わさびは辛くて香りも強く、お蕎麦やお寿司などと一緒に薬味として使われます。鼻にツンとくるのが特徴ですよね。
お蕎麦やお寿司などで使用されるわさびは、わさびの根っこをすりおろしたものです。
わさびまるごと1本では根っこ以外にも、葉の部分や、茎の部分がありますよね。このわさびの根っこ以外の部分は食べられるのでしょうか?
今回は
- 葉わさびについて
- 葉わさびの根の下ごしらえ
- おすすめの食べ方
これらのテーマでご紹介いたします。
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目次
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葉わさびについて
山間地の湧き水や清流の流れる渓流で栽培される沢わさびと、植物分類上は同じで湿気の多い涼しい土地の畑で栽培される畑わさびがあります。
沢わさびの栽培には水温が8~18℃で生育し最適温度は12℃~13℃で盛夏でも16℃以下であることが望ましく、澄んだ豊富な水量が必要とします。そのことからわかるように、わさびは日本でも限られた場所でしか栽培できない植物なのです。
葉わさびとは
葉わさびとは、名のごとく、わさびの葉の部分であります。わさびの葉はハート形をしており、直径が8~10cmほどになる。葉面は無毛でつやがあります。
葵の葉にも似ているため、山葵の字があてられるともいわれています。
葉わさびは、一般的なわさびの食べ方の根っこをすりおろして食べるという方法をしません。葉わさびをすりおろさずに 刻んで 主に漬物やおひたしや和え物、または 葉のまま 天ぷらや炒め物といった一般的な葉野菜としての食べ方をします。
茎・花わさびとの違い
わさびの茎や花も食べられます。茎わさびはその名のごとく、わさびの茎をカットしたものである。場合によっては、葉わさびの一部となっていることもあります。
茎わさびは劣化が早い ため、通常は市場に出ることが少ないです。わさびの花は、白色の小ぶりの花です。湯通ししておひたしにしたり、天ぷらにして食べるレシピがよく知られています。
旬の時期
葉わさびは春~晩秋にかけて出回りますが、本来の旬は、わさびの成長が著しい3~5月頃です。花わさびは1月頃から出回り4月頃まで出回っています。
ハウスものもあるので葉わさびは12月頃でも見かける事があります。
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葉わさびの根の下ごしらえ
わさびは入手後すぐに調理することが大切です。葉でも茎でもわさびは 日が経つほど風味が飛んでしまう からです。なるべく2、3日を目安に食べきるりましょう。
細かく刻めば葉と一緒に調理可能
葉わさびの根は細かく刻めば葉と一緒に調理可能です。
80度くらいのお湯を上からさっとまわしかける
葉わさび葉の下処理は以下の通りです。
- 塩をまぶしてあく抜きをする
- 採ってきた葉わさびは、洗って汚れを落としてからざく切りにします。
- ザルに葉わさびを入れ、沸騰前の80度くらいのお湯を上からわっとまわしかけます。
- お湯を切り冷ましたら、空き瓶など密閉できる入れ物に入れてしばらく置きます。「密閉する」のがポイントです。
- 瓶に入れて密閉したまま3時間ほどおいておくと、辛みがしっかり出ます。
醤油漬けにして長期保存もできます。醤油漬けであれば冷蔵で約2週間、冷凍で約2ヶ月の保存が可能です。
また、長期保存をする必要がある場合は、下茹でを済ませたうえで冷凍することも可能です。
ただし、香りやシャキシャキとした歯ごたえは少なからず失われてしまいます。また、いずれの保存法も、漬け汁は風味の保持のために必要です。
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おすすめの食べ方
醤油もしくはめんつゆにつける
葉わさびのおすすめの食べ方をご紹介いたします。
材料
- 葉わさび 20枚
- めんつゆ(2倍)80ml
作り方
- 葉わさびはきれいに洗って、茎と葉に切り分けておく。
- 茎は3㎝くらい、葉は2㎝幅くらいに切る。
- ざるに茎、葉の順番で入れ上から沸騰した熱湯を全体にいきわたるように注ぐ。
- そのままにしておいて粗熱を取る。
- 密閉容器に入れ、ふたをして1分程度振動させて衝撃を加える。ふたを開け、しみだしている汁は捨てておく。
- 2倍程度のめんつゆをひたひたにつかる程度に入れ、冷蔵庫で保存しておく。
半日以降で食べられるようになりますが、2~5日くらいたってめんつゆがしみ込むと食べ頃になります。
鰹節と醤油ともにご飯にかける
材料 (1人分)
- ごはん1杯
- かつお節適量
- 葉わさび適量
- 醤油、めんつゆ、だし醤油適宜
作り方
- 葉わさびを洗って、刻む。
- ごはんをお茶碗に盛る。
- かつお節をかけて、葉わさび、醤油を少量かける。
- 出来上がり。
天ぷらにも
葉わさびやわさびの花などは天ぷらにしても美味しいです。
材料
- 葉わさび、花わさび 20g
- 天ぷら粉 1カップ
- 水 160cc
- 塩適量
- わさび醤油適量
作り方
- 葉わさびは洗ってよく水をきっておく。
- 天ぷら粉に水を合わせよく混ぜる。
- 葉を2につけながら180度の油で揚げる。
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この記事をまとめると
- 葉わさびは、葉わさびとは、名のごとく、わさびの葉の部分です。
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葉わさびの根は葉わさびと同様にして食べることができます。、葉わさびの葉の下処理は以下の通りです。
・洗って汚れを取り、ざく切りにします。
・ザルに葉わさびを入れ、沸騰前の80度くらいのお湯を上からわっとまわしかけます。
・お湯を切り冷ましたら、空き瓶など密閉できる入れ物に入れてしばらく置きます。 - おすすめの食べ方は、葉わさびを醤油もしくはめんつゆにつけたり、鰹節と醤油ともにご飯にかけたり、天ぷらにする食べ方です。
葉わさびを美味しくアレンジしていただきたいですね。
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