乾燥落花生(ピーナッツ)の日持ち・保存方法|冷凍できる?腐るとどうなる?

落花生(ピーナッツ)は乾燥モノなので日持ちするイメージがありますが、開封後は油の質が変化しやすくできるだけ早めに消費した方が良いのを知っていますか?未開封・開封後の日持ちはどのくらいなのでしょうか?今回は、

  • 落花生の日持ちはどれくらい?
  • 落花生の栄養と効果・効能
  • 落花生は腐るとどうなる?
  • 落花生の保存方法

この3つのテーマについてご紹介いたします。

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落花生(ピーナッツ)とは?

学名 Arachis hypogaea
分類 マメ科ラッカセイ属
原産地 中南米
別名 ナンキンマメ
英語名 peanut
フランス語名 arachide
ドイツ語名 ErdnuB
旬の時期 8月〜9月
主な生産地 千葉、茨城

落花生の原産地は、南アメリカやアンデス山脈と言われています。徐々にアメリカ中に伝わり、その後1574年に欧州に伝来しました。

日本には明治時代初期に中国人から入手した種から栽培が始まったとされていますが、沖縄県では古くから栽培されていたという話もあります。現在、落花生の日本国内の生産量NO.1は千葉県です。

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落花生(ピーナッツ)の栄養と効果

栄養

落花生は食べすぎるとニキビができたり、体に良くない!と思われがちならっかせいですが、体にいい栄養素がたっぷり詰まっています。

  • ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
  • ナイアシン:ナイアシンは、糖代謝、脂質代謝の補酵素としての働きで、エネルギー生成のサポートします。ナイアシン一つで複数の代謝工程をサポートするのが大きな特徴です。他にも肝臓におけるアルコール代謝の二日酔いの原因になるアセトアルデヒドの分解を助けます。

効果・効能

落花生の脂質には健康に有効とされるオレイン酸が含まれており、悪玉コレステロールの上昇を抑え生活習慣病予防に効果を発揮します。

効果効能
  • コレステロールの上昇抑制
  • 老化を防ぐ
  • 動脈硬化予防
  • 高血圧予防・改善

アレルギー食品?

ピーナッツアレルギーは、体の免疫系がピーナッツのタンパク質を有害な物質と取り違えることで起こると言われています。

子供(特に乳幼児)は、ピーナッツアレルギーを発症しやすいと言われています。生まれてくる時にピーナッツアレルギーを持って生まれてくる子供はいませんが、体がアレルギーを発症しやすいタイミングでアレルゲンにさらされると、アレルギーになってしまうんだとか。

しかし、大人になるにつれて体の成長と共に消化器系がピーナッツに反応しにくくなり、ピーナッツアレルギーが治ったというケースもあるそうです。

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落花生(ピーナッツ)の日持ち

落花生の日持ち日数の目安は、常温・冷凍それぞれ下記の日数となっています。

落花生の日持ち
  • 常温保存…未開封→約3ヶ月 / 開封後→約1週間
  • 冷蔵保存…未開封→約3ヶ月 / 開封後→約1週間
  • 冷凍保存…約半年

落花生は未開封であれば3ヶ月は保存することができますが、開封後は油の質が変化しやすく、味が変わってしまうので1週間を目安に消費しましょう。また、冷凍すれば半年ほど日持ちさせることができます。

落花生(ピーナッツ)は腐るとどうなる?

落花生は腐るとどうなるのでしょうか?腐った落花生の特徴まだ食べられる落花生の特徴を、それぞれ確認してみましょう。

腐ると…
  • 油が古くなった味がする
  • 古い油の臭いがする
  • 白っぽい斑点ができている

落花生を始めとするナッツ類は長く日持ちするものですが、開封後は徐々に傷んできてしまいます。一番感じやすいのは、 油が古くなったような味がする ことです。

また、 古い油のような臭いがしたり、 酷い場合には白いカビが生えることもあります。

 表面に白い斑点 ができていたらカビの可能性がありますよ。よく見極めましょう。未開封のものはあまり傷みませんので、開封後の落花生には注意しましょう。

まだ食べられる落花生の見分け方

傷みかけの落花生は、どんな状態になるのでしょうか?食べられなくなる前の落花生に現れる状態を見てみましょう。

 湿気っている

 表面が白くなっている

こんな状態になっていたら、腐ってはいませんが傷みかけている証拠ですよ。大抵くるのパックには乾燥剤が入っていますが、乾燥剤を抜いてしまうと湿気って食感や風味が悪くなってしまいます

また、表面が白くなることがありますが、カビでなければ落花生の油分が表面に出てきたものなので食べても問題ありません◎

落花生が腐る原因

落花生が腐りやすくなる原因を2つ見てみましょう。

 乾燥剤を入れずに保存している

 消費期限を越えてかなり長期間保存している

落花生は乾燥剤と一緒に保存することが大切です。湿気ってしまうと傷み始め、カビが生える原因となってしまいますよ。また、日持ちが効く食材ではありますが、あまりにも長期間保存するとさすがのくるみも傷んでしまうので、期限内に消費しましょう。

ピーナッツのカビを食べたら下痢・腹痛に?

カビが生えているピーナッツを食べてすぐに食中毒症状を起こすことは少ないようですが、下痢や嘔吐など軽度な症状が起こる可能性があります。

また、ピーナッツに生えるカビにはアフトラトキシンという強い毒素を作り出すものがあります。カビ毒の中でも特に毒性が強く、発がん性が高いことで知られています。発がん性物質は他にもありますが、その中でも強力な発がん性があると言われています。

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落花生(ピーナッツ)の保存方法

落花生の常温保存・冷蔵保存・冷凍保存それぞれの方法は下記になります。

常温保存・冷蔵保存

落花生を始めとするナッツ類は、常温での保存が基本です。冷蔵庫に入れても問題ありませんが、未開封の場合、常温・冷蔵どちらも約 3ヶ月ほど日持ちします。

保存方法

あらかじめパックの中に入っている乾燥剤と共に保存する

冷凍保存

より長く日持ちさせたい時には、冷凍保存も可能です。約6ヶ月間保存が効くので、長期保存したい場合には冷凍庫に入れましょう。

冷凍保存
  • 未開封→そのまま冷凍庫へ入れる
  • 開封後→乾燥剤と共に密閉袋に移して冷凍庫へ入れる

冷凍した落花生を食べる時は自然解凍させます。

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まとめ

この記事をまとめると

  • 落花生(ピーナッツ)の日持ち日数は、未開封→常温・冷蔵で約3ヶ月 
  • 開封後→常温・冷蔵で約3ヶ月 
  • 冷凍:約半年
  • 開封後の落花生は油の質が変化して味が変わりやすい!

落花生は未開封であれば長期保存できる食材ですが、空気に触れて酸化することで傷みやすくなります。開封後は1週間を目安に食べきるようにしましょう。

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