ひき肉はハンバーグやそぼろ、肉団子など、様々なレシピに使えるためとても便利なお肉です。買い物の際は必ず何かしらのひき肉は購入する、というご家庭も多いのではないでしょうか。今回は、ひき肉の焼き加減について解説していきます。
ハンバーグや肉団子などで意外と悩むことは「中まで火が通っているか」ですよね。中心部は目視で確認できないため何となく不安な方も多いかと思います。どのようにして火が通っているのか見分けるのでしょうか?そこで今回は、
- ひき肉を焼いても赤い理由は?
- ひき肉が生焼けかどうかの見分け方
- ひき肉が腐っていないかどうかの見分け方
- おいしいひき肉を選ぶには?
これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。
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目次
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ひき肉を焼いても赤い理由は?
お肉の焼き加減で悩ましいのは、「火が通っていても赤い場合がある」ということです。鶏肉などで特に多いのですが、ひき肉でもみられることもあります。焼いても赤いのはどうしてなのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
肉の発色減少
ハンバーグで特に起きやすいですが、「よく焼いたのになぜか中のお肉が赤い」という現象が見られます。これはお肉に含まれる「ミオグロビン」と、玉ねぎに含まれる「亜硝酸塩」が反応したことが原因です。
ウィンナーやハムなども加熱してもピンク色ですが、これは亜硝酸ナトリウムと呼ばれる食品添加物が使用されているためです。化学反応によって中心部分が赤身がかっている場合は、どんなに加熱しても赤のままです。
そのまま食べても大丈夫ですから、安心してくださいね。
肉の酸化
稀に玉ねぎを使用していなくても、ひき肉の中心部分が赤みがかっていることもあるようです。これは鉄との酸化現象が議論されており、特定の条件下で保存されたひき肉の場合、稀に加熱しても赤身が残っているという現象が起きるということです。
ひき肉が生焼けかどうかの見分け方
ひき肉がよく焼けているかどうかを見分けるポイントについて解説していきます。
肉の色で見分ける
まず一つ目の見分け方は「お肉の色」です。赤色から茶色に変わっていればしっかり加熱されていると判断してよいでしょう。ハンバーグなどで中心部分が見えないという場合は、次に紹介する肉汁の色を参考にして見分けましょう。
肉汁の色で見分ける
次に紹介する見分け方は「肉汁の色」です。ハンバーグや肉団子など、中心部分が見えない練り物レシピの場合は肉汁の色で見分けましょう。
ハンバーグを両面しばらく焼いてから、中心部分に楊枝や箸で穴をあけ、流れてくる肉汁の色を確認してみましょう。透明で透き通った肉汁であれば加熱済み、濁った肉汁が出てきた場合は加熱不足と判断することができます。
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ひき肉が腐っていないかどうかの見分け方
ひき肉が腐っている場合の見分け方について解説していきます。臭いや見た目、味の変化などに焦点を当てて見ていきましょう。
匂い・色の変化
ひき肉が腐っている場合、ヨーグルトのような発酵臭を感じたり、酸っぱい臭いを感じる、色が黒ずんでくるといった変化が見られます。
臭いの異常を感じた場合は全体が腐っている可能性もありますが、色が部分的に黒い場合は取り除くことで食べられる場合もあります。自己責任にはなりますが、勿体ないと感じる場合は試してみても良いかもしれません。
味・肉の質の変化
ひき肉が腐っている場合、味にも変化が出始めます。食べた時に獣臭いような異常な臭みを感じる場合は腐っている可能性が高いです。また、触った時にネバっと糸を引いたり、表面がぬるぬるしている場合も腐っている可能性が高いです。
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おいしいひき肉を選ぶには?
スーパーなどでひき肉を選ぶ際は、どのようなポイントを意識して選べばよいのでしょうか?ひき肉の選び方について解説していきます。
肉の色を見極める
ひき肉を選ぶポイントは「色」です。全体の色が鮮やかなピンク色で、変色などがないひき肉を選びましょう。
また、白い部分はお肉の脂肪ですから、ヘルシーに食べたいという方は赤身が多いものを選び、ハンバーグなどでジューシーさが必要な場合は脂が多い部分を選ぶと美味しく作ることができます。
肉汁を買う前に見極める
もう一つは「ドリップが見られないひき肉を選ぶ」ということです。ドリップとはお肉から流出した液体で、たんぱく質やビタミン、旨味成分などが主成分となっています。
お肉は冷凍された状態で入荷されるため、時間が経過するとどうしてもドリップが見られます。腐っているわけではありませんが、旨味や水分が抜けている証拠ですから、品質は落ちていると言わざるおえません。
まとめ
今回は、焼いたひき肉が赤い理由や、美味しいひき肉の選び方について解説していきました。
この記事をまとめると
- 焼いたひき肉が赤い理由は化学反応により成分が変化しているから。
- ハンバーグなどの焼き加減をチェックする方法は、中心部分に穴をあけて肉汁の色を見る!
- 品質の良いひき肉の選び方は、鮮やかなピンク色をしている、ドリップが見られない、といった商品を選ぶ。
いかがでしたか?ひき肉の焼き加減は判断が難しく、食べる際は不安になりますよね。肉汁の色で見分ける、お肉の色で見極めるなど、今回紹介した方法をヒントにチェックしてみてくださいね。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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