手作りいちごジャムの日持ち|冷凍保存・未開封・開封後|カビ・水っぽい時は

いちごは人気のフルーツですが、手作りジャムにすると長期保存することができます。いちごの旬は春しかないので、作り置きしておくと長く楽しむことができますよね。自家製したいちごジャムは、どのくらい日持ちするのでしょうか?今回は、

  • いちごジャムの日持ち
  • いちごの栄養と効果・効能
  • いちごジャムは腐るとどうなる?
  • いちごジャムを長持ちさせる保存方法

この3つのテーマについてご紹介いたします。

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いちごジャムとは?

“いちごジャム”は、いちごの果肉と砂糖を煮詰めて作ります。いちごは果物ではなく野菜に分類され、その理由は木になるのではなく草本性であることによります。

ジャムは砂糖が水分を蓄えて腐敗を遅らせることを利用した保存の効く食材でもあります。ジャムは別名で”コンフィチュールとも呼ばれています。

ジャムの歴史・起源

日本で初めてジャムが製造されたのは明治10年のことで、東京・新宿の勧農局によっていちごジャムが試作されました。その4年後に長野県が缶詰のいちごジャムを企業として販売し、そこからジャムが徐々に普及するようになりました

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いちごの栄養

いちごには、ビタミンCや女性に必要な栄養成分と言われる葉酸・食物繊維・カリウム・ポリフェノールなどが含まれています。ビタミンCの含有量は果物の中でも高く、みかんやグレープフルーツの倍近くの数値です。

  • ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
  • 食物繊維:食物繊維は、植物の細胞壁を構成する、人間の消化酵素では消化できない成分とされています。食物繊維は、植物しか作り出すことしか出来ず、水に溶けるか溶けないかで種類が分かれます。人間の腸内環境を整える免疫力改善等の働きがあります。
  • ポリフェノール:ポリフェノールは、植物に含まれている成分で苦味や色素の成分で、5000種類ほど存在していると言われており、その種類ごとに特徴ある健康効果を持つ栄養素です。共通点はとても強い抗酸化作用を持ち、活性酸素の除去や体の酸化による老化に関わる病気の予防に役立つ栄養素です。
  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。

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いちごジャムの日持ち

手作りいちごジャムの日持ちは、未開封か開封後かによって異なります。ジャムを作る際は、熱い状態でガラス製の瓶に入れ、熱いうちに蓋をすることで密閉状態にさせます。密閉状態が保たれている方が日持ちが良く、開封後は早めに食べるのが基本です。

いちごジャムの日持ち
  • 未開封…約半年
  • 開封後…約2週間
  • 冷凍……約1年

いちごジャムの日持ちは、未開封の密閉状態であれば常温保存で約半年開封後は冷蔵庫で約2週間、冷凍すれば約1年となっています。

開封後は空気に触れることで瓶の中に雑菌が入ることもあり、 冷蔵庫で保存していても腐る ことがあります。一度開けたらできるだけ早く消費しましょう。

いちごジャムは腐るとどうなる?

いちごジャムは腐るとどうなるのでしょうか?未開封でしっかり密閉できていれば腐ることはありませんが、未開封でも蓋の閉めが甘く隙間から空気が侵入している場合は腐ることもあります。腐ったジャムの見分け方はこちらです。

  • 白カビ・緑カビ・黒カビが生えている
  • 水分が分離して水っぽくなっている
  • 変な臭いがする

ジャムは腐るとカビが生えやすく、白や緑・黒色といったカビがジャムや容器に生えてしまいます。カビが生える原因は、空気中に存在している菌が繁殖したことや、水分・温度などがあります。

ジャムの一部にカビが生えている場合、目に見えない菌がジャム中に付着している可能性があるので、カビた部分を取り除いても食べることはできません。

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いちごジャムを長持ちさせる保存方法

手作りいちごジャムをできるだけ長持ちさせる保存方法についてご紹介します。上手く保存できれば半年〜1年も日持ちするので、いちごの大量消費にもオススメですよ。いちごジャム保存のコツはこちらです。

いちごジャム保存のコツ
  • 瓶の容器を煮沸消毒しておく
  • 熱いうちに瓶に入れ逆さにして冷ます
  • 開封後は必ず冷蔵庫に入れる
  • ジャムをすくう時は綺麗で乾いたスプーンを使う

ジャムを保存する上で大切なのは“煮沸消毒”“密閉保存”です。瓶などガラス製の容器でないと煮沸消毒できないので、タッパーはオススメしません。

また、 熱いうちに瓶に入れ逆さまにすることで空気の侵入を防ぎ、密閉することができます◎  開封後は綺麗なスプーンですくい、冬場でも必ず冷蔵庫で保存しましょう。

冷凍保存

ジャムを更に長持ちさせたい時は、冷凍保存もオススメです。ガラス製は冷凍できないので、冷凍保存する場合はジップロックなどの密閉袋かプラスチック製の容器に入れます。

プラスチック容器だと密閉できないので、密閉袋に入れて空気をしっかり抜く方をオススメします。冷凍保存の日持ちは約1年で、解凍後の日持ちは約2週間です。

注意

一度解凍した冷凍いちごジャムは、もう一度冷凍しない!小分けに冷凍しておくのが便利◎

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まとめ

この記事をまとめると

  • いちごジャムの日持ちは、未開封:約半年 / 開封後:約2週間 / 冷凍:約1年
  • いちごジャムを長持ちさせるコツは、①煮沸消毒 ②密閉保存
  • いちごジャムは腐ると、カビが生える・臭い・水っぽくなる

いちごジャムは家庭でも簡単に作ることができるので、是非旬の季節に作り置きしてみましょう♩常温でも半年日持ちするので、春先に作っても秋まで保存することができますよ。

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