プルーンは腸内環境を良くする果物として知られていますが、どのくらい日持ちするか知っていますか?未開封・開封後・冷凍保存それぞれの日持ちについて着目しました。今回は、
- プルーンの日持ち
- プルーンの栄養と効果・効能
- プルーンは腐るとどうなる?
- プルーンの保存方法
これらのテーマについてご紹介いたします。
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目次
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プルーンとは?
プルーンとは果物の「すもも」を乾燥させたものを指します。生の状態は「すもも」と呼びますが、乾燥させると「プルーン」に名前が変わるのです。
学名 | Prunus salicina |
分類 | バラ科サクラ属 |
原産地 | (日本すもも)中国 (西洋すもも)コーカサス地方 |
フランス語名 | prune |
別名 | プラム |
旬の時期 | 6月〜8月 |
主な生産地 | 山梨、和歌山、長野 |
すももは弥生時代に中国から伝来したと言われています。当時は観賞用でしたが、江戸時代に入ると食用として好まれるようになりました。明治時代になると栽培が盛んに行われ、広く普及しました。
すももは「プラム」という名前でも呼ばれていますが、これは19世紀に日本のすももがアメリカに渡り、品種改良したものが再度日本に持ち込まれたことによります。すももは通常の桃よりも酸味があり、皮ごと食べられる桃の一種です。
プラムとプルーンの違い
詳しくはこの記事をチェック!
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プルーンの栄養と効果
栄養
プルーンには、強い抗酸化作用を持つビタミンEや、水溶性食物繊維であるペクチンを含んでいます。皮の部分にはアントシアニンも含まれていおり、目の疲労回復にも効果があります。ビタミンEには老化の原因となる過酸化脂質の生成を防ぐ働きがあるので、アンチエイジング効果も期待できます。
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
- ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
- ペクチン(水溶性&不溶性):ペクチンは、植物の細胞壁に含まれている多糖類で、砂糖やさんを加えることでゼリーの様なとろみに変化します。水溶性と不溶性の2種類に分類することができ、主な働きは便秘・下痢の解消、コレステロール値、血糖値を下げる栄養素です。
- アントシアニン:アントシアニンは天然に存在する色素の一種です。赤紫の色のキャベツやナス、ブルーベリーと言った紫色の果物や野菜に多く含まれています。代表的な健康効果は、視力に関わる眼精疲労の解消効果やメタボ解消の力があります。
効果・効能
抗酸化作用のあるビタミンやペクチンが、特に体の調子を整える役割をみせます。
- 高血圧予防・改善
- 利尿作用
- 貧血予防・改善
これ以外で一番注目したいのは“便秘解消効果”です。プルーンは乾燥させることで食物繊維量がアップし、腸内まで届いて悪玉菌を減らして善玉菌を増やしたり、便のカサを増して腸のぜん動運動を促します。
食べ過ぎは腹痛・下痢に?
プルーンにはソルビトールが含まれているとご紹介しましたが、このソルビトールという成分は、便秘解消薬や下剤にも使われている成分です。ですので、プルーンを食べすぎると腹痛や下痢の原因になってしまうことがあります。
1日の摂取量目安量について、下記記事で詳しく紹介しています。あわせてチェックしてみましょう。
詳しくはこの記事をチェック!
アレルギーもある?
プルーンを食べたときに、口の中や喉に痒みやしびれ、全身のむくみが発生してしまう場合があります。このアレルギー症状のことを別名「口腔アレルギー症候群」と呼んでいます。
口腔アレルギー症候群が発生する原因は、プラムに含まれる原因物質(アレルゲン)が口の中の粘膜に触れることで、体の中の「IgE抗体」と呼ばれるアレルギー物質に対する抗体が反応することで発生します。
詳しくはこの記事をチェック!
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プルーンの日持ち・賞味期限はどのくらい?
プルーンの日持ち日数の目安は、未開封・開封後・冷凍それぞれ下記の日数となっています。
- 未開封……6ヶ月〜1年
- 開封後……2〜3週間
- 冷凍保存…約1ヶ月
プルーンは乾燥されているので日持ちが長く、未開封であれば半年〜1年ほどの賞味期限となっています。開封後は傷みやすいので2〜3週間で食べきりましょう。冷凍保存すれば1ヶ月ほど日持ちします。
賞味期限切れは食べられる?
プルーンの賞味期限は長いですが、その分気づいたら期限が切れていた!なんてこともあります。未開封であれば多少の期限切れでも食べることができることが多いです。その際は、腐っていないかよく見分けてください。
プルーンは腐るとどうなる?
プルーンは腐るとどうなるのでしょうか?未開封では腐りにくいプルーンですが、開封後は傷みやすいです。腐ったプルーンの特徴を確認してみましょう。
- どろどろ溶ける
- カビが生える
- 変な味がする
- 糸を引いている
開封後長期間経っていたり、高温の場所で放置してしまうと、このような状態になります。開封後は正しい場所で保存しましょう。
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プルーンの保存方法
プルーンの保存方法を、未開封・開封後・冷凍保存それぞれ確認してみましょう。
未開封時の保存
未開封のプルーンは常温保存OKです。腐りにくいですが、下記の場所で保存しましょう、
- 直射日光が当たらない場所で保存する
- 高温多湿の場所を避けて保存する
開封後の保存
開封後のプルーンは必ず冷蔵庫で保存し、3週間以内を目安に食べきるようにしましょう。
- 取り出す時は乾燥した清潔な箸を使う
プルーンを取り出す時は、雑菌が入らないよう手ではなく綺麗な箸などを使いましょう。
冷凍保存
プルーンは冷凍保存すれば1ヶ月ほど日持ちさせることができます。
- 瓶からタッパーなどに容器を移す
- 小分けにしてラップに包み密閉袋に入れる
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まとめ
この記事をまとめると
- プルーンの日持ち日数は、未開封:半年〜1年
- 開封後:2〜3週間
- 冷凍:約1ヶ月
- 未開封は常温保存OK!開封後は必ず冷蔵保存を!
プルーンには食物繊維が豊富でお通じ改善にも効果があるので、是非積極的に食べるようにしてみてください。未開封なら保存が効くので、ストックしておくこともできますよ♩
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