春の到来とともに市場でも見かけるようになる春キャベツ。皆さんは美味しい春キャベツの特徴や、キャベツが傷んでしまっている場合、どのような状態になるのかはご存知ですか?そこで今回は…
- 春キャベツは美味しい?
- 生で食べてはいけない時は?
- 生で食べられるキャベツの特徴
についてご紹介をいたします。
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目次
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春キャベツは美味しい?
冬キャベツとは少し違いがあるように見える春キャベツですが、どのような特徴があるのでしょうか?
特徴
春キャベツは新キャベツとも呼ばれます。3~6月頃が収穫時期となり、色鮮やかな美しい黄緑色の葉をしています。冬キャベツがぎゅっと葉が詰まっているのに対し、春キャベツの葉の巻きはふっくらと緩く、全体の重みも軽いのが特徴。
みずみずしく柔らかな葉は生でサラダとして食べたり、強火でさっと炒めたりしても美味しくいただけます。
味・栄養
普通のキャベツよりも甘みが強いのが春キャベツです。
キャベツに含まれる栄養はビタミンC、ビタミンK、ビタミンU、カルシウム、食物繊維、グルタミン酸などです。
ビタミンCは皮膚や血管の老化予防・風邪予防・免疫力を向上させる作用があります。また、ビタミンUは通称「キャベジン」と呼ばれるキャベツから発見された栄養成分で、胃酸分泌の抑制・胃腸粘膜の修復などの作用があります。
その他にも、キャベツにはイソチオシアネートという酵素も含まれており、この酵素はピロリ菌や大腸菌などから体を守ってくれる作用があるそうです。
生で食べられる?
春キャベツは葉も薄く柔らかいため、生で食べるのがおすすめの品種です。サラダや浅漬けに適しています。
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生で食べてはいけない時は?
生で食べてはいけないとき、つまり傷んでいる場合の特徴についてをまとめてみました。下記にあげているような異変がある場合には食べることは控えるようにしましょう。
葉が茶色い
通常であればきれいな緑色をした葉が茶色くなっている場合。
葉がぬめっている
キャベツの腐敗が進むと、触ったときにぬめりを感じます。
芯が変色
芯は白いのが通常ですが黒ずんでいる場合。
溶けてきている
腐ると中身の葉が溶けて全体がぐにゃりとした柔らかい状態に。
臭いがきつい
キャベツはもともと独特な青臭さがありますが、腐ってしまった場合にはかなりの刺激臭があるようです。通常の臭いとは違い、強い酸っぱい臭いがする場合には要注意。
丸ごとのキャベツは外側から、カットしたキャベツは切った断面、そして内側へも腐敗が進みます。カットした場合には痛むのも早くなるため、なるべく早く使い切るようにしましょう。
ここで知っておきたいポイントをお伝えします。
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まだ腐ってない!間違えやすい臭い
キャベツは腐っていなくても、鮮度が落ちてくると独特の異臭を放つ場合があるのです。
その原因は「ジメチルスルフィド」という物質。キャベツが酸化してしまうことにより発生します。この臭いの場合には腐ってはいないため、食べることが可能です。
まだ腐ってない!間違えやすい色の変化
キャベツに紫色の変色がみられる場合や黒ずみが出てきた場合には、キャベツに含まれるポリフェノールの一種であるアントシアニンが原因であると考えられます。
カットした部分が酸化したことによる変色のため、この場合は食べても問題ありません。
黒い斑点も、栽培中に使用された肥料や気温が低かった関係で出てくるものなので、あまり気にせずに食べていただけます。
生で食べられるキャベツの特徴
生で食べられる新鮮なキャベツの特徴についてもまとめてみましたので参考にしてくださいね。
重さ
ふんわりと巻かれた葉で軽いものを選ぶと良いです。
色
春キャベツだけでなく、冬キャベツにも共通していえることですが、外葉が鮮度の目安となるため、鮮やかな緑色をしたものを選ぶようにしましょう。
また、芯の切り口が乾燥していたり、黒ずんでいたりするものは避け、みずみずしいものを選ぶようにしましょう。
形
きれいな球形をしているものを選びましょう。
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まとめ
春キャベツの特徴と、生で食べられるキャベツ・生で食べられないキャベツについてお伝えをしましたが、いかがでしたでしょうか。
春キャベツの特徴をまとめると
- 春キャベツは色鮮やかな黄緑色をしており、葉の巻きがふっくらとしているのが特徴
- ビタミンが豊富に含まれており、甘みが強い品種のため、生で食べるかさっと炒めるのがおすすめ
生で食べられないキャベツ・生で食べられるキャベツについては下記の表にまとめています。
生で食べられないキャベツ | |
葉の状態 | 茶色く変色・溶けている |
葉の感触 | ぬめりがある・ぐにゃりとした柔らかさがある |
芯の色 | 黒ずみがある |
臭い | 酸っぱい刺激臭がする |
生で食べられるキャベツ | |
葉の状態 | 色鮮やかな黄緑色 |
葉の感触 | 葉がしっかりと弾力のある柔らかさ |
芯の色 | きれいな白色 |
臭い | 通常の青臭さ ※鮮度が落ちたときの「ジメチルスルフィド」による異臭は食べてもOK |
春キャベツの状態や変化を確認して、鮮度が高く美味しい状態のキャベツを食べるようにしましょう。
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