フランスパンは外はパリパリ、中はもっちりが特徴的なパンですが、家庭ではどのくらい日持ちするのでしょうか?時間が経つと乾燥して硬くなりやすいパンですが、美味しく長持ちさせる方法についても着目しました。今回は、
- フランスパンの日持ち・賞味期限
- 腐るとどうなる?消費期限切れは食べられる?
- 長持ちするフランスパンの保存方法
この3つのテーマについてご紹介いたします。
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目次
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フランスパンとは?
“フランスパン”は、フランスを代表するパンで「バゲット」とも呼ばれています。細長い形と硬めの外側、もっちりとした中身が特徴的なハード系のパンです。
日本にフランスパンが広まったのは1954年の事で、フランス国立製粉学校教授のレイモン・カルベル氏が来日した際にフランスパンを紹介したことがきっかけと言われています。
当時の日本人は柔らかいパンを好む人が多かったため、フランスパンの人気がすぐに出ることはありませんでした。
フランスパンが硬い理由は、フランスの気候が柔らかいパン作りに向いていなかった事が関係しています。フランスで生産される小麦粉はグルテンが少なかったため、硬いパンしか作る事ができなかったのです。
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フランスパンの日持ち・賞味期限はどのくらい?
フランスパンの日持ち日数(賞味期限)の目安は、常温・冷蔵・冷凍それぞれ下記の日数となっています。
- 常温保存…約2日
- 冷蔵保存…約2日
- 冷凍保存…約1ヶ月
フランスパンは他のパンに比べて硬いので、常温・冷蔵共に保存していると徐々に硬くなってしまいます。美味しく食べられる日持ちの目安は約2日で、5日程度日持ちもしますが味や風味・食感が落ちてしまうのです。
2日以上過ぎたフランスパンはフレンチトーストなどに加工すると、乾燥も気にならず美味しく食べることができます。
長期保存したい場合は、冷凍保存がオススメです。冷凍で約1ヶ月日持ちします。
フランスパンの消費期限は?
上記で紹介した日持ちは、美味しく食べることができる期限の「賞味期限」に当たるものです。これに対し、「消費期限」は腐敗や劣化などで食品の安全性がなくなる期限です。
フランスパンの消費期限は約1週間!
1週間経ったフランスパンは味や食感が変わってしまっていますが、消費期限で見るとギリギリ食べることは可能です。消費期限切れのパンは腐ることもあるので、食べない方が安全です◎
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フランスパンは腐るとどうなる?
フランスパンは腐ったり傷んだりするとどうなるのでしょうか?食べ忘れてしまうとパンも腐ってしまいます。腐ったフランスパンの特徴を確認してみましょう。
- カビが生える
- 乾燥してカチカチになる
- 湿気てしまう
- 味や風味が落ちる
フランスパンはカビが生えたら腐っている証拠ですが、その前に味や風味が落ちたり、乾燥してカチカチになってしまいます。食べられない事はないですが、カチカチのフランスパンは美味しくありません。
ビニール袋に入れていても乾燥は進むので、購入してから1〜2日の美味しい間に消費するのが理想的です◎
フランスパンが腐る・傷む原因
フランスパンが腐ったり傷んだりする原因はこちらです。
- 湿度の高い場所で保存している
- 購入後2日以上経っている
- 保存中のパンを手で触った
フランスパンは常温保存でOKですが、湿度や室温が高いとカビが生えやすいです。また、カビは生えなくても購入後2日以降は味や食感・風味が落ちてしまいます。
また、残りのフランスパンを手で触ると雑菌が付いて傷むのが早くなるので注意しましょう。
フランスパンを長持ちさせる保存方法
フランスパンを長持ちさせる常温保存・冷蔵保存・冷凍保存それぞれの方法は下記になります。
常温保存
フランスパンは常温保存OKなので、1〜2日で消費できる場合は涼しい室内で保存しましょう。
- 乾燥しないよう封をしっかり閉じる
- 湿度の高い場所で保存しない
冷蔵保存
フランスパンの常温保存と冷蔵保存の日持ちはあまり変わりませんが、冷凍はしないけれど2日〜5日ほど日持ちさせたい時には冷蔵保存がオススメです。
- ラップに包んでから密閉袋に入れると乾燥しにくい
冷蔵庫内は乾燥しているので、ビニール袋に入れていてもフランスパンはすぐに硬くなってしまいます。できるだけ乾燥を防ぐために、ラップに包んでから密閉袋に入れるようにしまよう。
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冷凍保存
フランスパンを美味しい状態で2日以上日持ちさせたい場合は、購入後すぐに冷凍保存するのがオススメです。
- フランスパンを食べやすいサイズにスライスする
- 一切れずつラップやアルミホイルで包む
- 保存袋に入れ、しっかりと空気を抜く
- 冷凍庫に入れて保存する
アルミホイルがない場合は、ラップでももちろん代用OKなのですが、より美味しく食べるにはアルミホイルをおススメします。実はアルミホイルは熱伝導がよく、冷凍庫に入れると急速に冷凍が可能になります。冷凍するときの過程で、でんぷんの破壊が行われてしまうとパンがパサパサしてしまうのですが、急速に冷凍ができればこの破壊を防ぐことができるため、ふわふわ感をより残したまま冷凍保存が可能となります。
解凍方法
冷凍フランスパンの解凍方法は、電子レンジの解凍機能を使うか、そのままトースターで焼く方法があります。フランスパンのカット厚くなければ、凍ったままトースターで焼くことができます◎
まとめ
この記事をまとめると
- フランスパンの日持ち日数は、常温:2日
- 冷蔵:2日
- 冷凍:約1ヶ月
- フランスパンを長持ちさせるコツは乾燥させないこと!
フランスパンを2日以上日持ちさせたい時は、購入後すぐに冷凍保存すると美味しくキープすることができます。硬くなりやすいパンなので、上手く保存して美味しく消費してみましょう♩
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