キウイフルーツはビタミンたっぷりの果物ですが、どのくらい日持ちするのでしょうか?丸ごととカットの場合で日持ちは少々異なります。今回は、
- キウイフルーツの日持ち
- キウイフルーツの栄養と効果・効能
- キウイフルーツは腐るとどうなる?
- キウイフルーツの保存方法
この3つのテーマについてご紹介いたします。
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目次
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キウイフルーツとは?
キウイフルーツは意外にも中国が原産地の果物です。当初は「チャイニーズグーズベリー」と呼ばれていましたが、やがてニュージーランドの国鳥である「キウイ」に似ていることから現在の「キウイ」という名前に変わりました。
日本に伝来したのは1960年代のことです。食物アレルギーが起こりやすい果物の一つですが、ビタミンCが豊富で美容や健康にも良い果物です。
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キウイフルーツの栄養と効果
栄養
キウイの栄養価は非常に高く、「栄養充足率」は果物の中でNo.1となっています。強い抗酸化作用を持つビタミンC・ビタミンEが豊富なので美容に効果的で、それ以外にも葉酸・ビタミンB6・ビタミンK・鉄・マグネシウムなど様々な栄養がバランスよく含まれています。
同じ量を食べた時に、ビタミンやミネラルなど17種類の栄養素が基準値に対してどれくらい含まれているか比較したもの
- ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
- ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
- 食物繊維:食物繊維は、植物の細胞壁を構成する、人間の消化酵素では消化できない成分とされています。食物繊維は、植物しか作り出すことしか出来ず、水に溶けるか溶けないかで種類が分かれます。人間の腸内環境を整える免疫力改善等の働きがあります。
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
効果・効能
キウイがビタミン・ミネラル・食物繊維がバランスよく含まれているため、美容面・健康面で様々な効果を期待することができます。
- アンチエイジング効果 / 美肌効果
- ダイエット効果
- 免疫力アップ / 風邪予防
- むくみ解消 / 便秘解消
食べ過ぎで腹痛・下痢に?
キウイフルーツの中でも 特にグリーンキウイには食物繊維が豊富 に含まれています。便秘解消目的で食べる時には問題ないのですが、普段から快便の方が食べ過ぎると軟便・宿便の原因となることも。
食物繊維が消化器系を刺激して、軟便や宿便を通り越して下痢・腹痛が起きたり、胃痛が起こることもあります。
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キウイフルーツの日持ち・カット後は?
キウイフルーツの日持ち日数の目安は、常温・冷蔵・冷凍それぞれ下記の日数となっています。
- 常温保存…3〜5日→熟し具合により異なる
- 冷蔵保存…約1週間
- 冷凍保存…約1ヶ月
キウイが硬い時は酸っぱいことが多いので、常温保存することで追熟し甘くなります。熟していない場合は5日、すでに熟している場合は3日ほど常温保存が可能です。
カットしたキウイは?
- カットしたキウイの日持ちは、冷蔵で2〜3日!乾燥しないようしっかりラップを
キウイシロップの日持ちはどれくらい?
“キウイシロップ”とは、キウイと氷砂糖を漬け込んでキウイ果汁を抽出したシロップです。たった2つの材料で簡単に作ることができ、10日〜2週間ほどで完成します。
キウイシロップの日持ちは、半年〜1年です。”容器の殺菌消毒”や”保存状態”が良ければ約1年日持ちするので、大量消費したい時にもオススメです。
できるだけ長く保存するには冷蔵庫に入れましょう。 暑い時期に常温保存したり、容器の煮沸消毒がしっかりできていないと腐る原因 となってしまいます。
キウイフルーツは腐るとどうなる?
キウイフルーツは腐るとどうなるのでしょうか?腐ったキウイフルーツの特徴・まだ食べられるキウイフルーツの特徴を、それぞれ確認してみましょう。
- 中心部が赤茶色に変色している
- 切る前から表面に水が出ている
- アルコールのような臭いがする
- ぐずぐずになって型崩れしている
- 苦い味がする
キウイフルーツは通常緑色、ゴールデンキウイは黄色の果肉をしていますが、傷み始めると 中心部が赤茶色に変色 していきます。そして表面は徐々に ぶよぶよと柔らかく なり、 水気が出る こともあります。
また、更にに腐敗がすすむと ぐずぐずになって型崩れ したり、食べてみると苦いことも。キウイフルーツは腐ると柔らかくなって水気が出やすいです。食べる前に気づいて廃棄するようにしましょう。
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まだ食べられるキウイフルーツの見分け方
キウイフルーツが腐っているのかどうなのか、わかりにくいキウイフルーツを見分けるポイントを見てみましょう。
❶ 指で皮を押すと凹むくらい柔らかい
❷ 食べると舌がピリピリする感覚がある
❶熟したことが原因:完熟と腐敗は紙一重です。熟しているけれど腐る一歩前!ということもあります。指で押すと凹むほど柔らかくなっているキウイフルーツは、まだギリギリ食べることができるので早めに消費しましょう。
❷アクチニジンが原因:キウイフルーツには「アクチニジン」というタンパク質分解酵素が含まれていますが、この成分が舌をピリピリさせることがあります。腐っている場合もありますが、必ずしもではありません。よく見極めて他に問題がなければ食べることはできますが、味は落ちてしまっています。
キウイフルーツが腐る原因
キウイフルーツが腐りやすくなる原因を4つ見てみましょう。
❶ 追熟し過ぎている
❷ 常温で保存している
❸ 傷が付いている
❹ りんごやバナナと一緒に保存している
キウイフルーツは常温や温かい場所で保存していると熟し始めますが、完熟を通り越すと一気に腐敗に変わってしまいます。また、傷が付いているとそこから変色したり雑菌が入って腐りやすくなってしまいます。選ぶ時はできるだけ綺麗な状態のものを選びましょう。
また、りんごやバナナなど特定の果物や野菜から出る エチレンガスには他の野菜や果物の成熟を早めてしまう効果 があるので、保存の組み合わせには注意しましょう!
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キウイフルーツの保存方法
キウイフルーツの常温保存・冷蔵保存・冷凍保存それぞれの方法は下記になります。
常温保存
キウイフルーツは常温で保存すると「追熟」し甘さを増します。まだ熟れていないものであれば追熟のため常温保存するのも◎です。
- 直射日光の当たらない場所で保存
- ビニール袋や紙袋に入れて保存→乾燥防止
カットしたキウイは傷みやすいので、必ず冷蔵保存しましょう。
冷蔵保存
キウイフルーツを冷蔵保存する時のポイントは下記になります。
- 乾燥しないようビニール袋や紙袋に入れて保存する
- カットしたキウイにはラップをして空気に触れないようにする
冷凍保存
触感や風味は変わりますが、キウイフルーツは冷凍保存も可能です。
- 皮をむいて半分にカットする
- ラップに包んで密閉袋に入れる
冷凍キウイはシャーベットやヨーグルトにのせて食べるのがオススメです◎
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まとめ
この記事をまとめると
- キウイフルーツの日持ち日数は、常温:3〜5日(※熟し具合により異なる)
- 冷蔵:約1週間
- 冷凍:約1ヶ月
- キウイフルーツは常温保存で追熟できる!
キウイフルーツは常温だと追熟して甘くなるので、甘い方がお好みの方は常温で数日保存してみましょう♩
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