶の日持ち日数は、
  • 未開封:約半年
  • 冷蔵:約2週間
  • 冷凍:約3ヶ月
  • 紅茶は腐りにくいが、酸化することで劣化する!

紅茶を美味しく保存するポイントは、できるだけ空気に触れさせないことです。密閉できる容器などに移して、美味しく保存しましょう♩

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