“八朔(はっさく)”を食べる時、薄皮は剥いていますか?やや厚みがあるので、食べるものなのか捨てるものなのかよくわからない方も多いかと思います。薄皮には、毒性や栄養はあるのでしょうか?また、外皮も食べることができるのでしょうか?今回は、
- はっさくの皮は食べる?
- 皮に含まれる栄養と効果
- 副作用や毒性はない?
- 八朔の皮の食べ方は?
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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はっさく(八朔)とはどんな果物?
はっさく(八朔)は、ミカン科ミカン属の果物です。原産地は広島県で、現在の主な生産地は和歌山県で、全国生産量の約70%%を占めてします。続いて広島県尾道市、愛媛県、徳島県です。
八朔1個あたり300〜400gと、どっしりとして重みがあります。果肉はぷりっとして厚みがあり、食べ応えがあります。
収穫時期は12月~2月頃で、収穫後に数か月冷暗所で熟成させて酸味を引かせたのちに2月~4月ごろ出荷されています。
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はっさくの皮は食べられる?
八朔には、外側の外皮と房を包んでいる薄皮があります。“皮は食べられるの?”と疑問に思うかもしれませんが、どちらも剥いて食べるのが一般的です。
外皮は他の柑橘類と同様、剥くのが基本ですが、アレンジすることでスイーツとして食べることもできます。薄皮に関しては、やや厚みがあるので剥いた方が口当たりが良いですが、栄養価が高い部位でもあります。薄皮に含まれている栄養素には、どのようなものがあるのでしょうか?
八朔の薄皮が含む栄養素と効果効能
八朔の薄皮には、食物繊維やポリフェノールが豊富に含まれています。また、薄皮は苦味が多い部位でもあります。この苦味成分は『ナリンギン』というもので、 脂肪を分解する働きや食欲を抑制する働きがあるのでダイエットに効果的 です。また、血管を強する働きや花粉症対策、美肌効果などアンチエイジングにも効果があることがわかっています。
- 便秘解消
- ダイエット効果
- 美肌効果
- アンチエイジング効果
- 花粉症予防・対策
健康効果や美容効果を得たい時は、薄皮も一緒に食べるのがおすすめです。少々舌触りは良くありませんが、体に良い部位なので果肉とあわせて食べてみましょう。
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皮に副作用や毒性はない?
薄皮は果肉と一緒に食べることができますが、食物繊維が多いため食べ過ぎると腹痛や下痢といった症状を起こすことがあります。
また、外皮にもアレンジして食べる方法がありますが、農薬が使用されている場合、洗いきれなかった農薬を食べてしまうことも考えられます。外皮をスイーツなどで食べる際は、しっかりと洗うか無農薬の八朔を選ぶようにしましょう。八朔そのものに毒性はありませんが、外皮に付着した農薬は体に悪いので注意してください。
皮の食べ方・アレンジ
はっさくピール
引用:cookpad
柑橘類の皮は、「ピール」として食べるのがおすすめです。よくあるのはオレンジピールやレモンピールですが、八朔も同じ柑橘類なので同じように作ることができます。外皮に含まれる苦味が砂糖と合い、ほどよい味わいになります♩
はっさくジャム
八朔は、外皮を刻んでジャムにしても美味しいです◎ 砂糖とレモン果汁と一緒に煮詰めてみましょう。瓶詰にすると、未開封の場合半年ほど日持ちするので、大量消費にもおすすめです。
お風呂に入れる
八朔の外皮は、食べるだけではなくお風呂に入れて香りを楽しむ方法もあります。ネットに皮を入れ、湧いたお風呂のお湯に入れるだけなので簡単です◎ 柚子をそのままお風呂に入れる柚子湯のように、爽やかな香りでリラックス効果があります。剥いた皮はお湯でふやけてゴミが出やすいので、網目の細かいネットを使うのがポイントです。
まとめ
この記事をまとめると
- 八朔の薄皮は厚みがあるため、基本的には剥いて食べる!
- 外皮はピールやジャムにアレンジして食べることも可能
- 薄皮には食物繊維やポリフェノールが豊富で、便秘解消や美肌効果などが期待できる
八朔は基本的に外皮・薄皮ともに剥いて食べるものですが、外皮はピールやジャムに加工でき、薄皮もそのまま食べることができます。どちらも苦味成分が多い部位ではありますが、栄養効果も高いので是非一緒に食べてみてください。
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