桃のコンポートの日持ち・保存期限は?丸ごと冷凍・瓶詰めで長期保存

桃は夏が旬の果物で、みずみずしいのでそのまま食べるだけでも美味しいですが、コンポートにすることで長く保存することができます。自家製した桃のコンポートは、どのくらい日持ちするのでしょうか?今回は、

  • 桃のコンポートの日持ち
  • 桃の栄養と効果・効能
  • 桃のコンポートは腐るとどうなる?
  • 桃のコンポートを長持ちさせる保存方法

この3つのテーマについてご紹介いたします。

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桃のコンポートとは?

“コンポート”は、薄めの砂糖水で煮詰めて作るヨーロッパの伝統的な果物の保存方法です。ジャムほど砂糖を加えないため、甘さ控えめで果物本来の味を残すことができます。

ジャムにできる果物はほとんどコンポートにすることができ、未開封のまま保存して長期保存することができます。

コンポートの食べ方

コンポートの食べ方

そのまま食べたり、ヨーグルト・ケーキ・アイスなどに添えて食べられることが多い

コンポートはフランス発祥の食べ物で、白ワインや赤ワイン・ラム酒・リキュールなどのアルコール類を加えて煮詰めることもあります。ジャムと違い果物の形を崩さずに煮るのが特徴です。

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桃の栄養

桃はリンゴ酸クエン酸などの有機酸や、抗酸化力の高いカテキン・ビタミンCを含んでいます。また、ペクチンなどの食物繊維も豊富に含んでいるため腸内環境をよくする働きがあります。

ちなみに桃の主成分はフルクトースという果糖で、エネルギー代謝に関わるので疲労回復効果も期待できます。

  • ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
  • カテキン:カテキンは、お茶類にのみ含まれる飲んだ時に渋い、苦いと感じる独特の味の元になっているポリフェノールの一種です。強い抗菌作用を持ち、ウイルスや細菌をやっつける殺菌作用、加えて体内に入れば血液の血糖値上昇を緩やかにする効果を持っています。
  • クエン酸:クエン酸は人間のエネルギー代謝でクエン酸が作られる過程があります。そのため、エネルギーを作り出す材料になり、疲労解消効果があります。血流を改善させ、冷え性の解消効果や体の不調の原因になる体のHpを戻す働きも持っている栄養素です。
  • ペクチン(水溶性&不溶性):ペクチンは、植物の細胞壁に含まれている多糖類で、砂糖やさんを加えることでゼリーの様なとろみに変化します。水溶性と不溶性の2種類に分類することができ、主な働きは便秘・下痢の解消、コレステロール値、血糖値を下げる栄養素です。
  • 果糖:果糖は、果物やはちみつに多く含まれている糖質で、フルクトースと呼ばれています。ショ糖と呼ばれている砂糖に比べて甘さが強く、1.5倍の強さを誇ります。適量を取ることで、体のエネルギーとなり基礎代謝の維持や脳機能を安定させます。

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桃のコンポートの日持ち

手作り桃のコンポートの日持ちは、未開封か開封後かによって異なります。コンポートを作る際は、熱い状態でガラス製の瓶に入れ、熱いうちに蓋をすることで密閉状態にさせます。密閉状態が保たれている方が日持ちが良く、開封後は早めに食べるのが基本です。

桃のコンポートの日持ち
  • 未開封…約2週間
  • 開封後…4〜5日
  • 冷凍……約1ヶ月

桃のコンポートの日持ちは、未開封の密閉状態であれば常温保存で約2週間開封後は冷蔵庫で4〜5日、冷凍すれば約1ヶ月となっています。

開封後は空気に触れることで瓶の中に雑菌が入ることもあり、 冷蔵庫で保存していても腐る ことがあります。一度開けたらできるだけ早く消費しましょう。

桃のコンポートは腐るとどうなる?

桃のコンポートは腐るとどうなるのでしょうか?未開封でしっかり密閉できていれば腐ることはありませんが、未開封でも蓋の閉めが甘く隙間から空気が侵入している場合は腐ることもあります。腐ったのコンポートの見分け方はこちらです。

  • 白カビ・緑カビ・黒カビが生えている
  • 桃が黒く変色している
  • 桃がどろどろ溶けて柔らかくなっている
  • 変な臭いがする

コンポートは腐るとカビが生えやすく、白や緑・黒色といったカビがコンポートや容器に生えてしまいます。カビが生える原因は、空気中に存在している菌が繁殖したことや、水分・温度などがあります。

コンポートの一部にカビが生えている場合、目に見えない菌がコンポート中に付着している可能性があるので、カビた部分を取り除いても食べることはできません。

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茶色く変色しても食べられる?

桃のコンポートは煮詰めると茶色く変色することがありますが、桃の性質によるものです。生の桃をそのまま置いておくと、断面が茶色くなるのと同じです。

桃に含まれる ポリフェノールが酸化したことが原因 で、腐っているわけではないので食べることができます。

桃のコンポートを長持ちさせる保存方法

手作り桃のコンポートをできるだけ長持ちさせる保存方法についてご紹介します。上手く保存できれば半年〜1年も日持ちするので、桃の大量消費にもオススメですよ。桃のコンポート保存のコツはこちらです。

桃コンポートの保存のコツ
  • 瓶の容器を煮沸消毒しておく
  • 熱いうちに瓶に入れ逆さにして冷ます
  • 開封後は必ず冷蔵庫に入れる
  • コンポートをすくう時は綺麗で乾いたスプーンを使う
  • 桃全体がシロップに漬かるようにする

コンポートを保存する上で大切なのは“煮沸消毒”“密閉保存”です。瓶などガラス製の容器でないと煮沸消毒できないので、タッパーはオススメしません。

また、 熱いうちに瓶に入れ逆さまにすることで空気の侵入を防ぎ、密閉することができます◎  開封後は綺麗なスプーンですくい、冬場でも必ず冷蔵庫で保存しましょう。

冷凍保存

コンポートを更に長持ちさせたい時は、冷凍保存もオススメです。ガラス製は冷凍できないので、冷凍保存する場合はジップロックなどの密閉袋かプラスチック製の容器に入れます。

プラスチック容器だと密閉できないので、密閉袋に入れて空気をしっかり抜く方をオススメします。冷凍保存の日持ちは約1年で、解凍後の日持ちは約2週間です。

注意

一度解凍した冷凍桃のコンポートは、もう一度冷凍しない!小分けに冷凍しておくのが便利◎

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まとめ

この記事をまとめると

  • 桃のコンポートの日持ちは、未開封:約2週間 / 開封後:4〜5日 / 冷凍:約1ヶ月
  • 桃のコンポートを長持ちさせるコツは、①煮沸消毒 ②密閉保存
  • 桃のコンポートは腐ると、カビが生える・臭い・黒く変色する

桃のコンポートは家庭でも簡単に作ることができるので、是非旬の季節に作り置きしてみましょう。アイスやケーキにのせてリッチなおやつタイムを過ごしてみませんか?♩

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