こごみの日持ち・賞味期限|大量消費できない時の冷蔵・冷凍保存方法

こごみはぜんまいに似た山菜の一つですが、どのくらい日持ちするか知っていますか?今回は、

  • こごみの日持ち
  • こごみの栄養と効果・効能
  • こごみは腐るとどうなる?
  • こごみの保存方法

この3つのテーマについてご紹介いたします。

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こごみとは?

こごみはシダ科の多年草で、山菜の一つとして食べられています。正式名称は「クサソテツ」で、東北地方から本州まで幅広いエリアに自生しています。

くるくると巻くような形をした茎が特徴で、少し独特な香りがありますが強いクセがなく、食べやすい山菜です。柔らかい歯触りで、加熱したこごみには粘り気があります。

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こごみの栄養と効果

栄養

こごみには不溶性食物繊維が豊富に含まれていて、腸内まで届いて腸内環境を良くする働きを持っています。また、ビタミンCやβカロテンも含まれており、免疫力の向上や美肌にも効果的です。

他のビタミン類では強い抗酸化作用を持つビタミンEが豊富で、生活習慣病予防も期待することができます。

  • ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
  • β-カロテン:β-カロテンは、人間の体内でビタミンAに変化し、細菌やウイルスの侵入を防ぐために必要な粘膜を丈夫にする作用があります。肌のシミの原因になる色素発生を抑制する抗酸化作用も持っています。緑黄色野菜では黄色の色素に多く含まれているビタミンです。
  • ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
  • 不溶性食物繊維:不溶性食物繊維は、食物繊維の中でも水に溶けることが出来ないため腸内まで届きます。腸まで消化されないため、便として排出されるのが不要姓食物繊維です。腸管を適度に刺激をするため、蠕動運動が活発化し食べ物の吸収や消化を助ける働きがあります。善玉菌の栄養にもなるため腸内環境もよくなることが知られています。

効果・効能

こごみに含まれる不溶性食物繊維は、腸に届くまで消化されることがないので、ダイレクトに腸に働きかけて整腸作用を促します。

効果効能
  • 便秘解消・予防
  • 美肌効果
  • アンチエイジング効果
  • 生活習慣病予防

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こごみの日持ち

こごみの日持ち日数の目安は、常温・冷蔵・冷凍それぞれ下記の日数となっています。

こごみの日持ち
  • 常温保存…約1週間
  • 冷蔵保存…1〜2週間
  • 冷凍保存…約1ヶ月

こごみは常温でも1週間ほど日持ちする山菜ですが、長持ちさせたい場合は冷蔵保存がおすすめです。冷凍もできますが、食感が落ちてしまうのであまりオススメではありません。

こごみは腐るとどうなる?

こごみは腐るとどうなるのでしょうか?腐ったこごみの特徴まだ食べられるこごみの特徴を、それぞれ確認してみましょう。

腐ると…
  • 茶色く変色している
  • 黄色っぽく変色している
  • 茎がふにゃふにゃに柔らかくなっている
  • 枯れて乾燥している
  • ぬるぬるして水気が出ている

こごみの葉は鮮やかな緑色をしていますが、傷み始めると徐々に 黄色→茶色へと変色 していきます。また、葉の水分が抜けてしなしなになり 柔らかく なります。

また、乾燥して 葉が枯れたり  ぬるぬるして水気が出ていたらNG です。

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まだ食べられるこごみの見分け方

こごみが腐っているのかどうなのか、わかりにくいこごみを見分けるポイントを見てみましょう。

 黄色味がかっている

 乾燥してカサカサしている

 元気がなくしなしなしている

こごみは傷んでくると葉が黄色っぽく変色し、やがて茶色くなって枯れてしまいます。少し黄色味がかっているかな?と思ったら傷み始めている証拠です!多少の黄色味であればギリギリ食べることができますので早めに消費しましょう◎

また、水分が抜けるとしなしなして元気がなくなってしまいます。水に15分ほど浸けておくと復活することもありますので試してみてくださいね。乾燥も傷みの原因となります。

こごみが腐る原因

こごみが腐りやすくなる原因を3つ見てみましょう。

 乾燥した場所で保存している

 水を入れて保存している場合、その水を替えていない

 暖かい場所で保存している

こごみは水の中に立てて入れるように保存するのが良いのですが、その水が古くなっていると水に浸っている部分から腐り、ぬるぬるとヌメリを発するようになります。 保存中の水はできるだけ毎日取り替えましょう 

乾燥は葉を枯らす原因になってしまうので、ビニール袋などで覆うようにしましょう。また、暖かい場所で保存すると痛みやすいです。

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こごみの保存方法

こごみの常温保存・冷蔵保存・冷凍保存それぞれの方法は下記になります。

常温保存・冷蔵保存

こうすることで常温・冷蔵共に1〜2週間日待ちします。夏は冷蔵庫に入れましょう。冷蔵の方が数日より長く日待ちしますよ◎

冷蔵保存
  1. 容器に水を張り、こごみを立てるように入れる
  2. 上からビニールをかぶせ、乾燥しないように下を閉じる

冷凍保存

こごみは冷凍保存も可能で約1ヶ月ほど日持ちします。風味や葉の元気さは劣ってしまうのであまりオススメではありませんが、できるだけ水分を拭き取ってから密閉袋に入れて冷凍庫に入れます。

使う時は自然解凍します。水気が出るのでキッチンペーパーでよく拭き取ってから使いましょう◎

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まとめ

この記事をまとめると

  • こごみの日持ち日数は、常温:約1週間
  • 冷蔵:1〜2週間
  • 冷凍:約1ヶ月
  • こごみは常温でも保存可能!ですが長持ちさせたい場合は冷蔵保存を

こごみは山菜なので食べる機会はあまりないかもしれませんが、クセがなく食べやすいので、見かけた際は是非食べてみてくださいね。

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