ハタハタは丸ごと食べることができる魚って本当?オススメの食べ方を紹介

皆さんはハタハタという小さめな魚をご存知ですか?あまり馴染みのない魚ですが、秋田県や兵庫県を中心に漁獲が進んでいる美味しい魚です。ハタハタは冬に旬を迎える魚で、年末年始の贈り物でもらったりする方ももしかしたらいるかもしれません。そんなハタハタですが、比較的マイナーな魚ですのでどのように調理したらよいか少し困ってしまうと思います。

今回の記事ではハタハタはどんな魚なのか、ハタハタの下処理はどのようにした方が良いのか、丸ごと食べることができるのかについて紹介していきたいと思います。

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ハタハタとは?

ハタハタについて

ハタハタは、スズキ目ハタハタ科の魚です。「ハタハタ」という特徴的な名前は、鳴りとどろく雷を意味する「はたたがみ(霹靂神)」に由来しています。というのも、産卵期を迎えたハタハタが冬になると勢いよく沿岸に押し寄せるからだそうです。日本では兵庫県や鳥取県を中心に獲ることができ、冬の時期に旬を迎えます。

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ハタハタの栄養

ハタハタには魚を代表する栄養素であるDHAやEPAといった脳に働きかける栄養素がたくさん含まれています。これらの栄養素はサプリメントにも使われており、脳の老化防止や記憶力の向上、認知症の予防にも効果があると言われています。また、若返りに必要と言われるビタミンEも豊富です。

  • DHA(ドコサへキサエン酸):DHA(ドコサヘキサエン酸)は、脳や血管、加えて代謝にも関わる多くの健康効果を持つ栄養素です。脳の栄養素としての働きは特に有名で、脳の発達や神経の機能維持に使われています。眼精疲労の解消や情報伝達にも使用され、疲労を軽減します。血液の脂質を減少させ、脂肪燃焼も助ける栄養素です。
  • IPA/EPA(イコサペンタエン酸):IPA(イコサペンタエン酸)はEPAにとも呼ばれ、人間の血管性の病気を予防する働きが特に強く、ドロドロになっている血液をサラサラにする力が強い脂質です。そのため、心筋梗塞や脳梗塞と言った病気や高血圧の改善効果があります。最近の研究ではアレルギー症状の改善も報告されている栄養素です。
  • ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。

ハタハタの健康効果

ハタハタにはたくさんの栄養素が含まれていることがわかりましたね。ハタハタを食べる事によって以下の効果が得られると言われているのです。

<ハタハタを食べる事によって得られる効果>

  • 脳の働きが活性化する 
  • 糖尿病・心臓病・動脈効果予防
  • 血液サラサラ効果
  • コレステロール値を下げる
  • 生活習慣病予防
  • 疲労回復

現代の生活習慣病である糖尿病や心臓病、毎日仕事でヘトヘトになっている現代人の疲労をすーっと楽にしてくれるなどハタハタには現代社会に私たちが求める栄養素がたくさん詰まっていることがわかります。 

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ハタハタの調理法

ハタハタは実はウロコもなく内臓も骨も食べることができるので「下処理が要らない魚」として有名です。大きい魚ではないので、魚料理初心者の方でも簡単に調理することができます。

ハタハタの塩焼き

<ハタハタの焼き方>

①ハタハタの表面に塩をまぶす

②魚焼きグリルでじっくり片面ずつ焼いていく

非常にシンプルなのですが、ハタハタの旨味をダイレクトに感じることのできる塩焼きはとても人気な食べ方です。内臓は取らずに丸ごと焼いた方が綺麗に焼けるのでお勧めです。

ハタハタの煮つけ

ハタハタの煮つけを作るときも内臓処理は特に必要ありません。そのまま丸ごと煮込んで、食べるときに内臓を避けるようにすればOKです。

しょっつる鍋

引用:クックパッド

しょっつる鍋という名前を初めて耳にした方もいるのではないでしょうか。しょっつる鍋はハタハタを使った秋田県の郷土料理です。しょっつるというのは魚を塩で漬け込んで熟成させた魚醤のひとつです。白菜やネギ、セロリ、春菊、豆腐などと一緒にハタハタを煮込みしょっつるをかけるとしょっつる鍋の完成です。

魚の旨味を全身で感じたい人にオススメの食べ方になります。

ハタハタの天ぷら

ハタハタの食べ方で、私が一番好きなのは天ぷらです。ハタハタの白身は揚げてももふわっふわの食感になるのでとてもおいしく食べることができます。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?ハタハタはあまり有名な魚ではないものの、調理が簡単でしかも食べやすい魚ですので、ハタハタ料理は家でも簡単に作ることができます。是非ハタハタが手に入った場合は天ぷらや秋田の郷土料理のしょっつる鍋でハタハタを楽しんでみてはいかがでしょうか!

この記事をまとめると

  • ハタハタは秋田県や兵庫県、鳥取県でよく水揚げされる魚!
  • ハタハタにはウロコがなく骨も食べられることから下処理が長い魚として有名
  • 塩焼きや天ぷら、しょっつる鍋にして食べるのがオススメ

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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